ディ名/ヘインズ(文春文庫)
上下2冊である。
これは傑作!
少なくとも上巻は。。。
航空機事故の調査団という設定が見事。
最初から犯人が出てきて、それを見つける犯人捜しのミステリというか追跡劇である。
内容紹介は
『クラッシャーズとはアメリカ運輸省所属の航空機事故調査チームのことである。ポートランド近郊で旅客機が墜落した。遺体検視の専門家トムザック、元潜水艦ソナー員で音声解析の天才キキ、元ロンドン警視庁の爆薬の専門家ロビーら調査チームは現場に急行、無残な事故現場で地を這うような調査を開始するが…。圧巻の大型スリラー。
著者略歴
ヘインズ,デイナ
オレゴン州ポートランド在住。20年にわたって記者として新聞社に勤務したのち、作家に転身。『クラッシャーズ 墜落事故調査班』でデビュー。ネルソン・デミルらの絶賛を受けた同書は、ミステリ・ファンの選ぶ“スポッテッド・アウル”賞を受賞した。別名義で3作のミステリ長編の著作がある
芹澤/恵
1960(昭和35)年生まれ。成蹊大学文学部卒業。英米文学翻訳家 』
・・・上巻はまるでノンフィクション。これは映画化も視野にはいるぞ。
・・・と思ったら、下巻は冒険、追跡のドタバタ感! 少々いただけない。しかいね。一気に読めて楽しめる。
・・・批判は、著者はメカ&航空機オンチというもの。確かにね、言われてみれば飛行機の規模が大きいのか小さいのかよく分からない。おまけに墜落手法は、こんなのはありか?というのもあった。
・・・まあ、楽しめることに重点を置く、文系かつ理科オンチには良かったのです。😏