三休の坊さんブログ NO1

ブログ人にて開設していた「三休の坊さんブログ」
サーバー会社の都合にてこちらに引越ししました。
過去の記録です。

マイ骨壺

2007-02-20 16:50:20 | 骨つぼ

19年2月10日

昨年、お葬式を行った方から1周忌の依頼を受け、法要を厳修致しました。

しかし、何かおかしい。骨壺のまま安置されているのです。

普通であれば、骨壺に白いカバーが掛かっているはずです。

お聞きをすると、生前にご友人の陶芸家がその方の為に骨壺を作って準備されていたそうです。

最期の衣装を準備されているとはおしゃれな方だったんですね。Ca320093_3

水上勉さんも、「骨壺の話」という本のなかで、自分が亡くなったらこの骨壺に入ると作陶する。

一生懸命作るのだが、出来上がると入るのがいやになる。

だから出来た骨壺は友人に差し上げ、又、新しい骨壺を作り始める。と書かれてありました。

私も骨壺をかれこれ10個ほど作りました。(お急ぎの方があれば差し上げますが・・・)

常に最期の死を見つめて生きる。同時に、生が輝き出す。いかがでしょ?


荻窪教室

2006-08-07 15:26:56 | 骨つぼ

8月4日 今日は荻窪教室です。

ここでは、骨壺教室とつちぼとけ教室を同時に開催しております。

まず、「死を見つめる」とお話しさせていただいた後、作陶にとりかかります。

入り心地は、死んだ後で・・・。

生徒さんは、先日母を亡くして大変だった。自分が元気の間に死の準備をしておきたいと思って・・・

又、私は椿が好きなので、椿のガラをデザインしてみました。椿に見えますでしょうか?という生徒さん。

すかさず高木先生の毒舌が飛びます「椿と書いておかれたら・・・」

死を見つめると生が輝いてくる。死を見つめることと生を見つめることは同じです。

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骨つぼ教室

2005-11-09 09:36:41 | 骨つぼ
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10月21日から3ヶ月
読売日本テレビ文化センター荻窪にて「自分の骨つぼ教室」を開講いたしました。

骨つぼは最期の衣装です。ビトンでもないシャネルでもない、たった一つだけの衣装です。
自分で作ってみませんか?
思い思いの気持ちを込めて・・・

先日なくなったご主人のために骨つぼを移し変えたい。と言う方もおられます。
奥様が作った心温まる骨つぼに移されるご主人は、キット喜んでおられるでしょう。

また、ダブルサイズの骨つぼを作られる方もありました。
ご主人と一緒に入るとのこと。
それを聞いた参加者から、笑いの声と共に「私は、ヨン様の写真を入れるの」と
話しておられました。

楽しみながら作陶し、死を見つめる。
いずれは、死がやってくるのだけれど、「死」を避けるのではなく、見つめる。
そうすれば、きっと生が輝いてくることと思います。
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