ソノターネット2

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欧米81日目 最終日最大ピンチ

2007-11-22 13:09:10 | 欧米
 廊下ですれ違う人に「今日で最後なんですお世話になりました」などと言いつつ午前中を終え、お昼に最終送別会をしてもらいました。今回の主役はオードリーです。
 具体的に「何」というわけではなく、いろいろ世話してくれようとするオードリーの気持ちが嬉しくて、カーナビをプレゼントしたら喜んでくれました。しかし。周りの日本人が「高いのに悪いって言ってるぞ。あげてもいいような理由を英語で説明せよ」とけしかけます。もー。
 まぁなんとか周りの人のアシストもあって説明が終わりました。


 さて、それから「そろそろいい時間だし職場のみんなに挨拶して回ろう」と思ったのですが、何も言わずに休んでいる人とか、もう帰っちゃった人とかばかり。サンクスギビングデーの前日はみんなほとんど仕事をしないでどんどん帰ってしまうそうなのです。ずっと面倒見よさそうにしてくれていた人もすんでのところでつかまえて挨拶したような感じです。最後の挨拶をしようと来てくれたのはたったの一人でした。
 欧米人は仕事のつながりと友達のつながりとではとんでもなく差がある。と、聞いてはいましたがこちらは日本人なのでやはり気になり、最終挨拶できなかった何人かにはメールを送ろうと思います。

 さて。「これで終わりっ」と、最後の英会話レッスンに行く前にいちおう忘れ物チェックで全部の引き出しを開けてみたところ、以前にお土産用として買ったビスケット5箱が出現!なんじゃこりゃ!
 ホテルから会社に持ってくるとき、ホテルでコーヒーを入れたタンブラーを一緒に持ってきたところビスケットの袋にコーヒーがかかってしまったため、乾くまで入れておいたのをすっかり忘れていたのでした。
 しかし何日か書いたみたいにパッキングはぎりぎりです。もう段ボールはシッピングセクションに渡してしまいました。危うし。シッピングセクションに走って行ったところまだ段ボールは置いたままでした。良かった。英語のレッスンが終わったら入れに来よう。と思っていたのですが、予想通りレッスン後行ってみたら段ボールは無事日本へと旅立っていました。というわけで、ホテルに帰ってきてただいま呆然としているところです


 まーそれはなるようになれと後で考えるとして、今日は欧米人宅に夕飯ご招待されました。日本人社員が一緒だと思っていたのですが聞いたら「え、誘ってないよ。まぁ来てもいいけど」と言われ、日本人社員に聞いたら「どのみち仕事があるから行けない」と言われました。が、英語レッスンの前に帰るところを目撃したので、僕が前日に「研修最後に最大の試練が訪れた」と言ったのを聞いて試練度を上げるために来ないようにしたんだと思います。

 というわけでだらだら過ごそうと思っていた最終日に次々と試練が襲い掛かります。行ってみたら奥さんが中国人で、子供たちと奥さんは中国語で会話しており、僕には英語で、という感じだったので、全部の会話を聞いておく必要がないことと、奥さんの英語が学習英語というかわかりやすい英語だったためだいぶ楽でした。また、子供たちもいろいろ日本のことなどを質問してきてくれて会話も楽しめ、なかなか良い時間を過ごせました。僕は。
 欧米人家族は気苦労が多かっただろうなぁと思いますが


 順序が後先になりますが、最後の英会話レッスン。宿題をやる時間がなくレッスンのネタもなかったのでいろいろ話をしました。日本に帰ってすぐ会社で英会話のレッスンを受けることにしたんだ、と言ったらそれは良いとの返事。みんな僕が3ヶ月アメリカに来てぺらぺらになっていると思っていると思うのでそこは気恥ずかしいけど今もこうしてぐちゃぐちゃの英語でも伝わってるし。と言ったところ、「文法はともかくあなたの話は面白い」と言ってくれました。まーいろんなことがあったので否が応でも面白おかしくなってしまうのだとは思いますが。

 さて、終わってみたらあっという間の3ヶ月でした。まさか今日事件が起こると思わず、総括を書こうと思っていたのですが、それはまた帰国後に。

 というかまた帰国までになんかあるのかなぁ

 あれ?ビスケット5箱?

