My Favorite Things

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私のお気に入りです。

赤毛のアン & アフタートーク 10月5日

2012年10月05日 23時32分00秒 | 観劇

オフステージトークに参加したくて、この日のチケットを取っていました。
前回光枝マシュー&中野マリラだったので、今回は日下マシュー&木村マリラをと思っていました。
しかし、1週毎で交代しており、今回も光枝マシューと中野マリラでした。
客席に入る前にキャストを確認していたら、ブルーエット夫人に菅本さんの名前が!
前日から、金原さんから交代していたようです。
オープニングの婦人会の中に菅本さんを観た時は、あまり違和感は感じなかったのですが、ブルーエット夫人として出てきた時は、ちょっと年齢を感じてしまったのが残念でした。
高島田さんや金原さんほどはインパクトがなくて、ちょっとイメージが違うかなという印象でした。
アンの若菜さんは、前回手というか指先が落ち着きなく動いていたのがなくなって、無駄な緊張がなくなったのかなと思えました。
前回よりも活き活きしているように見え、アンとして活きているなと思える部分と、キャリアの違いが役の厚みに足りていないのかなと思える部分とがあって、回数を重ねたアンを観てみたいです。
光枝さんのマシュー、最期を迎える前にアンと語っている時の仕草が細かくなっているような気がしますが、どうなんでしょう?
私には、とても好みの芝居でしたが。
すっかり崇拝者にされてしまった亜早美ちゃんのジョシー・パイは、変わらず元気いっぱいです。
1幕ラストアイスクリームをアンの渡そうとするギルバートに足を引っかけて躓かせてしまった後、クリームが着いたアンとギルバートをバツが悪そうに目をキョロキョロさせていたのが可愛いかった。
野外学習の時にステイシー先生の周りを囲むように座りながら両手を振る姿も、誰よりも元気よく笑顔で振っているんですね。
アフタートークでも語っていたように、演じたかった役を演じることの喜びも溢れているようにも思えました。
マシューの最期のシーン以降、全回以上に泣かされてしまいました。
もう一度観たくなってきましたが、日下さん・木村さんが観られるのも、アン自体が観られるのも、来週まで。
しかも、福岡遠征をしてしまう関係で、観られそうなのは11日だけ。
チケット、どうしようかな・・・。

そんなことを思いながら、アフタートークイベントです。
鈴木周さん登場で、イベントスタートです。
まずは、赤毛のアンの世界についてのトークから。
2年前の上演の際にも、同様のイベントを実施しているとのことでした。
2012年は、日本で赤毛のアンが紹介されて6周年となるそうです。
村岡花子さんが1939年、知人のカナダ人宣教師から1冊の本を渡されたそうです。
それが、Anne of Green Gablesだったそうです。
村岡さんが感動され、防空壕の中でも翻訳を続けられたとのことです。
終戦から7年後の1952年に、出版にこぎ着けたそうです。
日本での編集者から、タイトルに「赤毛のアン」を提案されたそうですが、「窓辺に倚る少女」と言うタイトルにしたいとの村岡さんの希望で、本のタイトルが決まったそうです。
帰宅した村岡さんが娘さんに本のタイトルを告げたところ、「赤毛のアン」が良いと言われたそうです。
若い人が読む本だからと、娘の意見を聞き入れ「赤毛のアン」に改めたそうです。

プリンスエドワード島についての話題では、淡路島程度の島ながら、駅=鉄道があるというのは、凄いと言うのが鈴木さんの感想だったそうです。
緯度的には稚内程度の北の土地で、特産品はジャガイモとロブスターだそうです。
アンの時代は、1870年後半くらいに島にやってきた設定だそうです。
ルーシー・モンゴメリーは、新聞に掲載された「老夫婦が孤児院に男の子を申し込んだら女の子が来た」と言う孤児に着想したそうです。
とは言え、何度も書き直しを繰り返して、作品が完成したそうです。

ここまでトークが続いた後、質問コーナーの回答者登場です。
下手側から、石井亜早美さん、近藤聡明さん、大和貴恵さん、斎藤准一郎さん、そして司会の鈴木 周さんの5名です。
鈴木さんが「まずは、自己紹介」と言いながら亜早美ちゃんに声を掛けたところ、彼女の「え~!」との声に、「じゃ、こちらから」に斉藤さんが「予想外でいいんじゃないですか」の一言。
准一郎さんではなくて洋一郎さんだったら、「俺?」なんてコーラスラインのマイクの台詞が出たかなと、笑いそうになったのは私だけだったのかな?
大和さん、私服姿を間近で見ましたが、綺麗な方ですね。
近藤さんは、入団して最初に観た作品で、観て直ぐに自分が出演するならセシルと思ったそうです。
それとジョシー・パイで元気いっぱいに動き回っている亜早美ちゃん、好きな食べ物はケーキだそうです。
ちょうど目の前に座られたのですが、とっても可愛いです。

まず最初の質問は、
【この夏、気にいったアイスクリーム、好きなアイスクリームは?】
亜早美ちゃん チョコレートがかかったアイスが好きだそうです。
下がクッキーサンドで、上が某女優さんが宣伝しているのが好きだそうです。
大和さん アイスよりシャーベットが好きとのことです。
旅公演中に、香純ちゃんからハーゲンダッツを買ってもらったそうです。
近藤さん 味は拘りがないけれど、ナッツ系がかかったものが好みだそうです。
斎藤さん パピコの抹茶味を最近食べたそうです。
キャッツだったら、洋一郎と一緒?なんていじられたんでしょうね。(笑)

