寒空の中で焚き火にあたっています。
不思議とあったかいもんですね。
某出版社の編集長が円宗院から近くの湘南の山奥に秘密基地を造っておられます。
最近はやりのツリーハウスのようなもので、人里離れた山奥に(それも湘南の都会とは思えない)廃材をあつめて1年半かけてご自分で小屋を造られました。
電気もないランプの小屋です。子供たちは大はしゃぎです。
焚き火を眺めながら静かな夜はふけていく。
円宗院の桜が咲きました。
河津桜ですから、ちょっと早めの桜で、色がとてもきれいです。
水子供養の信者さんより、6年前に頂いた苗が、あっという間に大きくなって見事な花を咲かせるようになりました。
人間の世界では、6年も経てばランドセル背負って「小学校」です。早いものですね。
人間50年 下天の内に数えてみれば、夢幻のごとくなりけり。信長が好んだ謡曲の一説。昔の人の寿命は50年だったのか?と考えるのは間違っています。
人間の50年は、下天の世界の1日に相当するそうです。
本当に人生は、瞬きのようなものですね。
とても早く咲くのは良いのですが、もう少し暖かければ・・・ござをひいて花見(宴会)が出来るのですがね。(笑)
本寿院つちぼとけ教室です。
皆さん気がつくと6年以上のお付き合いになります。
長いこと勉強しているのに全然上達しません。とぼやきながら、熱心に作陶されています。
亡くなったご主人のために、水子供養のために、地蔵さんが好き、志望動機に様々ありますが、皆さんつちぼとけを造らせていただく幸せをかみしめながら仏さまに向かわれておられます。
柏教室は、佐藤先生が病気療養中のため、しばらくの間私が指導しております。
今日のテーマは、「千手観音菩薩」
千手観音の事を、私は仏教版「マツモトキヨシ」と言っております。
なんでもそろうんですね。風邪の人には風邪薬。水虫の人には水虫の薬なんです。
風邪の人に水虫の薬は必要ないのですね。
千手とあるが、けっして千本の手があるわけではありません。
ほんとうにあればお化けです。
真手といわれる中心の2本が千種類に変身するのですね。
ですから正確には1002本の手があります。
あなたの願いや苦しみの音も、必ずや聞いて(観て)下さいます。
しかしながら、それをつちぼとけで作るのは至難の業です。
苦労しながらも、それぞれの千手観音が出来ました。焼き上がるのが楽しみです。
2月21日 深川不動へ33名でお参りしました。
日光や伊豆からもご参加になった方がありました。
特別護摩を厳修していただいた後、我々のためにわざわざお茶やお菓子や土産を用意して下さり、深川不動の樋口様よりご法話並びに館内を案内いただきました。みなさん感動の参拝でした。ありがとうございました。
深川丼は赤味噌の猫まんまでビックリしましたがとても美味しかったです。
このふれあい観音は、故西村公朝先生の作られた観音様です。
公朝先生の講演で、仏さんは姿かたちで我々に仏の慈悲を伝えて下さっている。
と講演したところ、目の不自由なかたから、仏さまのすがたを見ることが出来ない方はその慈悲に触れることが出来ない。
もっとも国宝や文化財級の仏像はさわることなどできません。
そこで、さわって仏の慈悲を伝えようと「ふれあい観音」をつくったと言われていました。
私もあったかい観音様にふれあってきました。
深川のえんま様としてしられる焔魔堂はとてもハイテクです。
お賽銭を入れる場所が数カ所あり「縁結び」や「ぼけ封じ」といった項目に賽銭を投げ入れると、自動的に閻魔様から法話をいただける。
なんとも驚きです。
とても楽しい関東36不動巡りでした
次回は、5月23日 薬研堀不動です。よろしければどうぞ。(現地集合現地解散)
19年2月10日
昨年、お葬式を行った方から1周忌の依頼を受け、法要を厳修致しました。
しかし、何かおかしい。骨壺のまま安置されているのです。
普通であれば、骨壺に白いカバーが掛かっているはずです。
お聞きをすると、生前にご友人の陶芸家がその方の為に骨壺を作って準備されていたそうです。
水上勉さんも、「骨壺の話」という本のなかで、自分が亡くなったらこの骨壺に入ると作陶する。
一生懸命作るのだが、出来上がると入るのがいやになる。
だから出来た骨壺は友人に差し上げ、又、新しい骨壺を作り始める。と書かれてありました。
私も骨壺をかれこれ10個ほど作りました。(お急ぎの方があれば差し上げますが・・・)
常に最期の死を見つめて生きる。同時に、生が輝き出す。いかがでしょ?
19年2月14日 (株)セルモ岡崎副社長(58才)の通夜が行われました。
導師入場の前に、ガンと告知されてから生前に収録された「遺言ビデオ」が放映されまし
た。
お世話になった方々への御礼や残されたものへ託す「自分の想い」、そして99才の母より先立つ親不孝をわびておられました。
エンバーミングを施され、生前のおしゃれな姿のまま、たくさんの方々に送られたまさに感動の葬儀でありました。
その葬儀の模様は、ホームページにて配信されています。
セルモ玉泉院セレモニーレポート
2月14日 熊本県人吉温泉に来ています。
こちらの古式穴釜でつちぼとけを焼きます。
今回は、5月に新宿京王百貨店で出展するつちぼとけを作りに来ました。
翌日、朝からつちぼとけ教室を玉泉院人吉会館にて開催しました。
当初、60名の予定が、100名以上になって驚きです。
朝は、激しく雨が降っていたので、30名ぐらいになるかと思っていたのですが、席が足りなくて大変になりました。
ちょど、昨年1月にこちらで1時間法話させていただきました。
その後、御礼や相談の手紙を頂いたりしておりましたが、同じ方が今回も集まって下さったようです。うれしいです。しかし、法話の内容を変えないと・・・同じ話ではね。
こちらの地域は、曹洞宗や真宗が多いそうで、お地蔵様を作る方が少ないのでは?と危惧しておりましたが、みなさん楽しく騒ぎながら作仏致しました。
先日、ご主人を亡くされたおばあちゃんや水子供養のために、涙を流しながらお地蔵様をおつくりになりました。
心のこもった仏さま。一瞬で100体以上のお地蔵様が出来ました。