夕空ノート

管理人、天野空流の日々を書き綴る場所です。出かけた際の写真などを中心に書いていこうと思います。

スーパーエクストラムーン

2011-03-28 01:12:47 | 宇宙

3月11日に発生した大地震からはや2週間・・・。
この度の震災で被災された方々に、心よりお見舞い申し上げます。

私自身は、発生当日、帰宅難民となりましたが、自宅までの距離が歩ける距離であったために日付が変わる前に帰宅することができました。一緒に働いていた仲間が、さらに遠方であったために自宅から車で途中まで送ること。自宅付近は停電はなかったのですが、目的地近辺は停電で信号から街明かりまで全てが消え、車のライトのみ。道は鉄道が動かなくなったことで、唯一の移動手段となった車の渋滞。それでも、信号がない中で、ドライバー同士の阿吽の呼吸で、一定時間が経過するとお互いに道を融通しあい、道路は動いていました。

あの非常事態の中で、同じ境遇から生まれた奇妙な連帯感なのでしょうか。
自宅では、戸棚かひとつ転げ落ちたことと、ピアノが動いて、上に載っていたディスプレイが転落寸前だったぐらいで大きな被害はありませんでした。

これだけの災害、傷が癒えるには一体どれだけの時間が必要なのか見当もつきませんが、一日も早い復興を願わずにはいられません。

ただ、気が滅入りがちなこんな状況だからこそ、普通に生活のできる人は、できる範囲で普通に過ごしていきたいなとも思うところです。



閑話休題。

3月20日に、月が地球に接近するエクストラムーンがありました。この日は19年ぶりに、満月または新月の重なる、スーパーエクストラムーンの状態で、最短接近距離は約35万6577Km。出かけ先からの帰りに撮影。
月の出の頃は曇っていたのですが、時間が経過するにつれ、空が晴れてきました。線路沿いの架線柱が蜀台のようだったので、月と重ねてみました。




相変わらず普通のコンデジなので、夜間のノイズがひどいですね・・・。

宇宙にいくための手段。

2008-06-01 23:13:16 | 宇宙
前日との気温差11度ってなんですか?と思わず天気予報士に問いかけてしまいたくなるほどの晴天でした。
昨日はわざわざ厚手のパーカーまで出したのに、またしまわないといけないですね(^^;)


エンデバーが無事リフトオフ。
実はNASAがライブ中継やってたらしいのですが、忘れていて見てませんでしたorz
ISSのトイレ故障で新たなペイロードを積み込みのために若干予定日より遅くなりましたが、無事成功でよかったと思いますね。
ちょっと重量が変わると、綿密な軌道計算が狂うので大変なようです。


スペースシャトルは2010年に全機退役は決定していますが、その後継機「オリオン」はすでに開発が遅れてる中で、なんと、さらに遅れることが発表されました。
2016年完成予定。
・・・って6年のブランク。
その間、宇宙との行き来ができる唯一の手段はロシアのソユーズだけです。
このソユーズは操縦士1名を含む3名までしか搭乗することができないので、かなり制限が。

この「オリオン」、なんとまだ耐熱材の選定すら終わっていないという状態。
スペースシャトルの後継機にあたるものですが、形はまったく変わり、有翼機(飛行機のような翼で滑空して着陸するタイプ)ではなく、アポロ計画と同じものに逆戻りするそうです。
理由としては、その維持にかかるコストだとか。

さらにロシアが計画していた次期宇宙船もついこの間、有翼機タイプをあきらめる方針がだされ、ヨーロッパと協力し、こちらもアポロタイプに。


・・・個人的にはスペースシャトルタイプのほうがすきなんですけどね(^^;)


