LA VIE EN ROSEのプロムナード(散歩道)

私達の毎日の生活は”プロムナード(散歩道)”です。散歩道で発見した出来事を日常世界ふしぎ発見!でご紹介して行きます

【お散歩】18/5/9 晴れて欲しい

2018年05月09日 22時14分27秒 | 今日のお散歩記録
  ”LA VIE EN ROSEのプレリュード(前奏曲)”は、2017年8月1日より、
”LA VIE EN ROSEのプロムナード(散歩道)”にタイトル変更をしました。
本ブログの内容につきましては、残念ながら、にほんぶろぐ村のジャンルの”バラ園芸”の内容と一致いたしません。

 私達にとって、毎日の生活は”プロムナード(散歩道)”です。平凡な毎日の散歩道で見た事、感じた事、思った事、
起きた事、日々の発見をカメラマン(妻)の撮った写真を交えてご紹介したいと思います。

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【お散歩】18/5/9 晴れて欲しい

 朝起きると雨は、昨夜からの雨が激しく降っていましたので、今朝の早朝のお散歩は、中止しました。

 さて、昨夜からの激しい風雨で、ローズガーデンの美しく咲いたバラ達への被害が非常に心配で、朝起きて直ぐにバラチェックをしました。
 昨夜からの激しい雨でローズガーデンのバラ達には、雨水が花のカップに溜まって、その雨水の重さで、花首が折れてしまったバラがたくさんありました。また、花びらも傷んで、美しい花姿が無残な姿になってしまいました。
 
朝からの雨は、お昼前まで降りました。雨が止んだ後、傷んだ花の後始末で、花ガラ摘みと公道に落ちた花びら拾いをしました。散った花びらを掃き掃除+花ガラ摘みをしていました。たくさんの美しく咲いたバラ達の無残な姿を見ると悲しく、残念な思いになってしまいました。
まだ、見れる花姿のバラは切り取りまして、部屋中に飾ることにして、ローズガーデンから切り取って来て部屋中にいれましたら、部屋中がバラだらけになりましたね。

これからの季節は、雨後の後に発生します病気;黒星病の発生が非常に心配です。

明日は晴れて欲しいです。


記録


 起床: 4:15

 天気: 雨後曇
 最高気温(℃)[前日差]  15℃[+1]
 最低気温(℃)[前日差]  11℃[-1]
 97/78/62

<1> 早朝のお散歩は中止
 
  トイレ+浴室+洗面所掃除   

<2>ガーデニング作業 12:00 - 16:30 


今日も平和に感謝!!

 ◆ 今日の歩行距離:   0.0km 
◆◆5月の累計歩行距離: 10.6km
◆ 会社に通勤していた時の一日の歩行距離

  自宅<->駅 往復:   2.0km
 大崎<->会社ビル往復: 1.5km
 事務所ビル内歩行距離:  0.5km
 駅の階段歩行あり:    0.3km
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一日の歩行距離  :    4.3km

一日の終わりは、この曲を聴いて終わります 

ラストワルツ
 エンゲルベルト・フンパーディンク

星と太陽と青空に願いを』は、私達の毎日のおまじないです。
星と太陽と青空に願いを』
このおまじないをブロブに書きますと、不思議と悪い事が起きません。神様に私達のお願いが通じて私達家族を守ってくれているように思えます。

物事が良い方向に進み、運気が上昇して行きますように。
家族が健康で安全で平和な日でありますように。
地震が起きませんように。
悪いことが起きませんように。
明日は今日より良いことがありますように
花粉の季節が早く終わりますように

訪問者の皆さんが健康で安全で平和な日でありますように。

今晩も『太陽と青空と星に願いを』でおやすみなさい。 ◆ 就寝:22:30


私の幸せの犬


散歩人とカメラマン(妻)



高校講座 (1)【国語総合】 (2)【生物基礎】 (3)【英語表現I】 (4)【地理】

2018年05月09日 21時30分00秒 | 学習


【国語総合】 第15回 [現代文] 小説 ドライ・クリーニング (2) (吉田修一)

