本日7月18日は、小学部に中国北京から、「復興門外第一小学校」の児童と先生が
来校します。現在の中国は高度成長まっしぐらの工業国に変貌を遂げようとしてい
ます。工業が発展すると公害が発生します。公害問題に苦しまないように願ってい
ます。
日本の1960年代はまさに成長経済とともに公害問題に揺れた時期でした。私は小
学生の時、初めて「光化学スモッグ」という耳慣れない言葉を聞いたのを覚えてい
ます。1970年の今日、東京都杉並区の高校グランドにいた生徒が次々に倒れるという
現象が起きました。東京都公害研究所は、この原因を光化学スモッグによるものと推
定し、「光化学スモッグ予報」を発令することになったという。そのことから、7月
18日を「光化学スモッグの日」と制定されることとなりました。
「スモッグ」という言葉は、スモーク(煙)とフォッグ(霧)の合成日本語で、高
度経済成長が生んだ弊害の言葉であるという。「スモッグ」は、気温が高く風のない
日には自動車の排気ガスが大気汚染の原因になると言われています。エコカーや電気
自動車の開発で、「光化学スモッグ」の注意報が減少する日が待ち遠しいですね。
【高度経済成長期に四日市ぜんそくの公害を生んだ石油化学コンビナートの写真】