三浦瑠璃(新潮社)
こういういわゆる固い本は理論的でわかりやすく、ある意味楽しく読める。関心のある分野のせいかもしれないけど。
あとがきで、子育てしながら博士論文から学者の生活、一通りではできませんね。父親が防大の教官だったので防衛問題から平和を考えるようになったようだ。農学部を出て法学研究科に進むのも面白い経歴だ。
内容紹介は
『気鋭の国際政治学者が、「逆説の平和主義」を読みとく。
日本の安保法制施行、フランスの兵役復活論、スウェーデンの徴兵制再開……これらの動きは、軍国主義への回帰ではない。国際情勢が流動化し、ポピュリズムが台頭する中で、国民の間に負担共有の精神を甦らせ、平和を担保し、戦争を抑止するための試みである。カントの『永遠平和のために』を手掛かりに、現代における徴兵制の象徴的な意義を問い直し、民主主義のアップデートと平和主義の強化を提言する。
■北岡伸一(JICA理事長、東京大学名誉教授)
フランスやスウェーデンで徴兵制復活が議論されるのはなぜか。現代民主主義国家と平和の関係についての本格的な考察として強く推薦する。
■苅部直(東京大学教授)
ラディカルな思考は、現実を見すえた構えから生まれる。平和について、国家について考えるために必読の書。
出版社からのコメント
執筆に6年かけた渾身の書き下ろし。
著者について
国際政治学者。1980年、神奈川県生まれ。東京大学農学部卒業、同大学院法学政治学研究科修了。博士(法学)。東京大学政策ビジョン研究センター講師。主な著書に、『シビリアンの戦争―デモクラシーが攻撃的になるとき』(岩波書店)、『「トランプ時代」の新世界秩序』(潮新書)、『日本に絶望している人のための政治入門』『あなたに伝えたい政治の話』(いずれも文春新書)、『国家の矛盾』(高村正彦との共著、新潮新書)など。 』
・・・徴兵制が国民の平和を求める意識につながると言う発想の面白さ。具体的に韓国やイスラエル、スウェーデンの例をあげて論じる。面白かったです。人とそれぞれだけど、興味ある人にはお勧めです。

こういういわゆる固い本は理論的でわかりやすく、ある意味楽しく読める。関心のある分野のせいかもしれないけど。
あとがきで、子育てしながら博士論文から学者の生活、一通りではできませんね。父親が防大の教官だったので防衛問題から平和を考えるようになったようだ。農学部を出て法学研究科に進むのも面白い経歴だ。
内容紹介は
『気鋭の国際政治学者が、「逆説の平和主義」を読みとく。
日本の安保法制施行、フランスの兵役復活論、スウェーデンの徴兵制再開……これらの動きは、軍国主義への回帰ではない。国際情勢が流動化し、ポピュリズムが台頭する中で、国民の間に負担共有の精神を甦らせ、平和を担保し、戦争を抑止するための試みである。カントの『永遠平和のために』を手掛かりに、現代における徴兵制の象徴的な意義を問い直し、民主主義のアップデートと平和主義の強化を提言する。
■北岡伸一(JICA理事長、東京大学名誉教授)
フランスやスウェーデンで徴兵制復活が議論されるのはなぜか。現代民主主義国家と平和の関係についての本格的な考察として強く推薦する。
■苅部直(東京大学教授)
ラディカルな思考は、現実を見すえた構えから生まれる。平和について、国家について考えるために必読の書。
出版社からのコメント
執筆に6年かけた渾身の書き下ろし。
著者について
国際政治学者。1980年、神奈川県生まれ。東京大学農学部卒業、同大学院法学政治学研究科修了。博士(法学)。東京大学政策ビジョン研究センター講師。主な著書に、『シビリアンの戦争―デモクラシーが攻撃的になるとき』(岩波書店)、『「トランプ時代」の新世界秩序』(潮新書)、『日本に絶望している人のための政治入門』『あなたに伝えたい政治の話』(いずれも文春新書)、『国家の矛盾』(高村正彦との共著、新潮新書)など。 』
・・・徴兵制が国民の平和を求める意識につながると言う発想の面白さ。具体的に韓国やイスラエル、スウェーデンの例をあげて論じる。面白かったです。人とそれぞれだけど、興味ある人にはお勧めです。