学習のねらい
現代の小説を読んで、物語の展開を読み取りながら、そのおもしろさを味わいます。また、情景描写や登場人物の心情を表現に即してとらえます。
・米谷くんが戻ってきた場面から、人物の心情を読み取る
・米谷くんと文子の弟、雅夫との似ている点をとらえる
・文子の感じた弟の成長とはどのようなものか、読み取る。



【生物基礎】 第3回  生命活動を支える代謝

高橋さん 「今培養しているのは、神経細胞と脂肪細胞……脂肪をつくる細胞とか、筋肉の細胞。動物細胞を飼っていて、学生たちが顕微鏡で見ているシャーレの中で飼われています。」

研究室の学生さんたちが飼っているという細胞は、ヒトの胎児の腎臓の細胞や、神経細胞などです。
それぞれ、自分の実験に合った細胞を飼っています。
たとえば、脂肪のたまりかたを研究している人や、筋肉について調べている人もいるのだそうです。

高橋さんの研究室では、細胞を使って、動物がどのように成長したり老化したりするのか、そのしくみを研究しています。

▶生物を構成する物質

シロイヌナズナの孔辺細胞  ヒトの口腔内上皮細胞  オオカナダモの細胞

高橋さん 「みなさんの体は細胞でできているわけですけれども。細胞の中にいろいろな分子があって、機能しあっています。」

細胞は、分子……? もの、なのでしょうか?

細胞の構造  細胞は何からできているのでしょうか。

核には、遺伝情報を含むDNAが含まれ、そのDNAは核酸という物質の一種です。
細胞膜は油、つまり脂質でできていて、その中にタンパク質が埋め込まれています。

植物細胞にある細胞壁は、セルロースと呼ばれる炭水化物でできています。
細胞質基質のほとんどは水で、その中にタンパク質や無機物も含まれています。

このように細胞は水、タンパク質、脂質などの物質から構成されています。
その他に、無機物が含まれています。

原核細胞と真核細胞の構成比率

ヒトの細胞を見てみると、その割合は水がほとんどを占めています。
その他に、有機物であるタンパク質や脂質、そして無機物があります。
※炭水化物は糖質とも呼ばれる

原核細胞ではどうでしょうか。
やはり水がほとんどで、次にタンパク質が多く占めています。

原核細胞でも真核細胞でも細胞を構成する物質は同じで、その割合は水がほとんどを占めています。

生命は水から生まれた

高橋さん 「元々、生命は水の中から生まれたので、水を利用しないわけにはいかなかった。その中に細胞という社会をつくるためには、周りと隔絶しなければならない。そのときに、水に溶けない脂質性のものを周りにつくって、自分の社会をつくったわけですよね。」

だから、細胞には水や脂質があるんですね!

細胞の中の連携 心筋細胞

「たとえば、タンパク質、糖、脂肪を水の中に浮かせたら生命になるかと言われたら、誰も生命になるとは言わないだろう」と高橋さんは話します。
その理由は、水の中に「細胞」という形で社会をつくっていないため、どのようにそれらを連携させるかというしくみがないからなのだそうです。

高橋さん 「それを連携させているのが奇跡のようなものなんですけれども。たとえば、『このタンパク質はこれ』『この脂肪はそれ』といった、それぞれの機能を、はたらけるような場をつくっていくためには、ちゃんと組織をつくらなければならないわけですね。」

細胞は物質からできているけれど、ものがあればいいというわけではないんですね。
タンパク質や脂質にも、生き物の中では役割があるんですね。

研究室の様子

高橋さんの研究室では、脂ののったおいしい食べ物についても研究しているのだそうです。
研究から何がわかるのでしょうか?