国際宇宙ステーションが地上から見える

2008-03-24 23:15:03 | 宇宙
5時30分に一度起きたものの、2度寝始めたところ再び目覚めたのは12時・・・
ものすごく損した気分です。


さてさて、スペースシャトルエンデバーが国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングし、日本の実験棟きぼうの設置などを行っているわけですが、そのISSが今見ごろなのだとか。
一瞬なんのことかと思ったのですが、日本からISSが肉眼でも確認できるそうです。
見られる主な時間帯は、日の出前と、日没後の2時間。
ただ、これに加えISSの軌道を考えないといけないので、さらに条件が加わります。
これに関して、今JAXAでキャンペーン中ということで、特設ページが設けられ、そこにISSの見られる時間帯が地域別に細かく掲載されています。

詳しくはこちら。

                ・・・国際宇宙ステーションを見よう


STS-123の船外活動がすべて終了し、エンデバーは日本時間3月25日8時56分にISSとのドッキングを解除する予定なので、運がよければ、その光景も地上から眺められるとのこと。

天気がよければ見てみたいなぁ~と思いますね♪

今後どうなるのか?先行き不透明な国際宇宙ステーション

2008-03-12 23:51:45 | 宇宙
先日はじめて絵チャというのをやったのですが、これが意外に楽しい♪
・・・そしてタブレット直描きは難しい(^^;)


さてさて、3月11日にエンデバーが無事打ち上げられました。
今回は日本人宇宙飛行士をのせている+日本実験棟「きぼう」を搭載しているとあって日本のメディアでも大きくとりあげられています。
今後今年と来年をかけ、日本実験棟の増設がなされていく予定で、これが完成すると交際宇宙ステーション(ISS)はいよいよ完成となります。

ただ、問題となるのは今後。
2010年を目処にNASAのスペースシャトルは全機退役。
NASAは国際宇宙ステーションの管理権をロシアに完全譲渡の予定。
今後NASAの目指すべき先は火星の本格調査としており、NASAにとって宇宙ステーションがお荷物となる状態です。
宇宙ステーション建設初期1998年のロシアモジュールの老朽化もあり、ISSは先行き不透明になってきました。
現在日本では衛星打ち上げロケットとしてのH2Aロケットがありますが、人が行き来する往還機は1機もありません。
ロシアにはソユーズロケットがあるのですが、こちらは操縦者含め3名しか乗船することができず、スペースシャトルに比べ、あきらかに輸送能力が劣ります。

ところで、宇宙ステーションへのロケット打ち上げはスペースシャトルだけと思われているようですが、実はこれ以外にも存在します。
宇宙ステーションには長期滞在クルーがおり、その交代要員やモジュール、その建設メンバーの輸送はスペースシャトルが担当していますが、その長期滞在クルーのための食料、酸素、燃料はロシアの無人貨物ロケットが担当しています。
そのロシアの貨物ロケットが「プログレス」
ロシアの宇宙ステーション「ミール」の時代から活躍しているロケットで現在までに20以上がつくられています。
このロケットはロシアの宇宙基地から物資を積んで打ち上げられ、無人飛行、宇宙ステーションに自律ドッキングを行い、滞在クルーに物資を届けています。
またこのロケットは次の補給船がくるまでステーションにつないでおき、次の打ち上げが決定したところで、ステーション内の不要物やゴミをつめこみ、ドッキングを解除、大気圏に突入させ完全に燃え尽きることになっています。
またもうひとつ重要な役割が宇宙ステーションの高度維持。
実は国際宇宙ステーションは完全な無重力化にあるのではなく、大気圏のわずか先なので、地球からの引力を受け、常に地上に向かって落ち続けています。
そこでドッキングしている貨物ロケットで、定期的に軌道を揚げ直しているというわけです。


今後どうなるのか気になる宇宙ステーションではありますが、何はともあれSTS-123クルーの活躍に期待。

太陽系第9番惑星なるか?まだまだ未知の太陽系。

2008-02-28 23:58:28 | 宇宙
またとびましたね(^^;)
最近は晴天の日が続いていますが、晴天で風のある日に困るのがこの季節といえばもうおなじみの花粉・・・
私も花粉症持ちなのですが、今年はことさらひどく家からもっていたティッシュボックスも2日と持ちません。
もうぐだぐだです。

