深夜にも関わらず、観てしまいました。
番組名から、ちょっとギャグが多めの番組かなと思っていたら、チャレンジしたお2人の真剣さに驚きました。
番組も、ドキュメント風にナレーションと2人を追う映像で構成されていて、良かったです。
以前、日テレのミュージックファイターという番組で、青木さやかさんがキャッツに憧れ、ディミータ役に挑戦していたのを見たことがあります。
今回の2人も、普段テレビで見せているものとは別の表情で取り組んでいる姿に、最後は涙が出てきそうになりました。
講師役の加藤久美子さんと、萩原さんにとっても、普段とは違う練習生に教えるのは大変だったのでは。
萩原さんが途中で呟いていた言葉が、耳に残ります。
『できないのはしょうがない。俺たちにもできない事はある。そのために、練習しする。
でも、一番嫌な事は、できる事をやらない事がゆるせない。
多分、出れなかったら出られないでしょうがないって、なっちゃうかもしれない。
他に、違うとこがあるから。
でも、俺らはね、出れないって言われたら、人生が終わっちゃうくらい苦しいわけ。
同じ目線で見ちゃ行けないのかもしれないけれど、同じ踊りを踊るなら、それくらいやってよ!』
劇団を代表するダンサーでも、日常の厳しさと覚悟が顔を出した瞬間のように思えました。
劇団の研究生よりも若い2人にとって、どれくらいの重みに感じた事か。
最終的にステージに立つ事は叶わず、終演後のステージで衣装を着け、俳優達とそれぞれの母親に見守られたステージが、印象的でした。
彼女達にとって、今回のチャレンジが将来に向けて何かしらのプラスになってくれることを願いたいです。
良い番組でしたが、欲を言えばお手本となる『花の時・愛の時』の映像を、全編流して欲しかったけど、ムリですね。(^_^;)