高橋さん 「脂肪肝はヒトがなると病気ですよね。でもこれは食べ物にするとフォアグラ、肝臓に脂肪がたくさんたまったおいしい食べ物になります。また、『霜降り』は筋肉に脂肪がたまっているわけですけれども、我々の体だったら病気ですよね。生きている以上は正常なわけで、ただ、病気になると異常だということがわかりますよね。その異常だということを研究すると、正常がわかるわけです。」

つまり、どうして脂肪がたまるのかがわかれば、どうすれば脂肪が分解できるのかがわかるということですね!

イモリの細胞

高橋さん 「どうやったら分解するかということを調べることで、体の中でどうやって脂肪をためることになるのかということも、わかるようになります。」

……細胞で脂肪が分解されているということなんですか?
細胞をつくっている物質は、ずっと同じものではないんですか?

高橋さん 「ずっと同じものを使っていると、だんだん傷んできます。合成したり、分解したりして、新しいものに変えていくというのが、我々の体に起こっている、いわゆる『新陳代謝』です。」

同化と異化

生物の体内では、物質が入れ代わり立ち代わり、分解されたり合成されたりしています。

単純な物質から、細胞をつくるタンパク質などの複雑な物質に合成する反応を同化といいます。
逆に、複雑な物質を単純な物質に分解する反応を異化といいます。
合成された複雑な物質は、異化の反応で分解されます。

このように、同化や異化の反応によって生体内で物質が合成・分解されることを代謝といいます。

▶代謝とエネルギー  動的平衡

高橋さん 「我々は毎日気付かないところで、『動的平衡』というのですが、つくる速度と壊れる速度が同じなら、まるで何も起こっていないように見えるわけですね。」

私たちが気付かない間に、体の中は入れ代わり立ち代わり変わっているのでしょうか。

高橋さん 「我々の体で起こっている、いわゆる新陳代謝をするためには、エネルギーが必要です。そのエネルギーを得ることによって、どんどん新陳代謝をして、自分たちの命に必要な物質をつくり、壊し、ということを絶え間なく続けていくというのがすごく重要になって、それが食べるということの根源的な意味です。」

私たちの体は毎日変わらないように見えているけれど、実は変わっているんですね!

野地博行さん  研究室の様子

代謝に必要なエネルギーとは何なのでしょうか。

一分子生物物理研究者の野地 博行(のじ ひろゆき)さんは、生物の体内でエネルギーがどのようにつくられているのか、分子を実際に見て調べています。

野地さん 「たとえば3か月前と今で、見た目は同じですけれども、一つひとつの我々の分子、もしくは分子を構成している原子のレベルで見ると、3か月前の原子と今の私の体を構成している原子は同じではない。つまり我々の体は常につくって壊して、つくって壊して……という状態の中にあって、つくるときに必ずエネルギーが必要なので、そのエネルギーをご飯を消費することで得ているわけです。」

▶エネルギーの受け渡しをするATP

ATP

エネルギーが必要なのはわかりましたが、「エネルギー」とは何なのでしょうか?

野地さん 「生物の世界では、エネルギーを運んでくれる分子というのが明確にあります。たとえば、キャンディーやチョコレートを食べると元気に動き出すことができます。その糖をとった後に何が起きるかというと、ものすごくたくさんの反応・ステップがありますが、最終的には大部分のエネルギーが『ATP』と呼ばれる分子に渡されます。」

エネルギーを取り出すしくみ  ゾウリムシの細胞分裂

生き物は、食べることによって体に取り入れた有機物から、エネルギーを取り出すしくみを持っています。

有機物が分解されると、そこに蓄えられていたエネルギーが、ATPという物質に受け渡されます。
逆に、ATPに渡されたエネルギーは、ATPがADPとリン酸に分解される際に取り出され、物質を合成したり、筋肉を収縮するなど、さまざまな生命活動に使われます。

野地さん 「ATPはよく教科書で『細胞のエネルギー通貨』、エネルギー貨幣として使われるという言い方があります。生物がエネルギーをやり取りするときに、ちょうどいい大きさというのがあって。大きすぎても小さすぎてもいけないんですけれども、その『ちょうどいい大きさのエネルギーを持っているのがATP』という言い方もあります。」