欧米80日目 送別会ラッシュ

2007-11-21 15:47:54 | 欧米
 ありがたいことに「もうすぐ終わりだから」ということで連日送別会をやってもらっているのですが、メンバーが毎回ほぼ一緒なのです
 やはりどうしても日本人がメインになってしまい、加えて欧米人の人の中で送別会をやってくれようと思ってくれた人が「でもつるきちと二人って状況はお互いにストレスフルだよな」と考えるのだと思うのですが、つながりのある日本人を誘ってくれます。日本人の数は限りがあるので、そうすると毎回日本人メンバーほぼ一緒になる次第です。
 それがヤだとかそういうのじゃなくてやはり連日似た顔ぶれなので日本人メンバー同士で「明日はあの欧米人が主役だね」みたいに笑って話しています。


 生活的な総括は明日書くとして、今日は英語面的な総括。

 一緒に鉄砲を撃ちに行った欧米人が、僕の帰国にあわせて一日早いサンクスギビングを祝うため最終日に単独招待してくれました。すごく嬉しかったのですが反面 研修の最後の最後に超難関です。ここは腹を据えて突撃するぞ、と思っていたのですが、相手もさすがに厳しいと思ったのか、やはり共通の知り合いの日本人も呼ばれたようです。ほっとしたような残念なような。
 ただこの欧米人は僕には聞こえづらいためほっとした部分が大きいかもしれません。

 まー一人でほいほい行けるような語学力の持ち主なら今頃ここにはいないわけですが。

 来た当初はみんなの喋っていることがさっぱりわからず、うんうんとうなずいて聞いているフリをするので精一杯でしたが、今はわからないところを聞き返す気になる程度には判別率が上がってきているので喋ってくれていることはわかり、こちらの想いは、とにかく単語を並べてみて、伝わったらコレ幸い、というような感じです。最近は結構、伝わるまで話してみたりする度胸もついてきました。
 相手も僕がうまく話せないことは知っているのでわーっと喋ってたまに質問を入れる、ような感じで会話を組み立ててくれます。

 来る前は先人の話などから「アメリカ人って」という負のイメージがあったのですが、気持ちはあっても橋渡しの人がいなくて近寄れなかったというのが大きかったのではないかと思います。
 何年か前から始まったこの語学研修ですが、当時はほとんど日本人がいませんでした。今は何人もいます。また、その日本人達がアクティブに動き回っていて知り合いが多いため僕が知り合った欧米人たちとつながって・・・という風に輪が広がっていきます。職場の欧米人には一回しかランチに誘ってもらえませんでしたが、他の職場の欧米人とは何度も行くことができました。
 研修から帰ってきた大方の人が大変だったと言っていましたが、僕はとても恵まれた環境で過ごすことができたと思います。こちらの日本人社員の人たちには特別に何をしてもらったという直接的なこともさることながら、そうした欧米人との橋渡しとしての存在がとてもありがたかったです。
 反面、この部分で世話になる分、そのほかの困ったことなどは絶対に日本人には聞かないと心に決めていました。ホテルのチャージ切り替えとか別会社への出張のときとか難しいことも多かったのですが、職場全体の秘書みたいなオードリーが相談に行くととても良く面倒を見てくれたこともあり、心の誓いは一応達成できました。


 今日の記事には、なんかすごい英語力が向上したようなことを書きましたが、「生きるか死ぬかで言えば死なない」程度です。先日も「I will check another 資料」と真顔で言って、相手も「OK」と言ってくれました。相互の「だいたい」の理解を礎に、国際交流がはかられていきます。

 会社的にはTOEICの点数が何点か、というものさししか無く、しかし今の僕の実力は聞くとき聞けた単語から推測、話すとき単語の羅列なので文法無視。というわけで、リスニングは少しは良くなっているかもしれませんがリーディングはなんら変わらないと思われます。

