ほりでぃ・キッチン

たわいもない日常を暮らす中で感じた
たわいもない事を綴ります。
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最終回の週ですね

2007-06-28 22:22:11 | 徒然なるハナシ
6月も末です。
テレビドラマが、軒並み最終回を迎えています。

今クールは、私的には面白いドラマが多かったので、最終回はちと寂しい。
『生徒諸君!』(漫画読んでたので、懐かしかったです)
『孤独の賭け』(原作を読んでいたので、グダグダの回も、まあそれなりに)
『バンビーノ』(ドラマが面白かったので、漫画も読みたくなりました)

そして、そろそろ最終回の『麗しき鬼』


いやあ、これはすごい。
仕事などがあるので、一週間に2回くらいしか見られませんでしたが、
それでもしっかり内容はわかる。
まあ、なんというか、柳の下の5匹目くらいのドジョウを狙った
『作られたドロドロ』でありますが…

ここまでくると、脱帽ですな。

三角関係を通り越したシナリオもすごいけれど、
脇もすごい!

岡田奈々も、川上麻衣子もすごい。
でも、なんといっても、ゲイバーがすごい。
オカマのママもスゴイなら、客もホステスもすごい。
女性同士もいちゃいちゃする。両刀使いもいる。
ほんとの意味でのゲイバーの臨場感がすごい!

一週間に2回の視聴でも、お腹いっぱいになりませすぜ。

しかも、予告によると、後番組も、これまたドロドロの様相を呈しておりますな。
すごいよ!東海テレビ!

でもね。
東海テレビといえば、一昔前の根性ドラマが大好きでした。

『あかんたれ』『ぬかるみの女』

…まあ、ある意味、ドロドロの走りではありますが、
ただ男女がドロドロするだけじゃなく、きちんとしたサクセスストーリ。

いやあ、好きだったなあ~。
東海テレビさん。次は是非、
「あかんたれ・平成リマスター版」
を制作してくださいませ~。

名刺

2007-06-27 18:54:23 | 徒然なるハナシ
仕事柄、ほぼ毎日、どなたかと名刺交換をするので、
いつの間にか、名刺入れがパンパンに膨れてしまう。

今日も、自分の名刺を名刺入れに補充しようとすると、
自分の名刺が入らないくらい、いただいた名刺がたまっていた。

ここで大活躍しているのが、100円均一の名刺ホルダー。
名刺が30枚ストックできるクリアファイルタイプのホルダーが、
もうすでに4冊ほど。それもそろそろ満杯になりつつある。

「そろそろ、新しいホルダーを買い足さなきゃなあ…」と思いつつ、
名刺を移動させていたら…

あら大変!
名刺入れそのものが、かなりヤバイ状態になっているではないか!
思えば、この名刺入れ。
仕事を始めたときに、初めての原稿料で買ったもの。

そのころ大流行していた風水の影響で、
財運があるという「黄色」の牛革。
仕事の性質上、二種類の名刺を持つ必要があることと、
いただいた名刺を入れておくので、最低3つはポケットがあるものを探していた。




何件もお店を回って、私の探していた条件にピッタリのものを、
大好きなキタムラで発見!
5000円くらいだったと思うが、名刺入れとしては決して安い金額ではなかったが、
以来、10年間、私の仕事のパートナーとして頑張ってくれ、金額以上に働いてくれた。

ところが、残念なことに、傷みを発見!(泣)


お店に修理を依頼しようにも、キタムラは、こちらから店舗を撤退してしまい…

新しいものを買おうとは思うのだが、
思い入れも深いので、なかなかふんぎりがつかない。

この夏も、またバーゲンの時期。
皮革製品の広告を眺めながら、
しばらく、頭を悩ませる日々が続きそうである。

コスプレ?!