そんなぐだぐだな勢いで最近の話題からひとつ。
様々な動画共有サイトがある中で、FLVではなく、DivXコーデックを使用し、Youtubeなどとは比べ物にならないくらい高画質なStage6が2月一杯で閉鎖・・・というニュースを3日ほど前に知りました。
ちょっとこれは個人的にショッキング。
閉鎖要因は経費がかさみすぎたこと、動画共有サイトが乱立したことだそうで、すでに動画のアップロードは終了、2月一杯でダウンロードもできなくなります。
とにかくDivXを使用した高画質が売りで、1ファイルが半端ない大きさがあるのですが、接続速度が異様に速くストリーミングが途中で止まることもなく、なかなか便利だったのですが・・・。
残念ですね~


さてさて、前置きが長くなりました。
今日付けの新聞紙面にも掲載されたのでご覧になったかたも多いかもしれないニュース「太陽系の惑星は9個になるかもしれない。」
神戸大学の研究者が、太陽系外縁部の理論的な研究から、未知の惑星の存在を予測して導き出した答えがこれです。

太陽系の惑星については昨年が冥王星を除外するに至った惑星の明確な定義付けで、現在は水星、金星、地球、火星、木星、土星、天王星、海王星の8個に落ち着きましたが、今回予測された惑星が完全な形で観測されると9個に増えるというものです。



昨年除外された冥王星は月と同じ大きさしかないもので、それにもかかわらず惑星としての地位についていました。
写真のその隣のエリスという天体も太陽系外縁部で発見された冥王星よりも大きい天体で、これを含めたいくつかの天体によって、冥王星が見直されるきっかけとなったものです。
そして、今回予測された新天体(写真では惑星X)は地球とほぼ同程度の天体で、冥王星やエリスと比べてもはるかに大きな天体です。
主に氷成分からなり、質量は地球の3割~7割ほど、海王星付近で誕生したものの、重力散乱の影響で外部に飛ばされたてしまったとのこと。
太陽系誕生から40億年にわたる軌道進化をシュミレートして導かれたもので、十分な質量をもち、自己重力が固体に働く他の種々の力を上回って重力平衡形状(ほとんど球状の形)を有し、その軌道の近くで他の天体を掃き散らしてしまっている天体だということが確認されると惑星として認められる可能性があるとのことです。
この惑星は、太陽系の惑星がほぼ水平面上に並んでいるのに対し、軌道面に対して20~40度傾いており、軌道半径は海王星の倍以上。
今後10年以内に発見される可能性が高いとのこと。

・・・冥王星が惑星からはずされてまもないこの時期に新たな惑星候補が登場。観測機器の発達、新たな理論などからまだまだ発見があるかもしれませんね~。
太陽系ですらまだわからないことだらけな今、その外の銀河など到底手が届きませんね(^^;)

それは、いつくるかやもしれない事態への備え。

2007-12-21 23:24:50 | 宇宙
今日小田急線を利用したのですが、やってきたのは、噂にきいていたラッピング車両。
鉄道に詳しくない友達も派手なのを見たといっていたので、いること自体は知っていたのですが、間近で見たのははじめてです。
・・・なんといっていいのか、とにかく目立つ存在です(^^;)
車内には応募作品が掲載されていました。

思ったこととしては、園児や、小学生の子供の発想というのは、独創的で、さらに各人非常に個性がでており、固定概念のようなものがまだないゆえ、のびのびとかけるわけです。
その点は評価されるべき点で、見ていた中でもすごいなーと思えるものもいくつかありました。
ただ、電車にラッピング、それが町中を走っていくとなるとどうなんでしょうか。
ラッピングに選ばれた作品自体が悪いわけではなく、おそらくその作品の元の絵は素晴らしいんだと思います。
電車には貼り付けフィルム用に作品を拡大しているわけで、ただのフィルムにはその絵にあった勢いは半減しているわけです。
おまけに走る電車となるとちょっと違ってきます。

