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ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

右手の指は怪我したけど左手は弾けるから

2018-01-14 | 不登校

昨夜遅くに、ミノ君のお母様からメールがありました。

ミノ君は高校2年生で、去年、深刻な不登校を克服しました。

あと1単位足りなかったら、留年する事が、決定していた程だったのです。

去年は、時々危うくなりそうになりながらも、何とか登校出来ていたのです。

そんなミノ君のお母様からのメールでしたので、
ちょっとドキッとしてしまったのですが。。。

 

「ミノは、右手の小指を深く切ってしまいました。

ピアノのレッスン、どうするの?と聞いたら、左手は出来るから行く!そうです。

その心意気にびっくりしました。」

と書いてありました。

 

嬉しいな~  嬉しいな~

新年を迎え、何事もやる気になっているのかな?

 

そういえばミノ君も、今年は高校3年生です。

来年の今頃は、センター試験です

そんなこともあり、やる気が出てきたのかもしれません。 

今度のレッスンは、やる気に満ちたミノ君に会えるのかしら。

今週のレッスンが楽しみです

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将棋を極めたらテニスが上達した!ピアノは?

2017-12-21 | 不登校

ミノ君(高2)は、それでも頑張って登校しているようです。

とはいえ、すっかり安心か?と言うと、そうでもないらしく
お母様からの話によると、なんとか行けているような状態らしいのです。

そんな中、ミノ君は、今週もレッスンに来てくれました。

欠かさずやってくるところをみると、ピアノのレッスンは、少し気が楽なのかもしれません。

レッスンをしていて感じるのは、ミノ君の勘の良さです。

少しのアドバイスで、私が言わんとすることを、すぐに理解してくれます。

これで、練習量が増えれば、凄く上手になるのになぁ~と思うのですが。。。

 

今日も、レッスンの前に、テニスの話をしました。

その時に、「ミノ君は、大学生になっても、テニス部に入るでしょ?」

と聞いてみましたら

「う~ん、将棋部もいいかな~と思っているんですよ。」と言うのです。

聞いてみると、最近は、パソコンで将棋を対戦しているとのこと。

そう言われて、ミノ君が小学生の頃を思い出しました。

ミノ君は、よく将棋大会に出ていたのです。

 

「ああ、ミノ君は小学生の頃から将棋が好きだったものね。」

「はい。それに。。。将棋を再びやるようになって、
テニスの時、相手のことが読めるようになってきたんです。」

「えっ、そうなの?」

「将棋は、相手の先を読まないといけないんで。
相手の手を読む訓練になると思います。」

「それは凄いね。色んなことって、繋がっているんだね

「そう思います。」

 

ミノ君は、そんなことを嬉しそうに語ってくれました。

表情も明るくて、学校生活も、この調子でうまくいくといいな~と思っています。

ついでに、ピアノの練習量も増えるといいんだけどなぁ~

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やれば伸びる子だよね!

2017-12-07 | 不登校

(昨日の続きです~

ミノ君は7分間、片手ずつ弾いたり部分練習をしたりして、
かなり集中して練習してくれました。

2ページ目も同様に時間を計り、1人で集中して練習させました。

すると、さっきよりもグンと上手に弾けるようになりました。

 

「ミノ君、ほらね。  ちょっと集中したら、見違えるようになったでしょ?
ミノ君は、やれば伸びる子なんだよ。
やれば出来る子、じゃなくて、やれば伸びる子なの。分かる?」

「はい。」

「やれば、ピアノも勉強も、無限大に伸びるんだからね。頼んだよ

「どっちにしろ、やることが大事か。。。」

「そうだよ~」

「やんなきゃな。。。」

「そうだよ。 だからやれよ」と、
私はわざと、高校生の男子みたいな言い方で励ましました。

 

「今度のテストは、頑張んなきゃヤバいから、マジで頑張ろうと思ってます。」

「うん、頑張れ  今、ミノが自分で決意表明したんだからね。
ららみ先生は、今の言葉、しっかり聞いたよ~」

「はい。本当に頑張ります

「じゃあ、テストが終わったら、結果を聞くよ~

「え~っ  それだけは止めてくださいよ~」 

そんな感じで、明るくレッスンは修了しました。

 

