柳澤 (光文社)
こういう人物中心のノンフィクションは、人間の一面しか書かれないかも知れないが、物語として成立していて面白い。
文藝春秋のという会社の成り立ちからその考え方が描かれていて、失敗もあるけど一貫して流れている思想や信条に共感を覚える。
確かに読者の高齢化は否めないけど、このデジタル社会をコンテンツで乗り切ろうとする努力は買えるね。
内容紹介は(出版社より)
『花田紀凱と新谷学。
ふたりの名編集長を軸に昭和、平和、令和の週刊誌とスクープの現場を描く痛快無比のノンフィクション
いま、日本で最も恐れられる雑誌と、愚直な男たちの物語。
ふたりの名編集長を軸に昭和、平和、令和の週刊誌とスクープの現場を描く痛快無比のノンフィクション
いま、日本で最も恐れられる雑誌と、愚直な男たちの物語。
目次
序 章 編集長への処分
第一章 会えば元気になる男
第二章 週刊誌記者
第三章 疑惑の銃弾
第四章 花田週刊
第五章 マルコポーロ事件
第六章 殺しの軍団
第七章 二〇一六年の『週刊文春』
最終章 文春オンライン
あとがきにかえて――二〇二〇年の『週刊文春』
第一章 会えば元気になる男
第二章 週刊誌記者
第三章 疑惑の銃弾
第四章 花田週刊
第五章 マルコポーロ事件
第六章 殺しの軍団
第七章 二〇一六年の『週刊文春』
最終章 文春オンライン
あとがきにかえて――二〇二〇年の『週刊文春』
著者プロフィール◎
柳澤健
(やなぎさわ・たけし)
1960年東京都生まれ。ノンフィクションライター。
慶應義塾大学法学部卒業後、空調機メーカーを経て株式会社文藝春秋に入社。花田紀凱編集長体制の『週刊文春』や設楽敦生編集長体制の『スポーツ・グラフィック ナンバー』編集部などに在籍し、2003年に独立。
2007年刊行のデビュー作『1976年のアントニオ猪木』は高い評価を得た。主な著書に『1985年のクラッシュ・ギャルズ』『日本レスリングの物語』『1964年のジャイアント馬場』『1984年のUWF』『1974年のサマークリスマス 林美雄とパックインミュージックの時代』がある。 』
柳澤健
(やなぎさわ・たけし)
1960年東京都生まれ。ノンフィクションライター。
慶應義塾大学法学部卒業後、空調機メーカーを経て株式会社文藝春秋に入社。花田紀凱編集長体制の『週刊文春』や設楽敦生編集長体制の『スポーツ・グラフィック ナンバー』編集部などに在籍し、2003年に独立。
2007年刊行のデビュー作『1976年のアントニオ猪木』は高い評価を得た。主な著書に『1985年のクラッシュ・ギャルズ』『日本レスリングの物語』『1964年のジャイアント馬場』『1984年のUWF』『1974年のサマークリスマス 林美雄とパックインミュージックの時代』がある。 』
以下は、共感したネットでの論評です。
『テーマは「週刊文春」。
特にここ数年ほどは、「文春砲」などと言われ、芸能人の不倫のニュースなどでその名前を聞くことが多い雑誌です…。
けれども、この本を読むと、そういった芸能ニュースがごくごく一部であることがよくわかります。歴史的にも、文藝春秋という会社は、田中角栄を失脚に追い込んだり、凄惨な少年犯罪をあえて実名で報道したり、カルト宗教団体をしつこく取材したりと非常に「社会性」のある報道を行ってきました。
本書では、花田紀凱さんと新谷学さんという二人の編集長を中心として「週刊文春」の歴史が描かれていますが、読んでみるとそれ以外の現場の記者たちの奮闘にも心動かされます。
このようにしてスクープを掴んでいるのか、現場の記者はここまで必死に事件を追いかけているのか。
横山秀夫の『クライマーズ・ハイ』など、報道の現場を舞台にした小説が好きな方におすすめできる一冊です。
事実は小説より熱い!
分厚い本ですが一気に読むことができます。
とにかく面白い。オススメです! 』
特にここ数年ほどは、「文春砲」などと言われ、芸能人の不倫のニュースなどでその名前を聞くことが多い雑誌です…。
けれども、この本を読むと、そういった芸能ニュースがごくごく一部であることがよくわかります。歴史的にも、文藝春秋という会社は、田中角栄を失脚に追い込んだり、凄惨な少年犯罪をあえて実名で報道したり、カルト宗教団体をしつこく取材したりと非常に「社会性」のある報道を行ってきました。
本書では、花田紀凱さんと新谷学さんという二人の編集長を中心として「週刊文春」の歴史が描かれていますが、読んでみるとそれ以外の現場の記者たちの奮闘にも心動かされます。
このようにしてスクープを掴んでいるのか、現場の記者はここまで必死に事件を追いかけているのか。
横山秀夫の『クライマーズ・ハイ』など、報道の現場を舞台にした小説が好きな方におすすめできる一冊です。
事実は小説より熱い!
分厚い本ですが一気に読むことができます。
とにかく面白い。オススメです! 』
・・・それにしても、相当無茶な経費のかけ方や使い方がちらほらしているが、そうでもしてスクープを追いかける執念はすごい。お金をかけなければ良い仕事はできないだろう。どのような会社や役所でも同じこと。予算をケチっては何もできない。
・・・本当に、報道の世界をかいま見えるし、この世界に感心のある方には是非、お勧めの本です。😊