 なんとなく、派遣から帰ってきたほかの人たちが「大変だった」とか「周り日本人ばかりだったので」とかとネガティブな方向で話をするのは、僕と同じように感じているからなのかなと思いました。細かく説明するのも面倒くさいですもんね。
 ただ、僕の場合は細かい説明はこのブログでしてきましたので「語学力は今後の努力次第、コミュニケーション力は結構イイ感じになった」と言えると思います。どのくらいイイ感じかというと、先週金曜日に、行かなくても良いBaggage claimのところに連れて行かれてしまうくらいイイ感じ、です

欧米79日目 パッキング不可

2007-11-20 16:33:48 | 欧米
 試しに荷物を詰めてみました。入りません。会社で、最大サイズの段ボールをもらってそこにも詰めているのですが、どうやらそれでも足りない気がしてきました。
 こっちに来て小さいスーツケースも買ったし余裕だろうと思っていましたが、それ以上に一週間分の通勤着やら下着やらお土産やらとこちらで買った物の量はスーツケース1個分をはるかに上回っていたようです。
 それにつけても持ってきただけで一度も着なかった夏物やら水泳ゴーグルやらがうらめしい。物理的にも心理的にも一番邪魔なのは来た日にしか着ていないスーツです。アメリカではネクタイは経営陣しか着てはいけない決まりになっています(うそ。でも実態としてほんと)。

 特に事件も無いのでまた英会話レッスンの話ですが、今日始めて会話の中で"not only~but also"を使ってみました。あと、飲み物サービスのとき、いつもなら「ダイコー」しか言いませんでしたが、昨日の帰りの飛行機の中で"Can I have a diet coke?"と口が動いていました。
 よく言われることですが、なんだかんだで中学高校でそれなりの英語のおべんきょはしているので、後はそれを場面場面で使えるよう体得していけばかなり喋れるようになるんだろうなぁと思いました。日本の学校のおべんきょでは耳がまったく鍛えられないのが難点ですが。

 僕は中学のときいったん英語で完全に落ちこぼれ、通信教育で復活して普通に高校に入ったものの高校ではまったく勉強をせず専門学校に入って今に至るので勉強が不足しているところはあると思われます(英語の先生が専門学校を知らず説明に困りました)。
 帰ってきた人がみんな言いますが、3ヶ月というのはちょうど英語がのどから出かかってきたところです。せっかくついた基礎体力なので落とさないよう勉強を続けたいと思います←こうやってここで宣言しておけば勉強せざるを得ないだろう

欧米78日目 サバンナ観光

2007-11-19 17:13:42 | 欧米
 土曜日はサバンナの大きな公園でブックフェアというのがあり、そこに連れて行ってもらいました。
 サバンナは創作の街らしく自分の出版した本を公園で売る、というのを中心に公園全体でお祭り騒ぎが行われます。
 お昼ごはんの無料サービスがありました。悪い意味でのアメリカの接客業にすっかり慣れていましたが、ボランティアはうってかわってすさまじいスピードと心地よさ。隣に座ったおじさんは座った瞬間に料理が運ばれてきていました。「おれの仕事はコレ」というのがアメリカ流みたいです。

 その後、サバンナ川の川沿いの通りが観光スポットというか土産物屋とレストランが軒を連ねているのでそこを歩きました。こちらに来てたくさんの観光地に行きましたが、観光地はやはり観光地。そこそこのものが法外な値段で売られていて買うに買えません。サバンナ名物らしきお菓子を職場用に買いましたが、僕のチームの人たちへの個別の良いお土産がどうしても見つかりません。やはり最悪はスーパーで買ったお菓子で勘弁してもらうしかありません。

