熱き専門学校理事長の仕事

「日本一学生を幸せに出来る専門学校を創る」という夢に向かって奮闘する経営者のひとり言

教室→現場→教室という実践教育例

2006年02月06日 20時38分23秒 | 仕事日記
3日(金)の話。

うちの学校の初期の卒業生で、G科主任講師のM中先生から、

「某有名レコード会社所属のあるアーティストのCDジャケット用のスチールと
プロモDVDを撮影するから見に来れば?」


とのありがたいお誘いを受けた。

このM中先生は、顔はジャン・レノ、風貌は今はやりの「ちょいワルオヤジ」

といった感じのとてもかっこいい、小生の憧れの先生だ。

まあ、うちの名物講師の一人だろう(笑)。

、、、

この見学、実は、ただの見学ではない。

先生と一緒に仕事をするスタッフが、うちの卒業生。

そして、M先生は授業の中で、このCDジャケットデザインやプロモーションビデ

オを題材にしてくれているのだ。

①このアーティストの書いた詩を学生たちに見せて、コンセプトなどのアイディア出し
                 ↓
②撮影、制作
(スタジオの都合もあって、学生は入れないが、スチール、映像でこの制作過程を撮影)
                 ↓
③撮影や制作の映像、出来上がったものを題材にさらに授業を進行する

というプロセスだ。

学生からすると、教室の中で議論したり、自分が出したアイディアと現場の仕事が

連携しているから、これは真剣になれるだろう。

そして学生たちが出したいくつかの案がどのように採用され(もしくは却下さ

れ)、プロ(卒業生)はどのようなイメージに落とし込んだかをしっかりと見るこ

とが出来るのだ。

(ちなみにこのレコード会社の担当の方は若い学生たちが出した奇抜な発想に驚か

れていたとのこと。さすがだ!うちの学生たち!笑)

M中先生は、学校の方針をとことん理解してくれて、今回のような提案、授業をし

てくれたわけだ。

本当に感謝の至り!

、、、

専門学校は大学とは違って、理論を研究する場ではない。

実学、実践教育こそその存在意義だ

当校はそういう意味で、超実践主義という基本的な考えに基づいて、パンフレットにも、

Real Education(実践に即した教育)

という理念を掲げている。

とことん、実践的な教育をしていきたい。

正直、教室内だけで淡々と授業をするだけなら、特に苦労することはない。

超実践主義に基づいた企画は、外部の人との調整、事前準備など等、手間がとても

かかるものだ。

(これは容易にご想像いただけるだろう。講師の先生が一時間分の授業を準備し、

こなすだけでも大変だが、これに外部折衝や最低数日間の準備が入るから、講師も

関わる職員もとても大変だ。)

でも、実践的で、真剣勝負の場を与えられるからこそ、学生たちはたった一度の経

験でも、

大切な「気づき」を得たり、ぐーーんと一気に成長したりする。

大変でも、そんな場をこれからもどんどん提供し、個々人の個性を伸ばし、潜在的

な能力を引き出せるそんな学校を目指し続けたい。
         
学生たちの成長に対する情熱と、大きな愛情を持って
      

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