読書感想とロードバイク日記2

週末のお天気の日にロードで走っています。晴耕雨読ならぬ、晴れたらバイク、雨の日は読書の日々

「さまよう刃」

2019年03月01日 | 日記
 東野圭吾(角川

 一度読みかけて、結局途中でストップ。理由は、最初に出てくる暴力場面がひどすぎて、読み続ける気がしなかった。しかし、今回は最期まで読んだ。全体は、少年法の有り方など硬派な社会問題を取り上げつつ、被害者に対応していない司法のありかたなどを追究するもので大事なテーマをもっている。

 内容紹介は
『長峰の一人娘・絵摩の死体が荒川から発見された。花火大会の帰りに、未成年の少年グループによって蹂躪された末の遺棄だった。謎の密告電話によって犯人を知った長峰は、突き動かされるように娘の復讐に乗り出した。犯人の一人を殺害し、さらに逃走する父親を、警察とマスコミが追う。正義とは何か。誰が犯人を裁くのか。世論を巻き込み、事件は予想外の結末を迎える―。重く哀しいテーマに挑んだ、心を揺さぶる傑作長編。

著者について
1958年2月4日、大阪府生まれ。85年『放課後』で江戸川乱歩賞を受賞しデビュー。99年『秘密』で日本推理作家協会賞を受賞。06年『容疑者Xの献身』で直木賞受賞。その他には『殺人の門』『探偵倶楽部』『夜明けの街で』など。    』

・・・これがミステリとして成り立っていることは最期の場面で種明かしされる。秀逸な作品だ。
・・・映画化されているようだが、一部のテーマが抜け落ちていて、映画が一方から見た単純な娯楽作品と言う評価になっているのが残念らしい。こっちもみてみるかなぁ。。。気力があればお勧めです。
コメント
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