果たしてその後は。。。
ミノ君は、頑張って登校しているそうです

取りあえず、良かったな~と思いました。

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はるか昔に練習しました~

2017-12-06 | 不登校

高校2年生のミノ君は、小学校の頃から不登校を繰り返しています。

去年の今頃は、数ヶ月間登校出来ず、進級が危ぶまれていましたので、
私もかなり心配しました。

その後立ち直り、今年は順調に登校していたのですが、
最近また、学校に行ったり行かなかったりしているそうです。

先日もお母様から
「ミノは、最近、何に対してもやる気が無くて困っています。
勉強をしないから、学校の勉強に付いて行けず、
学校に行けないのは、その所為もあると思います。
どうか、励ましてあげてください。」と連絡を受けました。

う~ん、困ったなぁ  どうしたら良いんだろう。。。

学校に行かない日でも、レッスンには来てくれるミノ君。

ピアノや音楽が好きなこともあるとは思いますが、
私と、テニスの話をしたり、他愛の無い話をするのも、
ミノ君にとって、リフレッシュになっているのかもしれません。

そんなリフレッシュの時間であるレッスン中に、私が勉強の話や、受験の話をしたら、
ミノ君の気持ちは、益々ふさぎ込んでしまうんじゃないかな。。。?

そう思った私は、いつも通りのレッスンをすることにしました。

 

ミノ君は、何故かニコニコとレッスン室に入って来ました。

私は、いつも通り軽くお喋りをしながら、ミノ君の様子を覗ってみました。

何時もより、ずっと機嫌が良さそうです。

そこで、宿題を1回弾かせてみました。

確かに、あまり練習をした感じはしません。

「ミノ君、今週は練習したのかしら?」

「ええ、まあ。  はるか昔に、やったような気がします

「はるか昔って、4歳頃?

「あはは  それよりは最近です。」

「じゃあ、君に7分だけ時間を上げるから、この1ページを自分なりに練習して。」

そう言って、私はミノ君の傍を離れて、ソファーに座りました。

(続く~

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不登校だったMちゃんが語ったこと その2

2017-10-05 | 不登校

ミカちゃんのお兄ちゃんと、ウチの次男は同級生なので、
ミカちゃんのお母さんと私は、長い付き合いになります。

次男が幼稚園の頃までは、ほぼ、毎日会っていたと思います。

そんな18年の付き合いの中で、ミカちゃんのお母さんが、
子供を叱ったところを見たことがありません。

子供が何をしようと、見守るだけなのです。

ですから、ミカちゃんが学校に行かなかった時も、
「行きなさい。」と言わなかったことは想像できます。

そのお母さんが「行ったら本を買ってあげるよ。」と言った時、
これは、本当に大変なことなんだ、とMちゃんは思ったのでしょう。

その一言が、ひとつのきっかけになったとは思いますが、
冬休みを挟んだ、新年からの登校~というのも、良かったと思います。

色々なことが功を奏して、ミカちゃんの不登校は、終止符を打ちました。

本当に良かったな~と思いました。

 

ミカちゃんの例は、ラッキーな部類だと思います。

私の生徒さんでも、不登校を繰り返すお子さんもいますし、
息子達の同級生にも、不登校のお子さんは、複数いました。

中には、まだ引きこもりが続いている例もあります。

友人の中には、息子さんが5年間の不登校を経験し、
今は克服して、カフェでバリスタとして働いている~という方もいます。

その方が言うには、
不登校は、年齢が高くなればなる程、深刻になるのだそうです。

なので、出来るだけ早い内に、専門家に相談する方が良い~
とのことでした。

そして、不登校になる子は、感受性が強く、頭の良い子が多いそうです。

頭が良く、感受性が強すぎるが故に、
考えすぎたり、傷ついてしまいがちなのでしょう。

今も尚、不登校で苦しんでいるお子さん達の心が癒やされ、
安心して登校出来る様になりますように。

願ってやみません。

 

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2時間5分

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