 夜は親戚宅でカレーをご馳走になりました。「観光地」や「アメリカ」な感じよりこういう家庭的な方がおいしいし嬉しいです。

 日曜日は親戚が日本語学校(今の規模だと日本語塾という言い方が適しているかな)をやっているのでそのクラスに出席しました。と言っても僕は教室の端で英語の先生からもらった宿題をやっていましたが。日にちの読み方をやっていました。英語の11がイレブンってなんだよ!と思っていましたが、日本語もついたちとかふつかとか10まではやっかいな読み方が続きます。また、曜日のこととか単位(本とか杯とか個とか)のこととかもやっていましたが、言葉って理屈ではなくて雰囲気や感覚で身につくものなのだなぁとつくづく思いました。勉強で身につけるひとはすごい。

 その後サバンナ空港まで送ってもらい、ダラス空港に着いて、9:40発の飛行機が11:15になったと言われてトホホで時間つぶしのためロビーでここまで書きました。

 おなかがすくだろうとウェンディーズに入ったら現金オンリー。そこで支払って$5くらい残ったのでぎりぎりセーフ、と思っていたら帰りの高速代を忘れていました。ボストン市街で変なところに入るとポンと$3とられます。これを皮切りにぞくぞく支払って残り$1。最後の高速代$1.7。
 うー残念。結局またお金をおろすハメになってしまいました。立ち寄ったSAでチームの人用のお土産としてレッドソックスグッズを買いました。これでたぶん買い忘れは無いハズ。

 さて、明日から3日間また欧米会社です。みんなから「プレゼンよく頑張った!日本帰ったらXbox360買えよ!」と盛大に声をかけてもらったのにまた顔を合わせるのもアレな感じですが

欧米76日目 オレの話を聞いてよ~

2007-11-17 13:26:39 | 欧米
 本日よりジョージア州の親戚の家に来ております。
 無事着いたから良いのですが・・・。

 朝6時起きだったのと前日の睡眠不足で眠くてチェックイン後待合室で熟睡してしまい「もういませんかー」みたいな叫び声で目が覚め気づいてダッシュしたものの目前でドア閉まる。ドア猛烈に連打。幸い係員が戻ってきてくれて無事に乗り込むことができました。

 ワシントンで乗り換えだったのですが、そこで預けた荷物を受け取るのかどうかわからず、5人くらいの欧米人に聞いたのですが、ことごとく「あーあっちあっち」とBaggage Claimの場所を教えてくれました。
 根本的に悪いのは僕なのではありますが。「ここで荷物を受け取る必要がありますか?」という疑問文が作れず、"I have to pick up my baggage here?"と通常文の語尾上がりでなんとか気持ちを伝えたかったのです。さらに、ボストンから今ここに来て、ここからジョージアに行くんだけど、ここで荷物を受け取る必要があるか?という風に聞いた(つもりな)んです。

 結局Baggage Claimのところに連れて行かれてしまい、でもやっぱり荷物は出て来ず。疑問形を作れないからいけないんだと思い、その場の係員にフライトのチケットを見せながら質問を変えて"Does my baggage automaticaly transfer?"と聞いたら"Yes"だって。うえーん。ArrivalのBaggage Claimの場所にいるのにあと15分でフライト時刻。猛烈ダッシュして荷物検査でのろのろしている人をすっ飛ばして発車4秒前に移動バスに乗り、なんとかフライト6分前に滑り込みセーフでした。

 駆け込み乗車は危険です。
 しかし、飛行機の乗り換えで荷物は勝手に乗り換えてくれるということを知らないというだけでこの大騒ぎ。知識って重要。

 今日はサバンナ川のディナークルーズを楽しみました。明日は観光案内してもらえるそうです。楽しみ。

欧米75日目 プレゼン終了

2007-11-16 12:02:58 | 欧米
 僕を不眠に陥れたプレゼンくんがついに終わりました。
 質問が出たときどうしようかと思いましたが周りの人が助け舟を出してくれたりして、なんとか無事に終了しました。

