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My Favorite Things

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アイーダ ~愛に生きた王女~ 7月8日

2012年07月08日 23時45分00秒 | 観劇

博物館のシーン
ジェリロの全身レオタードと違い、光川アムネが隣にいる事もあり細いとは言わないけれどスマート印象のアイーダです。

勝利めざして
阿久津さん、少しセーブした感じの歌い方です。

朴アイーダ 捕虜として登場した時、落ち着き、冷静に反撃のタイミングを図っている感じです。
動きはシャープで、エジプト兵を前蹴りした後のハイキックは綺麗でした。
声はやや低めのトーンのため、いっそう他のアイーダよりも年上な印象を受けます。

あの日は遠くに 
曲を通して歌い方に変化が少ないので、智恵さんのように自身の行動を悔いるような印象は少ない。
鉱山送りの列から外された時も、捕虜らしからぬ態度は強い。
アムネリスの元へ案内しようとするメレブが差し伸べた手への拒絶と、アイーダと判っているワイスメレブの驚きと戸惑いの表情が共にすごかった。
この辺りまでのアイーダを観ていると、王女というよりもラダメスのような兵を率いるリーダーのようにも。

アムネリスと対面しアムネリスの心を掴んだ後の表情は、作戦成功と言わんばかりのアイコンタクトをメレブと交わしていました。

お洒落の冒頭のミストが普段よりも多かったのか、冷たい空気が
冬の乾燥対策ではないので、ステージの暑さ対策でしょうか?

儚い喜び
初めて見せた女の子の笑顔。「靴を脱ぎ捨てて、走るの!」素敵な笑顔でした。

ローブのダンス
アイーダの心の揺れなや決意が伝わってきて、泣けてきました。
歌い終えての拍手が鳴り止まず、ちょっとハラハラしました。

迷いつつ
ラダメスに「愛しているわ」と呟きいた後の表情は、可愛らしい感じです。
反面、アモナスロを拘束した知らせに、「私の国の王なのよ」の言葉が詰まりそうになったのが、自分の父親と言いそうになったのを抑えるためと感じられ、苦しい心の内を表しているようで良かったです。

神が愛するヌビア
この曲は、私は智恵さんのパワフルな歌声が好きです。
朴さん、全般的にもう少しインパクトがあると、さらに良いのですが。

どうしたらいい
バランスは悪くないですが、ハイトーン側の声量が後少し足りないのか、力強さが物足りなく感じられたのが残念です。

人生の苦しみ
ラダメスへの思いとヌビアの民の思いに挟まれ、苦悩するアイーダの心の揺れが心を締め付けて来るのですが、朴さんの場合心の変化を歌の強弱等でも表現してくれるとさらに素晴らしいものになるのではと感じました
智恵さんや秋さんの「でも、苦しい」のフレーズの時の表情が私は好きです。

星のさだめ
出だしの「愛しているは、ラダメス。~」のトーンが低いので、他のアイーダとは少し違った印象でした。
ラダメスもアイーダ自身も、気持ちとは正反対に恋を終わらせねばならない必死な印象と言うより、諦めという感じに聞こえました。
阿久津さん、少し声疲れが溜まっているのかなという感じの歌声でした。

審判
光川アムネと朴アイーダの心のやり取りに、驚きました。
牢に投獄されたラダメスを救おうと説得するも、逆にアイーダへの深い愛を知ったアムネリスが、アイーダからラダメスを救うよう懇願されるシーンです。
「あなたは、彼を愛しているでしょう?」。
そんなアイーダの悲痛な願いに、アイーダの瞳を見つめていたアムネリスが、助ける事はできないけれど、2人が共に死を迎えられるようにしようと心に決めた瞬間を観ました。
「あなたは私以上に彼を愛しているでしょう?」とでも語っているかのように見えました。
言葉なくファラオの隣に座ったアムネリスの表情も、ファラオにどう告げようか思案していると思わせ、このアムネリスに涙が溢れてきました。
今まで観ていて、初めてです。
余談ですが「彼を助けて!!」の時、他にアイーダは手を合わせてアムネリスに訴えていますが、朴さん手を合わせることありませんでした。

迷いつつ(リプライズ)
秋さんのように涙こそないけれど、様々な思いを乗り越えてアイーダとラダメスの思いが重なったのが悲しい結末とは言え良かったんだなと思わせてくれるものでした。

違和感
キャッツでは設定的にあり得ないのですが、初の人間役で観ていると左腕をだらりと伸ばしたままブラブラさせている事が儚い喜びを含めて何度かありました。
それも、何か意図的にしている訳でもなく固定しているネジが緩んでしまっているかのような動きにも見えました。
右腕は何ともないだけに、とても奇異な感じに映りました。
光川さん同様に朴さんも、日本語の台詞回しは安心していられるのですが、時々?というシーンがあります。
キャッツでも、「俺が出ると、声がかかる」というところを「おれがでるとこえがかかる」という感じで、読点の位置が明確にならないと台詞の意味が理解されていないのかなとも思えてしまうので、今後に期待です。

カーテンコール
阿久津ラダメスよりも更に大きな拍手に包まれ笑顔で応える朴さんが印象的でした。
直ぐにスタンディングオベーションとなった客席からは、朴さんへの声援も。
客席全体が、彼女のアイーダに最大の賛辞を贈っているかのようでした。

全般的にデビュー直後としては、素晴らしいアイーダでした。
これから回数を重ねていくにつれ、どのように変わっていくのかとても楽しみです。

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四季劇場[秋]
2012年7月08日
アイーダ 朴 慶弥
アムネリス 光川 愛
ラダメス 阿久津陽一郎
メレブ 吉賀陶馬ワイス
ゾーザー 飯野おさみ
アモナスロ 高林幸兵
ファラオ 石原義文
ネヘブカ 桜野あら
【男性アンサンブル】 脇坂真人
黒川 輝
朱 涛
田井 啓
水原 俊
中村 巌
桧山 憲
ハンドコ アクアリオ
【女性アンサンブル】 加藤久美子
須田綾乃
恒川 愛
井上佳奈
小島光葉
柴田厚子
駅田郁美