ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
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知的障がい児R君~春から5年生という自尊心

2018-03-04 | 広汎性発達障がい児 R君のこと

昨日は、ルイ君(4年生)のレッスンでした。

昨日、ルイ君は玄関に入って靴を脱ぐなり、その場で寝転んでしまいました。

こんな事は初めてです。

「あれあれ?  どうしたのかな?」と言うと、

「すみません、車の中で寝ちゃったみたいで 
今、無理矢理起こしたのですが、まだ眠いみたいです。」

と、お母様が答えてくださいました。

ルイ君のお家は、車で30分程の所に有ります。

昨日は暖かかったので、ドライブの途中で、つい眠ってしまったのでしょう。

「ルイ君、さあピアノのレッスンをするよ~」と、誘ってみたのですが、

ルイ君は「無理です。」と言うばかりで、寝転んだままです。

そこで私は

「ルイ君は、今度、何年生になるのかなぁ?」と聞いてみました。

すると、ルイ君は、「5年生。」と答えてくれました。

「5年生かぁ 凄いね~   5年生は、大きなお兄さんだね。」と言うと

「はい。」と頷いてくれました。

そこで私は

「もうすぐ5年生になる人は誰ですか~?」と大きな声で聞いてみました。

するとルイ君は、スクッと立ち上がって手を挙げて

「はい 僕です」と大きな声で答えました。
それからは、普段通り、楽しくて穏やかなレッスンが出来ました

 

この年頃の子どもは、学年が上がることが嬉しくてしょうがないのです。

ですので、そのあたりの自尊心を満たしてあげると、大抵の場合は上手くいきます。

ルイ君も、“もうすぐ5年生だから、しっかりしなくっちゃ”と思ったのでしょう。

健気で可愛いルイ君なのでした 

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