 長い間の便秘が解消したようなものです。あーすっきり。

 すっきりがてらに会社の廊下で$10拾ってしまいました。ガードマンに「これ拾ったんだけど」と言ったら「じゃあもらっとけば?」と言われたのでうっしっしです。お昼ごはんも僕がカード他の人現金で払ったので本日約$30ゲトできました。これだけあれば余裕だろう。

 英語の先生にも報告してお礼を言いました。それで明日からの最終旅行でボストン空港に駐車するの高くて、と言ったらシャトルバスがあるよと資料をくれました。ボストン空港2泊3日で$75くらいだったのですが、その資料によると$35でした。これは大きい。しかしいま調べてみたところ値上がりしていて今は$55でした。バスは1時間に1本とかしかないようで、欧米の運行時間はあてにならないことは体にしみこんでいるので気前良くプラス$20を払って空港駐車場を使うことにします。

 ジョージア州はいま水不足だ、ということでペットボトルの水を買って、持って行こうとしたのですが、先ほど電話をしたところそれはアトランタあたりの話で、行こうとしているサバンナは関係無いと言われました。もう買っちゃったよ。

 さて。今日で最後の洗濯です。その間に明日からの荷物準備して今日は早く寝ます。
 というか起きてられない。

欧米74日目 明日欧米語でプレゼン

2007-11-15 16:56:08 | 欧米
 例によって眠れませんが
 もう一回練習したら寝よっと。
 結局最後の「さんきゅーべりまっち」以外覚えることはできませんでした。

 明日さえ乗り切ってしまえば後は本国依頼の試験をやっつけてオールオーバーです。頑張れオレ。日本に帰ってから日本の会社で改良したいシステム的なことの準備をしたかったけど時間がありませんでした。時間というか心を振り向ける余裕が無かったというべきか。


 さて、今月に入って食材や現金の在庫調整を始めていたのですが早く始めすぎて、現金が$12くらい、冷凍野菜もあと一食分あるか無いかくらいになってしまいました。
 そんなわけで今月に入ってチップ代をけちるためにベッドメイクも一切してもらわず。まぁうっかり最初の方毎日やってもらってて、あんまり意味ないよなと思って少しずつ間隔をあけていたのですが。
 残っていた米もみんな炊いてしまい会社でのお弁当用に冷凍しました。なんちゃって炊飯器はこちらの親戚が欲しいそうなので週末に持っていきます。
 しかし野菜が無いのはどうしようもないので明日もう一度買物に行くようです。
 さすがに洗濯洗剤は使いきれ無さそうですがそ、日本からの派遣者はいつも同じ机をあてがわれるようなので、このあたりの暮らしの便利マップと一緒に会社の机の引き出しに入れておこうと思います。
 それ以外のもので余って捨てていくようなモッタイナイことはしなくても済みそうです。
 っていうか何かが足りなくて困る予感が

欧米72日目 ヤツがいない

2007-11-13 12:39:47 | 欧米
 「一緒に来ている日本人」のような漠然とした呼び方で押し通した○川くんが一足先に昨日帰国しました。その前にデジカメを貸してもらえました。○川くん土日でNYCに行ってきておそらく海外研修生史上初の伝説的な偉業を成し遂げたのですが、それは本人の許可が出たらここに書くことにします。
 仕事上で関わり合いがあったわけではないのですが、大量の欧米人の中にいると邦人の中で不思議な連帯感が生まれ、その一人がいなくなったという事実がエもイワレヌ寂しさみたいなものをかもし出します。
 当の○川くんはこれから大量の日本人にまみれてこの特殊な環境にいた感覚を忘れてしまうのだなと思ったらまたエもイワレヌ感じがしました。最近ゲイ疑惑が浮上していますが決してそういうことではありません。

 さて。長いことの懸案事項であったプレゼン資料もとりあえず完成しました。この土日で出会った自分の英語スキルを思い知らされた事件によりあるプレゼン対策の作戦も考え出しました。こちらに来て、困難な状況にいることに快感を覚え、またその状況を打破したときにさらなる快感を得るのがクセになってきたみたいです。土曜日もNorth Stationで2時間待ちとわかったときにその状況を楽しんでいる自分に気づきました。最近M疑惑が浮上していますが、それはあながち間違っていないと思います。