確かにお金も、1万円のものを買うときに1円玉しかなければ不便だし、10円のものを買うときに1万円札しか無かったら大きすぎますね。

ATPの粉

野地さん 「ATPってパウダーで、白い粉です。」

これが、ATP?
エネルギーを持っているようには見えないのですが……。

引き裂いたウサギの筋肉  ATPをかけると筋肉が収縮する

ATPにエネルギーが蓄えられているのか、ウサギの筋肉で実験してみます。

ATPがしみこみやすいように細く引き裂きます。
この筋肉にATPをかけると、筋肉が収縮しました。

ウサギの筋肉に1gのおもりを付ける
ATPによって筋肉がおもりを持ち上げる

1gのおもりを筋肉に付けてみます。

ATPをかけると、筋肉がおもりを持ち上げました。
ATPのエネルギーを使って、筋肉が収縮したのです。

ATP
リン酸が離れるとエネルギーが放出される

ATPがあると筋肉が縮んだりすることがわかりましたが、これはどんなしくみなのでしょうか。

ATPは、アデニンとリボースが結合したアデノシンに、3つのリン酸が結合した化合物です。
リン酸同士の結合には、大きなエネルギーが蓄えられます(左画像:高エネルギーリン酸結合)。
3つのリン酸のうちの1つが離れるとき、大きなエネルギーも放出されます(右画像)。

ADP
再びリン酸が結合するとATPに

リン酸が2つになったADP。

再びリン酸が結合し、ATPになります。

野地さん  分子の観察の様子

野地さんによれば、基礎代謝レベルでも人間は1日に自分の体重相当のATPを合成し、同じ量だけATPを分解しているといいます。

野地さん 「ATPも分子なので、粒々です。1個の特定の粒だけをずっと観察すると、1日に数百回も合成と分解を繰り返します。生きているって結局、たくさんご飯を食べて、たくさん動くことだよね。その中で、エネルギーを実際に媒介しているATPは大事なので、ぜひみなさんATPを覚えてください。」

それにしても、「食べる」って「おいしい」ということだけでなく、エネルギーを得るために大事なことなんですね。

エネルギーの源は太陽光

高橋さん 「自分はなぜ食べているのか、という疑問ですが。たまたま私の父が植物学者だったので。植物学者と、動物を研究している私とで話をすると、必ず父が『植物の方が偉い』と言うんですね。その理由が、植物は太陽エネルギーを固定できる。地球を見たとき、エネルギーはどこから来ているのかというと、太陽光しかない。」

生き物はエネルギーを使って様々な生命活動を行っています。
そのエネルギーの源は何なのでしょうか。

まず、太陽の光エネルギーを使い、植物が光合成を行います。
そこで光エネルギーを利用して、有機物が合成されます。
その有機物を分解することで、動物をはじめ さまざまな生き物が呼吸によってエネルギーを取り出し、自らの生命活動を維持しているのです。

高橋さん 「話の最後には必ず、父が『お前、従属栄養のやつが何言ってるんだ』と言って話が終わるんですけれども。最後のひと言は『悔しかったら光合成してみろ』って。父もしていないんですけれどもね。」


「光合成」とは、どんなしくみなのでしょうか?
それは、今後のお楽しみです!




【英語表現I】第13回 Lesson 7 Different Schools, Different Rules

今日の学習のゴール
■規則(許可・禁止・義務など)について、話すことができる。
■推量を交えて、出来事などを話すことができる。
■複数の助動詞の意味がわかる。
■複数の助動詞について、それぞれを使う場面や状況がわかる。
■助動詞を使った文を話したり、書いたりできる。


【地理】第4回 現代世界の系統地理的考察 【自然環境】編 世界の地形を見てみよう ⑵ ~さまざまな地形~

今回の依頼は、「滋賀県高島市にIターンして農業を営みたい。どんな農作物をつくればよい?」です

▶扇状地とは?

