ホテルニューオータニ 芙蓉 西の間にて行われた、劇団四季『サウンド・オブ・ミュージック』日本公演 製作発表会へ行ってきました。
50年前の1959年、ブロードウェイで開幕した『サウンド・オブ・ミュージック』を、2010年2月下旬から東京・浜松町の四季劇場[秋]にて公演することを発表したものです。
LaHarpe11月号に上演決定の記事が掲載され、真っ先に頭に浮かんだのが、Song&Dance 55stepsで観た、井上智恵さんの『ドレミの歌』のシーンでした。
上手のドアを開け、笑顔の智恵さん演じるマリアを見た方なら、印象に残るシーンだったのではないでしょうか?
あまりにも有名な作品は、『ドレミの歌』を筆頭に、使われている曲それぞれがまた、有名な曲ばかりです。
ストーリーも、ここで改めてご紹介するまでもないと思います。
この不朽の名作を、劇団四季が今手がけると言うことを、意外と感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今回の『サウンド・オブ・ミュージック』は、『オペラ座の怪人』や『キャッツ』でも知られているアンドリュー・ロイド=ウェバーがプロデュースをしたものです。
ロイド・ウェバーにとっては、この『サウンド・オブ・ミュージック』には、非常に深い思い入れがある作品だそうです。
その作品を日本で公演するにあたり、繋がりが深い劇団四季にオファーがあったことが、この日の発表会となって実現したものです。
発表会には、R.U.Gでお馴染みの、The Really Useful Group アジア担当常務のティム・マクファーレン氏。
劇団式代表 浅利慶太氏。
マリア・レイナー役 井上智恵さん。
ゲオルク・フォン・トラップ大佐 芝 清道さん。
エルザ・シュレーダー男爵夫人 坂本里咲さん。
修道院長 早見小夜子さん の6名が壇上に並びました。
まずは、マクファーレン氏の挨拶に始まり、浅利氏による日本公演の説明と続きます。
さらに井上智恵さん、芝さん、坂本さん、早見さんの順に役に対する思いが語られました。
なかでも、坂本さんはこの役を憧れの役と表現をされ、その役を演じることに喜びを感じていることを穏やかな笑顔で語っている姿がとても印象的でした。
この後、ロンドン版のプロモーションビデオが流され、質疑応答へと移りました。
今回の公演では、使われる曲が2曲増えることや、ロイド・ウェバー版の特徴や、日本語版の特徴や苦心の点等が質問され、浅利氏が答えていました。
作品を作る上で、ビジネスを意識して作ったものは成功せず、人の心に伝わるものを作らねばならないこと。
ロイド・ウェバー版となっても、基本は変わらず、ロイド・ウェバーの芸術家としての資質が織り込まれ、メッセージ性が明確になっているものであること。
子役が必要な作品のため、日本では児童福祉法により制約のため、公演までの間に演出が変わる可能性等を聴くことができました。
質疑応答の後、登壇者の撮影時間となり、発表会は終了となりました。
井上智恵さんを始めとして、素晴らしい歌唱力の持ち主が揃うだけに、このキャストでの舞台はとても魅力的です。
2月の開演が、とても楽しみです。
サウンド・オブ・ミュージック 日本公演の概要は、次の通りです。
2010年2月下旬開幕
東京・浜松町 四季劇場[秋]
チケットは、2009年12月26日(土)より一般発売開始です。
四季の会 先行予約は、12月19日(土)からです。
電話予約:劇団四季予約センター 0120-489444
ネット予約 SHIKI ON-LINE TICKET