外をみて乗ってきた2人組みの大人に至っては「なんかひどい落書きかと思った」とまでいっており、これは場所を考えて、作品を選ぶほうのセンスの問題なのかなと思ってしまいました(^^;)



さてさて、地球は宇宙のホントに小さな小さな天体でそのまわりには様々な惑星、恒星がとりまいています。
そんななか、日本スペースガード協会の小惑星探査プロジェクトは、12月18日に、地球近傍小惑星を発見したという報告を発表しました。
この惑星には2007 YZという仮符号がつけられ、来年1月7日に地球に約1,500万キロメートルまで近づくとのこと。
ようは地球に接近中の小惑星がいるということで、この大きさは直径500メートルと推定。
現在地球から約3200万キロメートルの位置で、最接近は2008年1月7日で、月と地球の間の距離の40倍の約1,500万キロメートルまで近づくようです。
ただ、非常に暗いため一般の望遠鏡での観測は無理とのこと。


・・・小惑星が迫っているという事実はちょっとしたニュースですが、私はそれよりも日本スペースガード協会のほうに驚きです。

調べてみると、この団体は、いつくるかもしれない小天体の衝突から地球を守ることを目標とするNPO法人。
口径1メートル望遠鏡などを備えた岡山県井原市美星町の美星スペースガードセンターで、小惑星や彗星などの地球近傍小天体を2000年初頭から休まず発見および監視中。
日本では地球防衛の目的でのスペースガードはここになっていますが、同様の施設は海外にもあり、代表的なものでは国際スペースガード財団があげられます。

スペースガード・・・かっこいい(^^;)


見えてきた。東京~アメリカ西海岸を2時間にするエンジン。

2007-12-01 23:35:07 | 宇宙
気付けば12月。
町中のガソリンスタンドの料金表示は恐ろしいほどの価格を表示し、いつのまにか、お菓子は減量。
なんだかんだで今年もあと1ヶ月です。



さてさて、現在東京からアメリカ西海岸までは飛行機で12時間かかる距離です。
しかし、その距離がたった2時間になる可能性がでてきました。


ニュースは12月1日のことですが、東京から米西海岸まで2時間で飛べる極超音速旅客機(全長60メートル、20人乗り)の基礎研究を行っている宇宙航空研究開発機構の航空エンジン技術開発センターが、極超音速旅客機に搭載する新たなエンジンの燃焼実験に成功したそうです。
このエンジンは日本のH2Aロケットエンジンの燃料に用いられている液体水素で、高高度で取り込んだ空気は1000度にもなるため、この液体水素を冷却に使い燃焼させるという方式。
この方法での燃焼成功は世界初。


日本とアメリカを2時間で結ぶという構想自体は40年も前からあるのですが、実現にはいまだにいたっていません。
2時間で結ぶためには、現在の飛行機の速度(マッハ0.8)では到底無理なわけで、今より早い飛行機が必要になってきます。

「コンコルド」という超音速旅客機をご存知でしょうか?
パリとニューヨークなどを結んでいたマッハ2.0での飛行が可能だった機体で日本でも導入が決定していたのですが、アフターバーナーでの加速による燃費の悪さ、定員が少ない、滑走路が長くないと離陸できない、さらに原油高騰、大規模事故、時間短縮よりも大量輸送の風潮となってしまったため、退役に追い込まれてしまいました。
このため、現在では超音速旅客機はなく、速さの面では前の時代に逆戻りという形になっています。