扇状地 扇状の土地

滋賀県高島市の場所を確認してみると…。

所長 「これは『扇状地』だな。」
さくら 「扇状地?」
所長 「君は扇状地も知らないのかね?扇のような形をした場所、扇状(おうぎじょう)の土地、だから扇状地だ。」

川の上流から土砂が流れてきて堆積してできる

さくら 「なるほど、でもなぜ扇の形になっているんですか?」
所長 「川があるだろう?川の上流から土砂が流れてきて、堆積してできるんだよ。」
扇状地は、川によってできた地形というわけですね。
それではまず、川によって地形がどのように作られるか、見てみましょう!

▶河川によって作られた地形

黒部峡谷 V字谷

富山県、黒部川が流れる黒部峡谷(きょうこく)です。
黒部峡谷は深い谷になっています。
アルファベットのVの形に見えることから「V字谷」といいます。

侵食 運搬 堆積

V字谷は川の水による働きの1つ「侵食」によってできた地形です。
激しい水の流れが、長い年月をかけて、川岸の岩や山肌を削っていったのです。

谷ができる時に削られた岩や石などの土砂は川によって流されます。
これが川による働きの2つめ「運搬」です。

川は山あいを勢いよく流れ、平地に出ると流れが急に緩やかになります。
流されてきた岩や石などはここに積もります。
これが3つめの働き、「堆積」です。
堆積によってできた地形が扇状地なのです。

さくら 「『侵食・運搬・堆積』、つまり扇状地は、削って運んで積み重ねられて、できたというわけですね!」

▶内的営力による大地形 外的営力による小地形

前回は、地球のプレートの動きによって、地形ができることを学びました。

所長 「プレートの動きのような地球内部からの力、これを『内的営力』というんだけど、それによってできた大規模な地形を『大地形』というんだ。それに対して、川の流れのような力、『外的営力』によってできた小規模な地形を『小地形』っていうんだ。」

さくら 「内的営力による大地形と、外的営力による小地形ですね。」
所長 「小地形を作る外的営力は、川の流れだけじゃないぞ!」

▶さまざまな小地形

U字谷 氷河が大地をえぐりながら斜面を下った

ニュージーランドにある山脈、サザンアルプスには、「U字谷」と呼ばれる地形が見られます。
このU字谷、どのように作られたのでしょうか?
今からおよそ1万5000年前、この辺りは氷河で覆われていました。
厚さ2000メートルもの氷河が、大地を深くえぐりながら、ゆっくりと斜面を下っていきました。
その爪痕として残されたのがU字谷です。
まさに自然の彫刻。
急しゅんな山と谷が織りなす造形美です。

フィヨルド 涸沢カール

U字谷に、海水が流れ込んでできたのが「フィヨルド」。
湾の入り口から奥までの幅があまり変わらない細長い入り江で、海岸の小地形です。

日本にも、氷河が削った地形があります。
長野県北アルプスの涸沢(からさわ)。
この大きな“おわん”のような形の谷を「カール」といいます。
このカールは、2万年以上前に氷河が大地を削り取ってできた地形です。

コイリン

水が大地を溶かすこともあります。
こちらは中国南部のコイリン(桂林)。
墨絵の世界から抜け出したような、幻想的な風景が広がっています。
たくさんの山々は、1つとして同じ形はありません。
この地を訪ねる旅人は、昔から山に名前を付けて楽しんできたといいます。

石灰岩の層 石灰岩が雨に溶かされた カルスト地形

コイリン(桂林)は4億年前、海の底でした。
海底にサンゴや微生物が積もり、分厚い石灰岩の層ができました。
その後、海底が隆起して陸地となり、そこに大量の雨が降りました。
水に溶けやすい石灰岩は雨に溶かされて、現在のような山々の形ができたのです。

このように、水が石灰岩を溶かすことで作られた地形を「カルスト地形」といいます。

ナミブ砂漠 風下側に崩れ落ちる

次に、乾燥地域にある地形を見てみましょう。
こちらはアフリカ、ナミビアにあるナミブ砂漠。
巨大な砂丘が連なっています。
どうやってできたのでしょうか?

