ほりでぃ・キッチン

たわいもない日常を暮らす中で感じた
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娘のひとり旅

2009-10-18 21:33:38 | 家族のハナシ
この週末、
娘が大阪まで、ひとり旅に挑戦。

「大阪で上演される舞台を見にいきたい」

と、娘から相談を受けたのは先月。
夫と、どうしたものかと相談を重ね、
「JRを利用した日帰りなら」ということで許可をした。

実は、熊本という地域は、
九州の真ん中にありながら、
舞台やコンサートなどの上演は、ムカつくくらい少ない。

世界的に大きなスポーツの試合や、
Jリーグの試合やキャンプの誘致には積極的なくせに、
こと、文化的催しになると、まったくの白紙地域である。
確かに、スポーツの祭典は、
華々しく、話題性も多く、動員も多く、収入も多いであろう。

しかし、この文化格差はどうだろう。
県民総筋肉化計画か?!
これでいいのか?
せめて、今年は、大きな夏フェスがあったのが救いというもの…。

反対に、お隣の福岡県まで行けば、
いろいろなコンサートや舞台も多い。
なにせ、劇団四季の常設劇場があるという羨ましさ。

こんな文化格差の中にあれば、
娘が「大阪に舞台を見にいきたい」という娘を引き止める理由はない。

費用は、すべて娘のアルバイト代から。
駅に着いたり、乗り換えたりするごとにメールをすること。
知らない人には、ついていかない。

などを約束させ、熊本を始発で出発。

親の心配をよそに、意気揚々と出かける娘。
なんでも、会場では、大阪のファンクラブの人たちがお世話をしてくれるらしく、
出発前から、電話などで連絡をとっている様子。

とりあえず、
新大阪から心斎橋の会場まで、念入りに調べていたので
「まあ、大丈夫だろう」と。

それに、今は携帯電話という便利なものがある。


一日中、ちょこちょこと娘とメールを繰り返しながら、
娘の無事を確認。

そして、
終電で元気に帰ってきた姿に、ホッと胸をなでおろした。


新幹線は、何度も乗っているものの、
さすがに、往復7時間は答えた様子。
「座りっぱなしで、足が疲れた~」と。

しかし、とっても楽しかったようで、自分に自信が持てた様子。
いろいろ不安を抱えている娘ながら、
自分で、自分を成長させていこうという姿に、
「かわいい子には旅をさせろ」という先人の言葉を、
かみしめたのであった。