さて、今回燃焼実験に成功した極超音速旅客機の速度はというと、マッハ5。
音速の5倍にあたります。
現在のジェット機のエンジンはターボジェットやターボファンエンジンというもので、上空で取り入れた空気が薄いため、エンジン内のコンプレッサーで圧縮して天下するというタイプのものです。
しかし、これがマッハ5になると、空気を取り入れるだけで、十分に空気が圧縮されているため、ファンを用いることなく、空気の取り込み口を除々に狭くすることで、圧縮完了になるわけです。
この方式がラムジェット。
極超音速飛行ではこのエンジンが必要になってきます。
しかし、問題なのが、ラムジェットエンジンが最高性能を発揮するのは、飛行速度がマッハ3~5.5程度のときで、これ以上の速度になると、燃焼室の温度上昇により、燃料が熱分解し、「吸熱現象」を起こしてしまうのです。
こうなると、エンジン内が温度低下し、燃料の燃焼から発生した熱エネルギーで推進するエンジンとしては、致命的な欠点です。
まして、1000度の空気を取り込むなど問題外。
おまけに最高性能の発揮・・・どころか、マッハ3以下ではエンジン自体が作動しないため、離陸は別途の推進システムが必要になってきます。


この問題を各機関がクリアしようと努力しているところで、ひとつの方法が、「スクラムジェット」方式を採用すること。
何が違うかと言うと、ラムジェットでは取り込み口をしぼることによって、取り込空気が音速以下に減速しているのですが、スクラムジェットは取り込みから、燃焼、排出までが一環して超音速のまま行うというもので、マッハ5~15まで利用できるというものです。
しかし、これもまた、超音速での燃焼は燃焼が完了しない、意図しない化学反応などの可能性があり、ここも考えどころ。
これを実験中なのがNASAで、試験飛行(別の機体で上空まであげ、途中で分離、点か)では10秒での加速で、マッハ6.8での作動に成功しています。
ただ、これもまた、静止状態では作動しません。


一方今回試験に成功した日本の方式が、極超音速ターボジェットエンジン(予冷ターボエンジン)というもの。
こちらは、現在ジェット機で使用しているターボエンジンと仕組み的には似ているのですが、取り込んだ空気を液体水素(-235℃)で、冷却して、密度を高めることで、大きな推力を得るというものです。
空気を一端冷却しているので、飛行速度範囲が非常に広くなるのが利点で、マッハ0~6程度まで作動します。
今回の試験で燃焼が確認されたため、次のステップへと進むようです。


各機関が極超音速飛行エンジンを開発しているわけですが、これは旅客機だけのものではありません。
これはあくまで基礎研究。
各機関が目指しているのは、このエンジンを宇宙往還機に採用しようとしているわけです。
これは「スペースプレーン」と呼ばれる種類のもので、現在大気圏外へでるためにはスペースシャトルを利用しなければならないのですが、これは、打ち上げをシーンなどを思い浮かべてもらえればわかるとおり、機体以上の燃料タンクを搭載し、打ち上げも非常に大掛かりです。
これは、空気の薄い大気圏外のため、自身で、燃焼用の液体酸素を積む必要があるからなのですが、機体の自重に、打ち上げに必要な燃料+燃焼用の酸素→さらに重くなり、打ち上げ重量増加。そのために燃料を積んで、酸素を・・・
つまり無限ループとなり、打ち上げ重量は頭打ちになってしまうわけです。
しかも打ち上げが非常に面倒。
そこで、新たな発想として、飛行機のように離陸して、飛行機のように飛行して、飛行機のように着陸してしまうおうという、その発想が、スペースプレーンです。

日本のJAXAにもやはりこの計画があり、この極超音速機で完成したエンジンを使用することで、スペースプレーンも実現するといっても過言ではないわけです。
JAXAの計画では、このエンジンを搭載した機体の上に、さらに外宇宙へと出るロケットを搭載し、大気圏で分離、打ち上げのコストが非常に下がるというもの。
大気圏外へという話になると、NASAが実験中のスクラムジェットでは、速度別にエンジンを搭載するという必要性があるのですが、日本の予冷ターボでは、ひとつですんでしまうため、これにかかる期待は大きなものです。

・・・これからの進展に期待!