 ・・・というような話を、英会話のレッスンの中でします(ゲイやらMやらの話はしませんけど)。先生と話をしていると、面白おかしく話したいという欲が出てきます。また、先生も笑いどころを聞き逃さないように全神経を集中して聞いています。ただ「あめーじんぐ」やら「ふぁにー」やら言っているだけではなくなかなか難しい商売だなぁと思いました。
 日曜日のダンキンドーナツのコーヒーorクラムチャウダー事件を話したところ、クリームand/orシュガーって聞かれたんだよと教えてくれました。あぁなるほど。
 帰ったらTOEICの点数上がるだろうね、と言われたのですが「テストは文法的なところが大事だと思うけど、こっちに来て聞き取れた単語で意味を推測して、喋るときも思いついた単語を片っ端から並べてるだけだから文法とか前置詞とか気にしてないし」と言ったら「あーそれなら本を読むことね」と教えてくれました。

 そういえばこちらに来てすぐ本をくれたのにわからない単語が多すぎて読んでいませんでした。大きな後悔。今からでは遅すぎるけどでもやらないよりは良いだろう。読み始めよう。

欧米71日目 お土産お買物

2007-11-12 11:18:06 | 欧米
 昨日の記事を見たら充分に長いですね。書いたあと、何日かに分けて投稿するしか無さそうです。

 さて、今日は最後の普通の週末。「職場のお土産」「サッカーチームへのお土産」というくくりのお土産を買いそびれていました。ぐっと来るような個別包装のお菓子がなかなか見つからなくて。
 それで、ずっと話だけ聞いていたSolomon Pondというなんだか格好良い名前のモールに出かけました。が、確かにでかいのですがおしゃれさん専用みたいで僕が欲しいようなものは売っていませんでした。
 それで、Wrenthamに行きました。が、サンクスギビングの前だからかハイウェイの中まで続く大渋滞。こりゃダメだ。と引き返した途中で、前から気になっていたモールを発見。行きました。

 しかしここも駐車場が混んでてしかもだだっぴろくて、結局お土産はモールの中にあったWALMARTで超日常的なお菓子を買ってしまいました。みなさんどうもすいません。
 最近、WALMARTからgOS搭載のgPCが$199で発売されたと知ったので見てみたかったのですが、通販でも売り切れまくりの人気商品のようで見ることはできませんでした。年内には$299でノートPCも?との噂です。動画もメールもネット上の昨今、こういう考え方のパソコンは非常に現実的です。Vista不要。


 買物を終えておなかがすいたのでどこで食べようかなぁとお店を探しました。明日で帰国の同行日本人から「ダンキンドーナツ。私が行っててつるきちさんが行ってないところがあるって珍しいですね」と言われていたのでダンキンドーナツに行くことに決定。
 で、行ってみました。またもや発注方法がわかりません。なんだかセットみたいなのがあるようなので「なんばー5ぷりーず」と言いました。すると、
「こーひー?」と聞かれたので本当はコーヒーじゃない方が良かったのですが「いえす」と答えました。次に
「くらむちゃうだー?」と聞かれたので、そっちの方が良いやと思って「いえす」と答えました。
 そのあとなんだか聞かれてわからなくて何度も聞き返したところ「これ?」と言われました。はさむパンは「くろわっさん」でいいか?と聞いていたようです。最終的に「あーくろわっさんって言ってたんだ」とわかったのですがもう発音忘れてしまいました。残念。

 受け取って見てみたら飲み物がどうもコーヒーっぽい入れ物に入っています。飲んでみたところ、まるっきりコーヒーでした。どうやらクラムチャウダーではなくてクリーム入れる?みたいに聞いていたのだと思われます。
 カフェインのせいかちょっと飲んだら頭が痛くなってきたので捨ててしまいました

