『斬(ざん)』

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消費されるブログ記事

2006年09月10日 | ブログの話
 先日 YouTube で、ダウンタウンとゲストによる昔のトーク番組を観ました。その中で、ダウンタウンが漫才に対する考え方などを語っていて、それがとても興味深かったのです。今回はそこからの触発です。
 漫才は、結局ネタを練って作り上げてイイ物を完成させても、TVなどで大衆に公開してしまう現状では、せいぜい5~6回も見れば、内容(展開、オチ)が分っているために面白くなくなる。つまり消費されてしまう。それはとても効率が悪い。それなら漫才という、時代にそぐわない笑いはやめよう。って事でやめたんだ。ってな事を語ってたのですが、ブログの記事についても同じだなぁーと感じたところ。

 一生懸命、構成や文体を考えて記事書いて、推敲して、誤字脱字チェックして、校正して何度も確認してアップする。で、少し話題になったとしても、所詮一週間もしないで忘れ去られ、瞬く間に消費される。それは、とても効率の悪いやり方だよなぁーと悟った。ブログの記事ってのは、ライブ感が重要なんだな、って。それで、それに順応できなければ、ブログではなく、別の方法で評価をもらう事を考える方が得というか、合っているんだろうな、と感じた。

 ブログでは、生な感覚で、思いついたことを即書いて公開してしまう。そのパッションがウケるのだろうな。特に一般のブロガーの場合は。既に、地位やステイタスを持ってるセレブなブロガーは、このまま何書いてもそこそこ楽しめるんだろうケド。これからは、一般ブロガーには、酷な時代が到来しそうな予感。

 消費されてもよい記事を書き、じっくり記事を書くのは、別方面と頭を切り替えて考えた方が、よさそうです。

 話を漫才に戻すけど、漫才はこれからも滅びる事は無いでしょう。しかし、だんだん芸術性を重視した考えに移行し、落語や歌舞伎のように文化として、芸術化していきそうな感じがする。そうすると、庶民的から少し離れてしまうんだろうな。結局、通好みのそれに取って代わり、その中で成り立つ仕組みを作っていくのだろう。

 そですね。そう考えてみると、そろそろ『斬(ざん)』は終わりに近づいているのかもしれませんね。別の何かに進化しないと、ダメなんじゃないかと思う今日この頃。

 記事分割方式が上手く機能できず、それに代わるいい方法も思いつかず、さりとて「チラシの裏」なことをやるのも乗りきれずな状態。暫く長考ですね。立ち止まってみるのも悪くないかな。


[参考]
simpl-e-blog:「ネット上で発言」と言うハードルがどんどん低くなっている
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『斬(ざん)』:「消費されるブログ記事」への反応集
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追記(2006.09.16)
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追記2(2006.09.17)
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追記3(2006.09.21)
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