乾燥地域では、日中と夜間とで極端に気温の変化が大きいため、岩盤の風化が進みやすくなっています。
また、乾燥により植物がほとんど生えていないため、風による侵食・運搬・堆積作用によって砂丘が形成されるのです。
風によって砂丘の頂上に堆積した砂は、やがて重さに耐えきれなくなり、風下側に崩れ落ちます。
ナミブ砂漠の砂丘は、風上から風下に向かって1年に10メートル以上も動いているのです。

▶滋賀県高島市現地調査

田中友也先生 2万5000分の1地形図

扇状地のある、滋賀県高島市。
さくら君は現地調査にやってきました。
研究所のブレーン・田中友也(ともなり)先生と一緒に、調査にあたります。

さくら君が用意したのは、国土地理院発行、2万5000分の1地形図です。
土地の形や土地利用が分かるため、地域調査の必需品です。

扇頂・扇央・扇端

2人はまず、この地域が見渡せる高い山に登りました。

さくら 「確かに扇のような形してますね。」
田中先生 「この扇状地の手前側の方を『扇頂』、真ん中を『扇央』、そして、はしっこの方を『扇端』というふうに呼びます。」

地形図で扇状地を見る 等高線の間隔が広くなっている

この扇状地は緩やかな傾斜を帯びています。
地形図で扇状地を確認してみましょう。

2人は矢印の方向に扇状地を眺めています(左図)。
等高線の間隔が広くなっていることから(右図)、扇状地に緩やかな傾斜があることがわかります。

百瀬川

この緩やかな傾斜は、向かって左手に見える百瀬川が上流から運んだ土砂の堆積によってできたのです。

▶滋賀県高島市現地調査~扇状地・扇央~

百瀬川の扇央あたり 水無川
2人は百瀬川の扇央あたりにやってきました。

田中先生 「今見るとけっこう水量ありますよね(左図)。でも夏になると、水の量がぐっと減るんですよ。」
このように季節によって水の流れが無くなる川を、「水無川(みずなしがわ)」といいます.

こんなところで農業ができるのでしょうか?
それを確かめるため、2人は扇央の南へ向かいます。

扇央の南にはたくさんの木が植えられていた

扇央の南には、たくさんの柿の木が植えられていました。
この柿は、富有柿(ふゆうがき)という甘みの強い柿で、高島市の特産だといいます。

ここで柿の木のせんていをしていた藤原さんに、柿栽培の秘密を見せてもらえることに。
ついていくと…。

大小さまざまな石 大きな石などを運ぶことができない

倒木の下に、大小さまざまな石が埋まっていました。
なぜ、こんなに石だらけなのでしょうか?

川は斜面が急な山あいからなだらかな平地に流れ込むと、大きな石などを運ぶことができません。
そのため扇状地は石が多く、水はけのよい土地になるのです。

さくら 「でも、こんなに石がごろごろある所で柿の木を栽培するのって、向いてるんですか?」
藤原さん 「柿は、水はけがいいと根をより深く伸ばすので、すごく甘くておいしい柿がとれるんです。」

扇状地扇央の南には果樹園、北には広葉樹林、針葉樹林、荒地がある

ここで現在いる位置の確認をしておきましょう。
現在地、扇状地扇央の南には果樹園の地図記号があります。
一般的に、水はけのよい扇央は果樹園に向いているのです。

ところが、扇央の北には果樹園がありません。
ここにある地図記号は広葉樹林、針葉樹林、そして荒れ地です。

これは一体どうしてなのでしょうか?

