先日、私のピアノ教室に、入門のお問い合わせがありました。
小学校の支援学級に通う、4年生の男の子のお母様からです。
私は、レッスンの希望者は、無条件にお引き受けするのですが、
支援学級に通うお子さんの場合、あらかじめ、その子の特徴を伺うようにしています。
ですので「まず、お母様だけ、私とお話しにいらっしゃいませんか?」
とお誘いしました。
そして今日、
お母様が弟君(1歳)を連れて、私に会いに来てくださいました。
息子さんのルイ君は、
ADHDとアスペルガーの診断を受けているのだそうです。
自閉傾向もあり、地域の小学校の支援学級に通っています。
ルイ君の普段の様子や特徴を伺い、
私もレッスンの方針などをお話ししました。
最後に、
「私や、ピアノ教室に望むことがあれば、どうぞお話しください。」
と言いましたら
「そんな。。。
ルイは支援学級に通っていますし、私もピアノを習った経験が無いので、
望みを言える立場ではないのです。」
と仰るのです。
「どのお母様も、立場は同じです。
どの子も、初めは初心者なのですから。
でも、せっかくピアノを習うのですから、遠慮をせずに何でも言ってくださいね。
それに、お母様のご希望を伺っておいた方が、
私も、ご希望に添えるように頑張ろうと云う気持ちになるのですよ。」
と言いましたら
「学校以外での、楽しみを見つけてあげたいです。
集団の中ではなく、ゆったりとした時間の中で、何かを学んでいく~
と云う経験を積ませてあげたいと思っています。」
と、仰ってくださいました。
「わかりました。 ご希望に添えるように、私も努力致します。
一緒に、ルイ君を育てていきましょう。
私も、子育てに参加させてくださいね」
と言いましたら、深く頷いてくださいました。
そして明日、早速、ルイ君がピアノ教室に来ることになりました。
ルイ君は、私のことを気にいってくれるかな?
そして「ららみ先生にピアノを習いたい」って、言ってくれるかな?
明日は、私が試される番です