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~ す き こ そ も の の あ は れ な り け り ~

珍獣の医学

2011年02月14日 17時34分53秒 | BOOKS
とても興味深い本を見つけた。
昼休み食事を終えて久しぶりに本屋へ。
特に買いたい本がある訳ではなかったのですが、
ココのところ仕事尽くめで忙殺されており本屋に寄る事すら出来なかったので、
欲求不満解消にフラフラと紀伊國屋へ。

そして見つけたのがこの本「珍獣の医学」
普通の動物病院では診てくれない様な、
サル、リス、フェネック、ゴキブリほいほいでベタベタになったハムスター。
イグアナ、ヘビ、カエル、カメ、タランチュラに至るまで。
その症例と治療法が沢山紹介されています。

持ち込まれる様々な動物×様々な病状を分析し、推理し、治療法を創造する。
またそこに飼い主さんの想い加わり、何でそんな事まで...みたいな事も出てくる。
想像するだけでも現場は大変な事だと思いますが、
その治療の過程がとてもクリエイティブで面白い。

僕は前にハリネズミを飼っていて、
鋭い針に覆われた動物ゆえに動物病院に連れて行っても、
丸まって威嚇姿勢になったままで治療できず、
無理に治療しようとこじ開けると逆に傷つけてしまうとの判断で、
抗性物質を餌に混ぜてやるくらいで大した治療もできず、
死なせてしまった事があり無念な思いをしたのですが、
この本の中に出てくるハリネズミは、
大きめのタッパに入れられ麻酔ガスで眠らされてから診察・治療されており。
この治療方法ができる獣医さんが近くに居てくれたらウチのも助かったのかもな....
なんて感慨深く読んでしまいました。

他にもベランダから落ちて、割れた甲羅から内蔵が見えちゃってるカメを
接着剤とパテで治療する様子や、
小さいカエルの骨折した後ろ足に、
細い注射針を骨髄代わりに刺しこんで補強固定してみたりと。
衝撃的治療法のオンパレード。
ちょっとグロイ写真とかも載ってますが、
既成概念に捕われず、様々な手法を治療に取り入れている様がとても面白い。
読み応えのある本です。


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