昔は南東方向に流れていた 北に流れるように変えた

藤原さん 「昔、百瀬川が氾濫を繰り返し、長く荒れていたので、開墾されなかったんじゃないかと思います。」

このあたりでは、南東方向に流れていた川(左図)を、人間が堤防を築き、北に流れるように変え(右図)、開墾してきた経緯があり、扇央の北は農地としての開発が遅れたのではないかということです。

新しい住宅が建ち並んでいる 扇状地の扇端に古くからの家がある?

現在では、別荘地として新しい住宅が立ち並んでいます。

さくら 「家が、新しい感じがしますよね。」
田中先生 「じゃあ、古くからの家がある集落は、どこにあると思いますか?」

さくら君が地図で予想した場所は、扇状地の扇端であることがわかりました。
古くからの集落は、なぜ扇端にあるのでしょうか?

▶滋賀県高島市現地調査~扇状地・扇端~ 水が湧いている

田中先生 「さくらさん、ここから水が湧いているのが見てとれますか?」
さくら 「あ、本当だ!けっこうな量が湧いてますね。でもあんまり冷たくないです。」

扇端に古くからの集落があるのは、水を得やすいためでした。
あちこちに湧き水や井戸があるそうです。

堆積した土砂の粒が大きいので水はけが良い土壌になる
川の流れの途中で水が下方にしみ込んでしまう

扇端で水は地表から出て湧き水になる 全部湧き水

さくら 「でも先生、水が出るのはどうしてですか?」

田中先生 「扇状地というのは、山頂から土砂が堆積してできた地形だという話をしたと思うんですけど、流れてくる土砂の大きさ、粒の大きさがかなり大きいんですね。そのため、非常に水はけがよい土壌になっています。なので、流れる時に水が下の方に染み込んでいってしまい、水が無くなって、途中で水無川になるわけです。そして扇状地の扇端の所で、この水は地表から顔を出して、湧き水になる。」

地元の方々は、湧き水で里芋を洗っていました。
湧き水は皆さんにとって、生活の一部なんですね。

▶滋賀県高島市現地調査~百瀬川・下流域~ 平たんで、広い範囲に水田が作られている

扇端をあとにした2人が着いたのは百瀬川の下流です。
そこは平たんで、広い範囲に水田が作られていました。
なぜ、ここでお米が作られているのでしょうか?

鳥居さん:粘土層の土になっている

農家の鳥居さんにお話を聞きました。

鳥居さん 「土が稲作に非常に向いています。粘土層の土になっています。」

川が上流から運んだ土砂は、流れが緩やかになった下流域では、細かい粘りけのある土などが堆積するため、水はけの悪い土地になるのですが、これがお米を作るのに向いているのです。
この辺りのお米は「近江米(おうみまい)」と呼ばれ、高い評価を得ています。
よいお米作りの秘密は、川が作った土壌にあったんですね。

扇頂から南東に向かって水田が広がっている 清水さん

さくら 「扇頂から南東に向かって水田が広がっているのはどうしてなんですか?(左図)」

確かに扇状地に水田があります。
その理由を、農家の清水さんに伺いました。

清水さん 「こちらの水田の特徴としては、山手から水を引いているんです。」

上流から人の手で水路を引き、水の少ない扇状地に水田を作った

百瀬川の上流から人の手で水路を引き、水の少ない扇状地に水田を作ったそうです。
ところが、この水田は水はけがよいため、何度も上流から引いた水を入れなければいけないそうです。
そんな環境でお米を育てているのはなぜでしょうか?