2007-06-24 22:48:51 | 家族のハナシ
ここのところ、ファッションの話題が続いておりますが、
今日は、また、ちょっと違ったファッションで…

というのも、
娘とその友達が、とある少年漫画にハマっておりまして。
まあ、巷でいうところの「オタク系」?!
この画像を見ていただければ、わかる人にはわかると思いますが…

で、その友人のお誕生日プレゼントのリクエストが
「コスプレしたい!」

で、娘に頭を下げられて、母が制作した次第。

しかし、まあ、これがなんというか、
とっても楽しかったのでありますよ♪

漫画本のイラストを片手に、手芸店で布地を選び、
イラストを頼りに、製図を引き、仮縫いをし、そして本縫い。

まあ、簡単なプルオーバーなので、本縫いに入れば、
そこ2~3時間で出来上がってしまうのでありますね。

しかし、その過程が面白い。
トルソーに仮縫いしながら、娘から、
「ここ、もうちょっと水色を多くして」とか、
「ラインの長さを長くして」とか注文がくる。
ああでもない、こうでもないとピンを打つのも、とっても楽しくて。

学生時代に、自分で描いたデザイン画通りに制作した、
あの感覚がよみがえってきましてね。

そして、出来上がった時、
娘が輝くような笑顔で、
「ママ、すごーい!」と言ってくれて、これがなんとも嬉しくて。

そして、今日。
件の娘の友人にプレゼントしたみたいで。
先ほど、試着した友人の画像とともに、
喜びと感謝のメールが送られてきました。

それを見た娘もとっても嬉しそうで。
母親冥利につきるというものです。

そして、先ほど、また新しいイラストを娘が持ってきた。
「今度は、これ、お願いします」と娘。
どうやら自分もコスプレしたくなったらしい。

世の中、コスプレというと眉をひそめる人もいるようだが、
私は、大賛成。
自分で布を選び、デザイン画を描き、製図をし、縫製する。
クリエイティブな作業を通して、
何かを学んでくれたらいいなあと、そう思うのでありますね。

だから、娘よ。
今度は、一緒に作ろうね!

ティファニーで朝食を

2007-06-20 20:08:52 | 徒然なるハナシ
昨日に続き、撮り溜めしておいた映画の録画を観る。
今日は、先日BSで放送された
「ティファニーで朝食を」

ヘップバーンが、かわいいです。
しかし、それ以上に感動したのが、

ジバンシーのドレス

2007年の現在でも、ちっとも古さを感じさせない。
オートクチュールは、こうでなくちゃ!という見本。

「麗しのサブリナ」でのサブリナパンツをはじめ、
ジバンシーとヘップバーンの関係は、映画ファンなら周知のところ。

私が短大の服装専攻科で学んでいた頃、
『「ミラノコレクション」と「ジバンシィーコレクション」を鑑賞する』
という課題が出された。
その頃、コレクションといえばパリコレ。
まだ、ミラノコレクションは始まったばかりの頃。
コレクションの会場も、収容人員の多いホールで開催されたショーは、
原色も目に鮮やかな、元気いっぱいのファッションだった。

一方、ホテルを会場に、よくテレビなどで見るお馴染みの
「ファッションショー」のパターンで開催されたジバンシィーコレクション。
その時、発表されたのは胸もあらわなシースルー・スタイル。
ミラノコレクションとは対照的な、シックで大人っぽいスタイルに、
うら若き乙女は、ときめいたのでありますね。

その時、ホテルのホールで同時開催されていたのが、
ヘップバーンの衣装展。
実際に映画で使用されたジバンシィーデザインのドレスやスチール写真、
デザイン画が展示されていた。

もう、20数年も前の話になるが、
その時に見た、ヘップバーンの衣装のウエストの細さは忘れない!

「こんなの着れる人間がいるのか?!」ってぐらい細かったんだなあ。
ジバンシィーのコレクションに出演していた、どのモデルさんより、
細いのではなかろうか…と思えるほど細かった。
この細さが、あのローマでのフレアスカートを上品に着こなしていたんだなあ…

おっと…
また、映画の話からずれてしまった…
しかし、どうしても、映画や演劇、ドラマなどは衣装へと目が移ってしまう私。

きっと、感受性豊かな時期に、素晴らしいコレクションを見せてもらった
のも影響しているかも。

そういえば、地方とはいえ、
学生たちに、コレクションの席を用意してくれた学長先生。
今さらながら、『コレクション』に『コネクション』をお持ちだったようで…

(お粗末!)

