本寿院朝粥の会(12月10日)です。
今年最後の朝粥の会。
早いもので10年です。10年間 毎月お粥を炊いておられますので、私はお粥たきの名人だと自慢しながら食卓にお粥が出てきます。
お世辞抜きにおいしい。
お粥は、火の加減や水の加減が難しく、なかなかおいしいお粥が出来ません。
今月は特においしく出来ました。
つけものは、流山の小林さん
36不動巡礼の松井さん。新井さん。より佃煮
九州 熊本のセルモ 安田社長より顔より大きいばんぺいゆ(みかん)
いつも送って下さる、水子供養の信者さん。
この食は、仏の恵み、感謝して心静かにいただきます。合掌
本寿院の朝粥の会は、毎月第2日曜日午前7時より行っております。
参加は自由です。(無料)予約も必要ありません。
どうぞ心のいっぷくにお越し下さい。
6時30分に開門します。入口の看板が目印です。
水子供養の方は、その後本寿院水子供養堂にて法要を厳修致しております。
今日は、本寿院にある不動窯の火入れです。
本寿院には電気窯 円宗院にはガス釜 熊本には、古式穴釜(原監督や佐藤教授・湯原さんとも窯焼きしてきました)があります。
それぞれ窯の特徴があり、仏さまの表情も変わってきます。
今日は、ご先祖・水子供養のために造仏された仏さまと窯に入れます。
窯つめしているときはとても幸せな気分です。
わくわくします。今から約15時間かけて1230度の温度で焼き締めます。
焼き物ですから残念ながら、割れてしまうこともあります。
どうか割れないようにと祈りながら窯に火を入れます。
作品によっては、釉薬をかけたり、貝殻を入れたりします。今回は、備長炭をいれて焼き締めることにしました。
2日後のブログにて報告しますね。
秦野市にあるサン・ライフしぶさわホールにて講演会を行いました。
こちらでは、「あったか寺子屋」と題して、毎月講師を招き、「人生を輝かせる」為のコツや考え方を講演いただき、参加者に、より楽しい人生を送っていただきたいと開催されています。
久しぶりの1時間講演 ちょっと緊張しております。
約30名ほどの参加の方々は真剣な眼差し。この坊さんどんな話をするんだろう?
と興味津々の顔をされています。
法話といっても堅苦しい話ばかりではみなさん安眠されてしまいます。いかに仏教の話と興味を引く話をくっつけて寝させずに盛り上がらせることが出来るか?これがなかなか大変です。
さてさて、どうしようか・・・最初は、身口意の法話!どうだ!
反応がない(シュン)。それならば得意の寿司ネタ!
うけない。どうしよう。
とまあ出だしはリズムが取れなかったんですが、つちぼとけの話になると
私の力が入ってくる。会場に笑いのウェイブが・・・よし、このまま突っ切るぞ・・・
と調子に乗って話をしていれば10分のタイムオーバーしてしまいました。
眠った人は居ませんでしたが、講演者としてタイムオーバーは失格ですね。
さて、本題にはいりますが、ここで質疑応答の時間をもったのですが、
仏壇の向きや遺影写真の飾り方など、僧侶にとっては、相談するようなことでもない、ごく普通の当然の内容でも、一般の方はどこに相談すればよいのかわからずにおられることに驚きました。
中には、寺とのトラブルで困っておられることなど・・・
檀家離れと言われていますが、同時に僧侶離れでもあり、仏事の事がわからない方が非常に多くなっていると実感しました。僧侶との接点は、葬儀や法事しかなくなっているのかもしれません。いかに一般の方と僧侶との接点を持つことが出来るか?考えて歩む必要があると思いました。
円宗院にあるお助け地蔵の新年用よだれかけを奉納して下さいました。
お寺の庭先にお祀りしておりますので、水子供養にお参りの方が、そっと手を合わせて帰られる時によだれかけのお話をしております。
どうしてお地蔵様によだれかけがあると思いますか?