清水さん 「収穫量はあんまり多くないんですけど、おいしいお米をとることができます。」

人の手が加わることで、土地利用にも変化が現れてくるんですね。

▶滋賀県高島市現地調査報告 どんな農作物をつくればよい? 現地の調査報告

さくら 「それでは、現地の調査報告です!」

扇央の部分は、水はけがよいため果物の栽培に向いています。
ここでは柿の栽培を行っていました。

次に扇状地よりも下流の領域。
ここは水はけが悪いため、水田に向いています。
おいしい近江米を作っていました。

そして、お米は扇状地でも作っていました。
本来なら水はけが良く、水田に向いていないのですが、水路を引くことによって作ることができるようになったそうです。

自然環境をそのまま受け入れるだけではなく自分たちで工夫して土地の利用を変えてきた
作るなら果物、お米もお勧め

田中先生 「一般的には、扇状地の扇央の上を中心とした辺りというのは、水はけがよく、水が得にくいので、果樹園が広がっています。ただし百瀬川扇状地のように、人間が水を得る工夫をしているところは、その限りではありません。」

田中先生 「人間はこのように、その地域の自然環境をそのまま受け入れるだけではなくて、自分たちで工夫して、土地の利用を変えてきたんですね。」

所長 「さあ、それじゃあ、今回の質問に対する答えは?」

さくら 「作るなら果物。お米もお勧めです!やっぱり、地図だけではわからない疑問を現地の人に聞いてみると、とても楽しいですし、とてもわかりやすかったです!」

所長 「現地に行ってその目で確かめるってことが大事だからね。

 
 記録


 天気: 雨後曇
 最高気温(℃)[前日差]  15℃[+1]
 最低気温(℃)[前日差]  11℃[-1]


 散歩人とカメラマン(妻)

2018年春シーズン 5/9の風景: 家中、バラだらけ

2018年05月09日 21時07分35秒 | バラ育成管理
2018年春シーズン 5/9の風景: 家中、バラだらけ



 昨夜は、激しい雨が降りました。バラチェックをしましたところ、美しく咲いたバラ達への雨の被害がありました。雨水が花のカップに溜まって、その雨水の重さで、花首が折れてしまったバラがたくさんありました。また、花びらも傷んで、美しく咲いた花も散って、美しい花姿が無残な姿になってしまいました。

 朝からの雨は、お昼前まで降りました。雨が止んだ後、傷んだ花の後始末で、花ガラ摘みと公道に落ちた花びら拾いをしました。散った花びらを掃き掃除+花ガラ摘みをしていました。たくさんの美しく咲いたバラ達の無残な姿を見ると悲しく、残念な思いになってしまいました。
まだ、見れる花姿のバラは切り取りまして、部屋中に飾ることにして、ローズガーデンから切り取って来て部屋中にいれましたら、部屋中がバラだらけになりましたね。

ガーデニング作業: 12:00 17:00

 記録

 天気: 雨後曇
 最高気温(℃)[前日差]  15℃[+1]
 最低気温(℃)[前日差]  11℃[-1]

 散歩人とカメラマン(妻)


【早朝のお散歩】 18/5/9 今朝は、激しい雨で、お散歩は中止

2018年05月09日 07時31分26秒 | 今日のお散歩記録
【早朝のお散歩】 18/5/9 今朝は、激しい雨で、お散歩は中止

 朝起きると雨は、昨夜からの雨が激しく降っていましたので、今朝の早朝のお散歩は、中止しました。

 さて、昨夜からの激しい風雨で、ローズガーデンの美しく咲いたバラ達への被害が非常に心配で、朝起きて直ぐにバラチェックをしました。
 昨夜からの激しい雨でローズガーデンのバラ達には、雨水が花のカップに溜まって、その雨水の重さで、花首が折れてしまったバラがたくさんありました。また、花びらも傷んで、美しい花姿が無残な姿になってしまいました。
 今日は、この雨が止んだら、傷んだ花の後始末の作業をしますが、これからの季節は、雨後の後に発生します病気;黒星病の発生が非常に心配です。

今日も昨夜の雨を恨みます。

”花の命は短い” - 諸行無常 

記録

起床: 4:15

 天気: 雨後曇
 最高気温(℃)[前日差]  15℃[+1]
 最低気温(℃)[前日差]  11℃[-1]
 97/78/62

<1> 早朝のお散歩は中止
 

皆さま、微笑みで素敵な一日をお過ごしくださいませ。

 散歩人