プラダを着た悪魔

2007-06-18 21:45:28 | 徒然なるハナシ
今日は、娘が登校したので、
やっと、ひとりでのんびりとDVDが見られました♪
「プラダを着た悪魔」

面白かった!
観た後がスッキリ!
気持ちが軽くなる、素敵な娯楽映画でした。

世界的に権威あるファッション雑誌「RUNWAY」の編集長ミランダ。
メリル・ストリープ演じる彼女が「悪魔の編集長」という設定。
彼女の秘書となったアン・ハサウェイ演じるアンディの奮闘と成長が
ストーリーの中心。

メリル・ストリープ。美しいです。
「マディソン郡の橋」の時の、しみったれた彼女と同一人物とは
思えません。
プラダが最高に似合います。
そして、「悪魔的」な編集長の役が、まあなんと上手いこと!

私も、一応、編集関係の仕事をしているもので、
彼女の一言一言が、私の胸にグサリと突き刺さります…

「ジャケットの特集はキャンセル。大至急アリゾナでロケ!」
…ひえ~。企画がドタキャン!…スタッフは徹夜だろうなあ…

「あなたの原稿、面白くないから企画はカット!」
…自分の才能のなさに、きっとこの後、彼女は落ち込んむだろう…

夜中だろうが、早朝だろうが、容赦なくかかってくる電話。
…夕飯の支度中や、日曜も盆にも
「今すぐ確認を!」といわれることなんて日常茶飯事だし…

あー!やっぱり、ミランダは悪魔だ!

そして、私が最も共感したのは、ファッションに興味のないダサいアンディが
撮影用のコーディネイトの細部にこだわるミランダを嘲笑した時。
ミランダに叱責されたアンディは、RUNWAYのスタッフ・ナイジェルに泣きつく。

その時のナイジェルの言葉。
「あんたは、何にも努力していない」

そう。アンディは、「ファッション誌のスタッフはしていても、自分の服装は
自分らしく」の意志を貫こうとしていたのだが、
そこをナイジェルは「努力していない」とバッサリ。

そうなのだよね。
仕事とは、自分の糧のためにやるものではあるが、
自分の糧を得るためには、組織を発展させなければならない。

服装も同じ事。
「自分らしく」はいいけれど、仕事する以上は、「ふさわしい服装」というものがある。
元々、ドレスコードとは、自分が着飾るのが目的ではなく、
相手を敬うために設けられたもの。

仕事もしかり。
私も、大学の研究室に教授のインタビューに行くときや、
レストランでの取材には、ジーンズとTシャツでは行かない。
しかし、アウトドアのロケやバーベキューの撮影には、ジーンズとポロシャツ。
(カメラさんなど、ビジュアルスタッフは別です。彼等は、安全に手際よく仕事が
できる服装が求められます)

仕事には「相手」がいる。対する「組織」がある。
その相対するものを敬う意味でも、服装は大事なことではないだろうか。

子ども達にも、服装はやかましく言う。
きとんとしたレストランに食事に行くときは、きちんとした服装。
従姉妹や友人でも、お誕生日会におよばれしたときは、
それなりに華やかな服装で。

それは、敬いであると思う。

独身時代、とある服飾メーカーで働いていたとき、
東京本社のデザイナーから言われた言葉はわすれない。

「従業員は会社やブランドの顔。あなたたちの一挙一同が、会社の、そしてブランドの評価になります」

もう、二十年も昔になるが、この言葉は、私の座右の銘。

おっと…
プラダを着た悪魔の本題からははずれてしまったが、
この映画の作者は、かの有名な「ヴォーグ誌」の編集経験者だそうだ。
なるほど、
この映画の編集場面&服装へのこだわりが、ハンパじゃないはずだよなあ。

すっかり観終わった後、私の感想は、
「悪魔は、ミリンダ本人ではなく、
「ファッション誌を支える編集という仕事そのものではないか」

なにはともあれ、
「編集」「服装」の両面から、とっても楽しめる映画でありました。