水子地蔵に代表されるように、亡くなった子供は賽の河原で鬼にいじめられます。
そんなところへ地蔵菩薩が助けに言って下さるのです。
賽の河原にはたくさんの子供たちがいます。どうか我が子がお地蔵様にめぐりあいお救い下さるように、我が子の使っていたよだれかけを目印にします。
また、まだ目の見えぬ我が子が母を感ずる「母ののにおい」がついたよだれかけ、地蔵様と巡り会いますように・・・。と親の切なる願いがこもっています。
円宗院に参拝されたときにはどうぞお参り下さい。
日立製作所より移された「お助け地蔵」きっとあなたをお助け下さることでしょう。
仙台で別のお寺を紹介します。
仙台に伺ってメトロポリタンというすばらしいホテルに泊めていただきました。
窓から山手を見ると、大きな観音様がおいでになるではありませんか、
平成3年に新しく建立されたお寺で、とても近代的なお寺です。
まず、本堂にて参拝し、その後、観音様の胎内に・・・
受付で、僧籍の方は拝観料は無料ですと言われ、その心配りにうれしくなりました。
まず、1階には賽の河原があります。ここでは、水子観音を奉安し、水子供養をなさっておられます。 料金もちゃんと表示されており、現代的で親切なお寺です。
エレベーターに乗って100mほど一気に昇ります。
観音様の胸当たりから眺める景色は、とてもすばらく、仙台全体が見渡せます。(ちょっと感動しました)
帰りは、階段で下りようと挑戦しましたが、各階ごとに仏さまがたくさんおられます。
3階分ぐらいおりただけでダウンしてしましました。螺旋階段になっているのですが、あまりの高さに体力と気力が付いてこなくてエレベーターでおりました。
それだけすごい仏さまの数です。
とてもきれいにされておられましたが、掃除だけでも大変な事です。
また、仙台に伺ったときにはゆっくりとお参りしたいと思いました。
円宗院朝粥の会です。
毎年12月には、いつも同じ法話をさせていただいておりますが、またこのお話をさせていただくと思うと、一年がとても早く感じます。
10年ほど前でしょうか?長野のおっしゃんという禅僧が日本経営合理化協会の講師としてお見えになっており、終了後、食事を一緒にさせていただく機会がありました。
その席で「はきものをそろえると心もそろう」よ。とお話を頂きました。
うーん。簡単なようで深い言葉である。
それから、毎日自分の履き物をそろえるたびに「履き物をそろえると心もそろう」
とまるで念仏のように心で唱えて参りました。
そうですね。履き物をそろえるというは、心のリセットボタンなんですね。
後ろを振り返り、自分の歩んできた道は間違ってなかったか?横道にそれていないか?
そして今立っている場所を確認し、リセットボタンを押す。
そしてその履き物を脱ぎ捨てて新しい第1歩を歩み出す。
何度失敗したっていい。リセットボタンを押せば良いんですね。
様々な自分に背負っているものを脱ぎ捨てて、裸足で駆け出せばよい。
何度でも良いんです。何度でも。リセットボタンを押せばよい。
年末に当たり、心のリセットボタンを押して、新しい年を迎えましょう。
さて、今日のお米は千葉県 本橋さんから
おつけものは、水子供養の信者さんから頂戴しました。
べったら、すぐき、ごぼう、山芋桜漬け、等々漬け物のオンパレードです。
月に一度早起きして、一緒に朝のお勤めを致しましょう。
勤行の後、へたくそな法話をさせていただき、その後みなさんと共に朝粥を頂戴します。参加は無料です。どなたでも参加できます。
予約の必要はございません。第1日曜日7時までにお越し下さい。
近所の奥様方が接待して下さいますよ。
この食は、仏の恵み感謝して心静かに頂きます。
お寺ネットのオフ会でもあり、恒例の関東36不動巡礼に行って参りました。
当日は、全日の雨とは反対に、好天に恵まれて、まさに巡礼日和でございました。
やっとというか、気がつけば・・・というか、2003年4月8日より、3ヶ月に1寺ずつ巡って今回で19番目の札所となります。
最初は、6名だった参加者も、20名ほどになりました。満願目指して頑張って参りたいと思います。
さて、江戸川区の最勝寺
とてもきれいに掃除が行き届いていて、ゴミ一つ落ちていません。
入口には、仁王様がぎょろっとにらんでおられ、入ったところには様々な種類の蓮鉢がならんでありました。7月のお盆頃が良いらしく、「お盆のお参りの方がホッとして下さるように・・・」と寺の方がおっしゃっておられました。にくい気配りですね。
しかし残念ながら今年は暖かく、6月に咲いてしまったようです。
このご住職は、33才。(とても若い!)というのも前住職が平泉にある中尊寺の貫主になられたそうで、(すごい!)25日に晋山されたばかりのピカピカの新住職です。
関東5色不動のいわれやお不動様について、ご法話を頂戴しわざわざ我々のためにお護摩を厳修くださいました。感激です。
全員感激で涙が止まらないのか?とおもいきや、お護摩の煙で目がけむくてけむくて・・・
まるで薫製状態ではありましたが、一心に不動真言を唱え続け、ありがたいお護摩の煙で心身共に浄化されたように不思議な気分でありました。心が軽くなった気分です。