と、テスト前本来なら、さっと触れるつもりが、宇宙+飛行機ときてしまったので、いつのまにか長くなってしまいました(^A^;





美しいジャズ音楽と小惑星探査機「はやぶさ」が織り成す物語

2007-11-22 23:43:30 | 宇宙
今日の帰りバスに乗ろうとバスが目の前にくるまでいたのですが、何かにひかれて歩くことに。
4時すぎの残照の空と、明るい月と、冷たい風。
何かすごく静かな気持ちになりながら歩いていました♪
すでに地上では太陽の姿がみえなくても、はるか上空をすぎていく飛行機に、日があたり、下からは眩いほどに輝いてました。
世界はこんなにも輝いているんだと感じていました。


さてさて、月探査中なのは「かぐや」ですが、2003年に打ち上げられ、小惑星イトカワに向かって飛行、小惑星のサンプル回収にあたっている探査機「はやぶさ」をご存知でしょうか?
イトカワ到着時には、イトカワの写真が新聞の一面記事を飾ったこともあるので、わずかながらに知っているという方もいらっしゃるかもしれません。

小惑星探査機「はやぶさ」のミッションチームは、「はやぶさ」が打ち上げれてから現在まで、また今後の地球帰還までのミッション内容をわかりやすくまとめたビデオ「祈り 小惑星探査機はやぶさ の物語」を作成したそうです。




このビデオ、いままでの探査ミッション概要をまとめたものとは大きく異なります。
前編を通して穏やかなジャズ音楽がながれ、それにあわせてCGや画像を交えながら、必要最低限のキャプションが入るという、物語風の音楽ビデオ。
はやぶさ打ち上げからストーリーが続いており、いわゆる「癒し系」
学術的な難しいことよりも、眺めているだけでもおもしろいものになっています。
バックにかかるジャズがいい感じです♪

11月23日から全国のプラネタリウムで上映されるほか、JAXAのページからも見ることができます。


        :::JAXA 「はやぶさ物語」:::

光り輝く地球はまるで宝石のように。

2007-11-19 23:30:04 | 宇宙
友達との会話で、何気なく、「コンセプト」という単語をいったつもりが何かとかぶって、「コンプセント」に。
多少いじられましたが、そこはなんとか乗り切りました。


さてさて、地球は青かったという名言どおり、地球を宇宙から見ると非常に鮮やかで、そんな写真をみたことは多いと思います。
ただ、今回の写真はいつもみている側とは反対から撮影されたもの。




何が反対なのかというのは、この写真が太陽のあたってない側と撮影したものだからです。
下のほうに光輝いているのは、南極部分で、反対側から常に太陽にあたっているためにこう見えています。


この画像を撮影したのは、ESA(ヨーロッパ宇宙機関)が2004年に打ち上げた彗星探査機「ロゼッタ」が地球スウィングバイの際に、地球最接近2時間前に8万キロ離れた位置から11月13日に撮影されたもの。

ロゼッタは2014年にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に接近。
さらに世界初となる彗星への着陸を試みるというミッションを行う探査機。
目的の彗星に到達するまでに、火星スイングバイ1回、地球スイングバイ3回を行って加速。
今回のスイングバイが終了し、残るは2009年の11月地球スイングバイのみとなるそうです。


・・・まるでダイアモンドリング。
光に縁取られた地球が美しい限りです。
ちなみに、中央わずか左がインド。

頭の上に浮かぶ月から見た地球。

2007-11-14 23:46:28 | 宇宙
今日の午後の空、まるで絵にかいたような、不思議な雲が浮かんでいました。
ホントにあれは写真にとっておきたいほど変な雲でした。
おまけに快適な気温。
ただすごいしやすい気温も少しずつ下がっていくそうで(^^;)




さてさて、新聞でも写真がのっていたかぐやの地球の出画像。
アポロのときも月からみた地球の写真はあったのですが、今回は世界初のハイビジョンカメラでの撮影で画像が非常に鮮明です。
上の画像は動画から切り出されたもので、JAXAのページからその動画をみることができます。

ちなみに地球の出は月周回軌道の衛星などからしか見ることはできず、月面の上では、地球はずっと同じ位置でとまったままになるそうです。