前回の記事(9月26日、9月29日)の内容と、話が前後してしまうのですが、
今日は、ノブ君の2回目の発表会について記しておきたいと思います。
ノブ君がピアノを習い始めて2年が過ぎた頃、
2回目の発表会がありました。
選曲は、色々と悩んだ結果、サン・サーンス作曲「動物の謝肉祭」より、
【ライオンの大行進】にしました。
これは結構聴き映えがしますし、華やかなので、
直君も非常に気に入ってくれました。
しかし、この曲は、ファの音に♯が出てきます。
♯なので、黒鍵を弾くことになるのですが、
黒鍵は白鍵に比べて、幅がとても狭いのです。
白鍵が約230ミリ、それに対して、黒鍵は約9ミリの狭さです。
しかも、運指の関係で、その音を4の指(薬指)で弾かなければなりません。
ただでさえ動かしにくい薬指で黒鍵を弾くのは、
初心者なら誰でも、非常に難しいのです。
そこでノブ君には、
週に2回ずつレッスンに来てもらって、大特訓をしました。
そして右手が弾けるようになると、勿論、左手の伴奏も付けました。
前回の発表会の時は、
右手のリズムと同じリズムで、左手の伴奏を付けましたが、
今回は、1小節に1回、全音符の和音を付けました。
これもまた、ノブ君にとっては難しいようでした。
右手と左手のリズムが違うので、
最初の頃は、非常にイライラしていたようです。
何度も繰り返し特訓をし、ご家庭でも、かなり練習した様子でした。
お母様はノブ君の為に、【動物の謝肉祭の絵本】を購入し、
イメージ作りにも協力してくださいました。
今回は2回目の発表会ですので、
ノブ君も、発表会の意味を理解した上での特訓となり、
ノブ君は、見事にこの曲を仕上げることが出来ました。
当日も、落ち着いて弾くことが出来、拍手を沢山頂くことが出来ました。
その時のノブ君の得意そうなお顔は、今でも忘れられません。