熱き専門学校理事長の仕事

「日本一学生を幸せに出来る専門学校を創る」という夢に向かって奮闘する経営者のひとり言

『耽羅紀行』とチェジュ職員旅行

2007年08月08日 08時02分39秒 | 仕事日記
司馬遼太郎先生の『耽羅紀行(たんらきこう)』を読んだ。

そして、済州島(チェジュ島)に行った。

、、、

二泊三日の短い期間だったが、久しぶりの職員旅行。

日々、みんな本当に汗を流し、智恵を絞り、チャレンジしてくれている素敵な

職員たち。

そして、至らない小生たちを支えてくれる素敵なVIPの先生方。

このメンバーとこの麗しき島で過ごせる喜びを感じた。

本当に幸せだ。

、、、

童心に帰って汗びっしょりで遊んだり、おいしいチェジュ料理に舌鼓を打ったり、

世界遺産(上の写真)の景観に酔いしれたり、熱く語り合ったり、、、。

本当に、幸せと学びを感じる二泊三日だった。

、、、

バスの中だけは、しばし個人的な空想に浸った。

車窓から景色を見ながら、『耽羅紀行』に書かれていたこの島の歴史に思いを

馳せる。

この美しい島が経験した数々の喜怒哀楽。

そしてそれを反映して出来たこの島特有の文化、風習、ものの考え方、、、etc。

、、、

「今」はもちろん大事。

ある尊敬する経営者の先生が、

これからの時代、過去3年くらいの経験しか役に立たない

とおっしゃっていた。

この仕事をしていても本当にそう思う。

、、、

ただ、これもその先生はおっしゃっていたが、

ルーツは忘れてはいけない。

「今」は「過去」の積み重ね。

美しい島が経験しなければならなかった壮絶な過去に思いを馳せながら、

創立時から学園を支えてくださった先生方と語らいながら、

過去の経験に囚われず、未来に向かってチャレンジしつつも、

ルーツや過去の積み重ねによって出来た学園の良き風土、哲学、

そして「らしさ」を大切にしたい。

そう思った。

、、、

変えていいもの。
変えなくてはならないもの。
絶対に変えてはいけないもの。

とっても難しいことだけど、しっかり見極めなきゃ。

そのためには、日々修行を積み、見極める目と心を持てるようにしなきゃ。

日々の経営以上に、原点、過去を踏まえ、未来を見据えた

組織文化構築に対する経営トップの責任は重い。
どんな組織も経営者の私物じゃないのだから。

二代目は初代から受け継ぎ、正の遺産を進化させ、負の遺産を出来るだけ整理し、

発展的に三代目に引き継ぐ役目。

特にこの考えをしっかりさせなきゃ。

あらためてそう思った。

、、、

素敵な旅行にしてくれた裏方の職員たち。

予想通り思いっきりはしゃいでくれた若い職員たち(笑)。

大人の風格と渋味をふんだんに見せてくれたベテランの職員たち。

そして、お忙しい中、学園の今後の発展のために駆けつけていただき、

数々の金言をくださった先生たち。

本当にありがとうございました

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2 コメント

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ルーツ (Yoshi)
2007-08-09 05:08:38
関係あるのか、分かりませんが、
ある書評家が映画『ノスタルジア』(タルコフスキー監督)について評じていて、

「いまの若い人たちには、心の、或いは実際の『ノスタルジア』(郷愁)を寄せる場がなくなっていくのが、残念だ」

なんてようなことを書かれていました。

郷愁=原点、かな(ちょっと違うか)

このブログを読んで、なんとなく想い出しました。
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Yoshiさん、確かに(^^) (song20)
2007-08-09 14:04:09
Yoshiさん、コメントありがとうございます。
40歳になって、ノスタルジアを感じることが多くなったような気がします。
無性に母校を訪ねてみたくなったり、旧友に会いたくなったり、自分が生まれた街(京都)に行ってみたくなったり、、、。
人生折り返しを迎えて、多感になったいるのかも知れません。

郷愁の気持ちって大切にしたいですね。

ありがとうございました
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