ソノターネット2

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暫定基準値

2011-04-03 22:00:00 | TV

 ニュースで良く聞く何シーベルト的なのとは関係無く、でも説明がしやすいので言葉としては使いながら、僕が仕事柄扱っている基準値について書いてみます。

 異常アリと異常ナシは、2通りしか無いように思えますが、「割れた割れない」みたいなのなら見て明らかですが、連続的な数値の話だと、とある数値以上になってはいけない、というのを決めなければなりません。

 ここでこの数値の決め方に実は大きく2つのアプローチがあります。これが、ニュースで聞く放射線がらみの話では、決めた側のアプローチと、聞いている側のアプローチが真逆なのではないかと思います。

 僕の仕事柄での社内用語では、社内判定と社外判定と言います。

 放射線は無くて当然のものなので(ゼロでは無いですが話がめんどくさいので通常=無しというテイで)、少しでも検出されたらつまりはどこかで何か異常事態が起きているわけです。その異常事態を敏感に検出する必要があるため、普通の状態からちょっと変動したところ、に基準値を設定します。これが社内判定。

 人間のとある寿命があって、とある放射線を浴び続けてもそのとある寿命 を健康被害無くまっとうできるとしたら、その放射線の量は、どばどば出ていても、人間にとってまったく問題無い値ということになります。これが社外判定。
 ただし、人間の寿命には元々かなりのバラツキがありますし、人間が放射線に耐えられる力も違います。また、同じ位置でずっと同じ量の放射線を浴び続けるわけないけどどういう場合が最悪のケースか、というのがわかりません。というわけで、もし社外判定値にすがろうとするのであれば、想定される要素すべてのワーストケースで判断する必要があります。

 どうもこのあたりが僕の仕事柄でも周囲に理解してもらえていないのが困っているところです。

 

真意は、罪を犯してもトップアイドルに復活できたんだから被災地のみんなもきっと復活できる、ということらしいです。しかし何が悪いってトータス松本のセリフと語り口調だ。
 



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