※参考記録

日本百名山山頂宙返りを敢行中の【雪崩★マン】が綴る社会学的山岳エッセイ!

人生や仕事や…

2008年06月01日 | 雑感【thoughts】
 いやいや、深刻な雰囲気で書くつもりはないんですよ
最近、フリーアナウンサーが自ら命を絶ったり、穏やかじゃない事件があるしね

 僕が転勤してきて今月で三ヶ月になる。
「あっという間」ではない
ここまで長かったァ…

 仕事の不満はある。
未経験の仕事だし、あれだけ「デスクワークが嫌だ」、「向いていない」
実感し、皆に吹聴してそれを避けてきた僕が
10数年ぶりにデスクワークに戻ってきた。
「数字が苦手」、「算数が苦手」の僕がとうとう数字を扱う
仕事をすることになってしまった。

 「どうして俺がMD部に?!」
これは僕が強く疑問に思ったが、
それは僕だけじゃなく、前勤務地の上司や同僚も
「なんで雪崩★マンが?!」という疑問を持っていたようだ。


 さて、以前書いたようにそういう思いはあったし、
この業務から逃れるという目標を抱いていた。
早く希望通りの転勤・転籍をさせてもらおうぞと。
ただし、昇給した。期待されている。
それがあるからこの会社に居ようとは思った。
しかし、この転勤により僕の収入は、
いや、言い方を変えると、
実質“身入り”は変わらないということが先日わかった。

 「家賃補助」
最近はその制度そのものがない会社も少なくないが、
業績があまり芳しくない弊社にもその制度はある。
弊社の制度を、マニュアルをもとに簡単に説明すると
4区分ある等級(給与)と、家族を伴うか否かで支給限度額が決められ、
(*つまり家賃補助支給額には8区分ある)
例えば、一番下の等級Ⅰで単身者の場合、
つまり一番支給限度額が少ない人の場合、¥49,000
等級Ⅰで家族を伴う場合は¥70,000。
ちなみに最高等級のⅤで単身者は¥59,500。
Ⅴで家族を伴う場合は¥85,000、となっている。
なお、等級ⅠとⅡは給与は異なるが、家賃補助支給額は同じ。

 で、当然これは限度額なので、家賃に対する支給率も決まっており、
着任後の経過年数により異なり、
3年未満、3~6年、6~10年、10年以降、で分けられている。
当然経過年数が高いほど支給率は低くなり、
10年以降は「0」。つまり支給されなくなる。


 この制度にはまだ要件があるが、
ここからが弊社のおかしなところが出てくる。
まず、年度ごとに支給率を下げていく
というのだ
数字で上げていくと、
「2007年2月以降」は
3年未満:54%、3~6年:42%、6~10年:18%、
「2008年2月以降」は
3年未満:45%、3~6年:35%、6~10年:15%、という具合。
どうして年度ごとに下げていくわけ??!!

 さらにおかしなことはある。
「今後の昇降格に伴う該当等級の変更は行ないません。
転宅時における等級がそのまま継続されます。」

というのだ
つまり、一番下っ端で転宅し、最低の支給額のときに再び転宅し、
昇格しても、結婚しても、家賃が上がっても
支給額は変わらない
というのだ。
これについては後述もあり、
「①支給額が増加する要因の条件変更については対応しません。
(例)結婚、家賃値上げ
 ②支給額が減少する要因の条件変更については対応します。
(例)持ち家、単身、家賃値下げ」

とある。

 まだまだあるぞ
これはマニュアルに記載されておらず、
会社がマニュアルを無視し、
社員に不利益な支給をしているとしか思えないが、
支給率は家賃に対してではなく、限度額に対して
であるのだ
僕の以前の家賃は¥56,000。
神戸に引っ越した現在は¥70,000。
以前(~2008.2.)を適用すれば、
¥56,000×54%=¥30,240
でなければならないが、
支給されていた額は¥26,000


 そして今年二月以降は¥22,000に。

 さらに現在は
¥70,000×45%=¥31,500
でなければならないが、
変わらずの¥22,000

この¥22,000は¥49,000の45%なのだ



 僕は前勤務地で一年前に一度転宅しており、
そのときから家賃補助をもらっていた。
その時点で気づかないのも間抜けだが、
あまりお金に関心がなかったのだねぇ
今回、給与明細を見て、明らかに家賃補助額が変わっていないことに気づき、
調べてみてこれらがわかった。

 僕は社命でわざわざ転勤させられ、嫌な仕事に就いたが、
昇給はしたが、家賃の支給額は減り、家賃負担が増え、
実収入はほとんど変わらない。
そして労働時間が増え、休みが減る…、
そういうサイクルのなかに組み込まれてしまったのだ