【お気に入りのシーン、注目のシーンは?】
斎藤さん 全部ですと言いながらも、最初の子供たちのダンスだそうです。
後ろの方では浣腸の仕草をしていたりして、遊びの要素が多いそうです。
大和さん ステイシー先生で自然学習のシーンで、本当の子供が遊んでいるようで毎回とても可愛いそうです。
近藤さん セシルはストーリー展開にかかわっていないので、島の雰囲気や、時代性を伝えたいと考えているそうです。
亜早美ちゃん 2幕最初の夏休みのダンスシーンが好きだそうです。
夏休みが終わって、子供たちが少し成長し、互いを少し意識している様子を表現していて、ときめくそうです。
フィリップス先生の似顔絵を黒板に書くシーンで、キャストが変わったらクオリティが下がったので、楽に向けてクオリティを上げていくとのことです。

【公演前に必ずすることは?】
亜早美ちゃん 楽屋で普段の自分を落とすために、肩から腕にかけて手で払っているそうです。
近藤さん 緊張を解くために、「ふっと」吐いて出るそうです。
大和さん オープニングの絵が描かれた紗幕を見て、(落ち着かせて)いるそうです。
斎藤さん 水を飲むそうです。

【全国公演後でに苦労話は?】
大和さん 夏場にクーラーの効かない劇場では冬服ばかりの衣装なので汗だくになり、化粧の落ちが激しかったそうです。
鈴木さんからも同様に夏場に冬のシーンを演じる苦労話があり、異国の丘の話も出ました。
近藤さん 旅では毎日劇場が変わるので、忙しさに追われて1日が終わってしまうそうです。
自由劇場では、自分のペースでコンディションを整えられるそうです。

【体を使う仕事ですが、トレーニング、健康管理は?】
亜早美ちゃん 本番中は公演前のアップで十分だけど、公演のない時はサウナスーツを着てジムに通っているそうです。
四季入団前に、ジムでイントラをやっていたそうです。
鈴木さんがイントラには見えないの発言に、笑いながら「失礼ですね」と言っている表情が可愛かったです。
斎藤さん 辛いものを控える、体を冷やさないようにしているそうです。
大和さん あまり気を遣っていないと言うようなことを話していて、(体質的に)風邪をひきにくいそうです。
近藤さん 柔軟をやっているとのことでしたが、亜早美ちゃんからは「とても体が硬い」という突っ込みが入っていました。

【パールには、何人入っているのか?】
鈴木さんからは、答えられない質問との断りが入っていましたが、最終的には・・・・。

【赤毛のアンの魅力は?】
亜早美ちゃん 入団時ジョシー・パイの役を演じたくてしょうがなかったのが、念願かなって幸せだそうです。
観終わった後に心がとても温まる作品で、自分の大切な人を大事にしたいと思う、そんな作品だそうです。
近藤さん ゆったりして穏やかで温かい作品なので、日常の慌ただしさを忘れて過ごせるのが魅力。
大和さん 稽古の時に柔らかくしなやかにアンの世界を大切にして、毎回台本に忠実にアンの世界を壊さないようにしています。
俳優さん達が、アンに出会ったことで誰もが成長している作品になっている作品だそうです。
斎藤さん 友情や愛情が組み込まれた作品であり、素晴らしい作品だと思う。

【何を見て俳優を目指したか?】
斎藤さん 5歳頃に大阪でキャッツを観たそうで、目の前にマキャヴィティが現れたのを覚えているそうです。
大和さん 大阪で夢から醒めた夢を観て、感動して号泣したそうです。
近藤さん 何かを観てという訳ではなく、進路を決める時に俳優になればやりたいこと総てをできるからだそうです。
亜早美ちゃん 子供の頃から踊ることが好きでバレーもやっていたが身長が伸びなかったので、自分を活かせるのがミュージカルだと思ったからだそうです。
ステファンを演じた、魔法をすてたマジョリンが大好きだそうです。
以上で、終了です。

抽選で、イベント出演者のサイン入りのデミタスカップのような小ぶりのカップ&ソーサーが、5名に当たりました。
本編もイベントも楽しめ、充実した1日でした。

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自由劇場 2012年10月05日
アン・シャーリー 若奈まりえ
マシュー・カスバート 光枝明彦
マリラ・カスバート 中野今日子
ステイシー先生/スローン夫人 大和貴恵
ギルバート・ブライス 斎藤准一郎
ダイアナ・バリー 小川美緒
レイチェル・リンド夫人 横山幸江
バリー夫人 大橋伸予
スペンサー夫人/パイ夫人 佐藤夏木
ブルーエット夫人 菅本烈子
マクファーソン夫人 種子島美樹
ジョシー・パイ 石井亜早美
店員ルシラ 田代美里
プリシー 波多野夢摘
ベル 小松野希海
ティリー 諸橋佳耶子
ルビー 菅谷有希
フィリップス先生 鈴木 周
郵便配達アール/チャーリー 鈴木智之
農夫セシル 近藤聡明
牧師/駅長 玉真義雄
キット 高橋 徹
ジェリー 新井俊一
ムーディー 嶋野達也
トミー 松岡 篤