ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

ヴァイオリンを弾いていた少年の頃

2017-06-12 | ピアノ教室

今日、スーパーで買い物をしていましたら、S君のお母さんにお会いしました。

S君は、中3までピアノを習いに来ていた男の子で、ヴァイオリンがとても上手でした。

S君のお父さんは、市内では有名なヴァイオリンの先生で、
ご両親共に、S君が音楽大学に進むことを望んでいました。

その準備として、小学3年生から、私のところにピアノを習いに来ていたのです。

音大の入試に必要なピアノのレッスンと、
時には、ピアノ伴奏付きの、ヴァイオリンのレッスンも行いました。

私は、ヴァイオリンの技術は教えられませんが、音程の矯正と、
伴奏を付けた時のタイミングなどを指導しました。

そんな感じで、5~6年間指導しましたので、
私は、S君が音楽大学に行くことを疑いもしませんでした。

ところが、高校生になってすぐに、S君は、音楽大学に進む事を止めたのだそうです。

何か、心境の変化があったのでしょうが、何故なのかはわかりません。

S君のお父さんとは、時々アンサンブルをしていましたので、
お会いする機会は何度もありましたが、非常に残念がっていらっしゃいました。

そんなS君も、今年、高校を卒業しました。

進路はどうしたのかな~と思っていましたら、お母様の方から

「Sは、今年、無事に大学生になりました。
毎日、(国立の)◯◯大学に、自宅から通っています。」と、おしえてくださいました。

今のところ、ヴァイオリンを弾く事は全く無いのだそうですが、
すっかり大人になったら、きっとまた、弾く時があるでしょう。

そして、一生懸命練習に励んでいた少年の日々を、懐かしく思い出すに違いありません。

 

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1時間30分

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