 プレゼン資料は英文無しでしゃべりで頑張ってみようというつもりで作ったのですがこの調子だと「何言ってるかわかんねーよ」と言われそうです。困った。

欧米70日目 通勤電車再び

2007-11-11 13:35:06 | 欧米
 来週はお出かけなので、近場で過ごす最後の週末です。かねて予定していたハロウィーン後のセーラムと、ボストンの行き損ねていた場所のおさらいです。

 と、いつものようにつらつらと書いていたのですが、日本にいる先輩が「最近長くて読む気がしない」と言っているという噂が舞い込んで来ました。
 要点をまとめずできごとをだらだら書くのが好きなのですが、今回は「通勤電車」と「欧米人との絡み」に絞って書いてみます(それでも長くなるんだろうけど)。

 まず地下鉄レッドラインのAlewifeという駅を目指します。大きな駐車場があり1日$5で停められます。レッドラインに乗りPorter Squareへ。そこでコミューターレイルに乗り換えです。
 英語の先生から休日は便数が少ないと思うからスケジュールを調べた方が良いと言われていて、前日に調べたらそこそこの本数があったので気にしていなかったのですが・・・前日に見たのは平日のスケジュールでした。残念。45分ほど待ち時間が発生してしまったので壽屋のある建物に行ってお昼ごあんを食べて時間を潰しました。来週親戚んちに行くときの手土産買おうと思っていたのに忘れた!

 それからおんぼろ列車に乗って通勤電車の北側のターミナルであるNorth Stationへ。そこからSalemへ行くにはRockport行きに乗れば良いはずだけど・・・2時間待ち。まじかよ。
 駅構内をうろうろして発見した壁貼りの時刻表により"Newburyport"行きでも行けるようで、30分待ちで行けることがわかりました。しかし持っている「地球の歩き方」に"Newburyport"という駅が見つからなかったのがやや不安点でした(伏線)。

 少しぶらぶらするべーと売店に行き、コーラとポテトチップとクレジットカードを差し出したところ、店員が何かを聞いてきました。何を言っているのかさっぱりわかりません。経験上、この局面では金額が少ないと使えないと言われたことがありますが、そういう言い切り口調ではなく、何かを聞いてきているようでした。聞き返したのですがやっぱりわかりません。
 そうしたら隣にいた店員が「クレジットorデビット?」と聞きました。あぁなるほど。

 そんなこんなで電車が来たので乗り込みました。座って出発を待っているとやたらたばこくさいおじさんが乗り込んで来て、何を言っているのかわかりませんでしたがここ座って良い?荷物置いて良い?邪魔じゃない?みたいなことを言っているようでした。最近、いつも"Yes"だとつまらないので"OK"とか"All right!"とか言うようにしています。
 電車が走り出したらおじさんがガムをくれました。
 おじさんはやたら落ち着きがなく、はす向かいのお兄さんの隣に置いてあった新聞を「それキミの?」「いや」「ちょっと取って」みたいな会話をして取ってもらって読んだかと思うとすぐ「さんきゅ」と言って返したり、僕の隣の席に足を伸ばして「じゃまじゃない?」みたいなことを言ったかと思うとすぐ足をそろえて座ったり。
 なんか怪しい気がしたのと何を言っているのかわからず話しかけられてもアレなので目をあわさないようにしていました。

 いくつか駅を過ぎたところで「次はCentral Square」みたいに言っている気がしました。地球の歩き方によると次はLynnという駅でなければなりません。これは大変。上に書いた伏線のように違う電車にのってしまったのでは、と心配に。
 やむをえずおじさんに地球の歩き方の路線図を見せながら「ここどこ?」と聞いたら「ん?Concordに行きたいの?」みたいなことを言い始めました。まるで別方面です。「まじで?セーラムに行きたいんだけど」「ん?あーいまここ。あと2駅」「さんきゅー」なんだよー脅かせやがって。
 いま調べてみたら、(1)地球の歩き方の路線図はRockportまでだけどその先があるらしいこと、(2)同じく路線図にLynnと書いてあるけど正式名称は"Central Square Lynn"であること、がわかりました。

 そんなこんなで無事Salemについて、"Thank you,Have a nice day!"と行っておりました。少ーしボキャブラリが増えてきました。


 。魔女博物館目指して歩きます。しかし寒い。前回来たときのバカ騒ぎとは打って変わって閑古鳥鳴きまくりのさびしい街になっていました。少し安心しました。魔女博物館もがらがら。入場料$7.5。入れ替え制で案内された先に入るとベンチがあり、そこで座って待っていると、周囲の壁にはめこまれている人形がストーリー展開とともに順次照らし出され、ストーリーはテープでスピーカーから流れるというものでした。これが延々20分。何言ってるかわからないし。前回来たあとに歴史的背景は散々調べたのでだいたいこんなことを言ってるんだろうなぁと推測しながら聞きました。

 さて。Salem制覇は意外とあっさり終わってしまいました。その後モールに行ってみたもののハロウィーン後の超割引セールはもうとっくに終わってしまったのか、なんにもありませんでした。ちょうど電車の時間なのでボストン市街に戻ることにしました。滞在時間1時間弱。


 それから先日行きそびれたIMAXシアターに行きました。先日水族館でもらった割チケを出して次の時間のキップくれ、と言ったところ「Next is not ready.」みたいなことを言っているような気がしました。「Why?」と聞きました。あー欧米に来て「Why?」って初めて言ったかもしれません。でも、後ろに掲示してある時間割ではAvailableな感じで書いてあります。
 店員さん中国人のようで、僕の顔を見て試しに中国語で説明を始めましたが「そーりーあいむじゃぱにーず」。その後二人でなんとか意思の疎通に挑戦し、身振り手振りと言い換えにより、どうやら「not ready」じゃなくて「not 3D」と言っていたようであることが判明しました。
 偏光メガネをかけて見るのとそうでないのとがあるようです。せっかく来たので「じゃあ次の次のやつ」ということで液晶メガネ有り版を見ることにして、1時間半待ちになりました。

 時間つぶしにQuincy Marketに行きました。ずっと探していたRed Soxと書いてある赤い靴下を発見。しかし文字の色が灰色と黒があって黒の方が良いのですが大人用が灰色しかありません。「こっちがいいんだけどー」と言ったら「取ってくるからちょっと待ってて」と取りに行ってくれました。

 と、今までは流れに身を委ねてなるようになっていたことが多かったのですが、今日はちょっと自分の思い通りになるように話ができたと思います。英語力ではなくて単に度胸の問題だとは思いますケド。

 IMAXシアターではこのところの寝不足がたたって半分くらい寝てしまった気がします。

 そうそう、この日は地下鉄のブルーラインが工事なのか止まっていて、シャトルバスに乗り換えるよう言われました。ここで日米の大きな違いを痛感しました。

 どういう処置だったかというと、まずシャトルバスは完全無料。関係無い人がふらっと来ても乗れます。それからブルーラインの該当駅の改札が無料開放です。ボストンの地下鉄は出るときはフリーなので関係無い人がふらっと来て乗れちゃいます。
 しかし。この方法により、確かにブルーラインが止まることで困る人は誰もいません。

 でも。日本だったらきっとブルーラインに行こうとする人にシャトルバス利用券を渡して、それを見せないと乗れなかったりしそうですよね。日本人がケチとかではなくて、ひたすら根っから真面目なのだなぁと思いました。

 コミューターレイルもNorth、Southのターミナル以外は駅は全部無人駅で、基本的には車内の車掌だけがお金を回収します。車掌も始発駅の直後しか検札に来ないので、やろうと思えば無賃乗車も簡単だと思います。
 得られるはずの利益をかなり取り損ねていることは事実だと思いますが、各駅に駅員をおかなくて良いという人員削減効果や駅の施設が適当で良いといったメリットも存在します。この辺の雑なところはアメリカっていいなぁと思います。
 電車が時間通りに来ないのはイヤだけど。