虚無交換日記

神戸大学将棋部の住人たちによるブログ

一軍戦個人的振り返り(2020 秋)

2020-12-20 13:30:44 | JT

はいどうも4回生の田和です。秋季一軍戦が終わったので日記更新しておこうと思います。 研究室のことを忘れ、備忘録を兼ねてダラダラ書いていきます。

今年は、コ○ナのせいで様々なことが例年通りにいかず大変でしたよね。
(自分も例年は対面で行われる研究室決めがオンライン投票となり、人の数やボーダーとなる成績を判断して変更することができない一発勝負となりました。配属決定時、第一志望としたところに自分の学籍番号ないなぁと思ってたら、第n希望(n≧7)としていたところに飛ばされてました、あはははは)
将棋も春季大会は中止となり、秋季も望み薄いなぁと思っていたので開催されて本当に嬉しかったです。とはいえ、個人戦は予選がオンラインでありどうしても味気なさがあったこと、また昨年秋に強豪のR大のn島君に負けたのが個人戦の最後でもいいかと思ったことが理由で出場しませんでした。 

そんなわけで4回生として臨む最初の大会が引退前最後の大会となったわけです。大学院入試があり、また研究室が忙しかったのもあって2切れ、3切れメインで調整して大会を迎えました。(毎年そうではとか言うな)


一回戦 大阪大学戦
毎回やや悪いながら勝負かなという当たりながら阪大にはほぼ負けているので、今回こそは…という思いで臨んだ初戦。
よくある船囲いの陣形から6八金と寄ってみたところ相手が、「なにそれ?」とボヤいた。まあそれはいいかと思った。その直後、7九金と寄ったところ、「気持ち悪っ!」とボヤかれた。

うん、確かにキモい、ソフトも5八金上を推奨しているところで金を寄った形であり、エルモよりダサいのは分かる。とはいえ大会で“気持ち悪い”というのを言葉にされたのは久々だったので思わず笑ってしまった。 逆にやる気が増したまであった。結局この金2枚の鉄壁を残したまま、細かい攻めを押し通そうとしたものの、わずかに届かず負けてしまいチームも1-6と出足をくじかれてしまった。
(ボヤきについては対戦後に謝罪ありました)

二回戦 立命館大学戦
どことあたっても格上だし、楽しく指せたらいいかと思ってオーダー交換を迎えたところ、相手は昨年秋に個人戦で負けたN君に。
序盤で穴熊に組ませることを許し前回同様ジリ貧模様になり厳しかったので強引に動いた。そして、二枚替えや角金交換などを繰り返し一時は角損ながら相手側も受けを間違えたら一気に潰せる展開に持ち込むことに成功した。
しかしながら、丁寧に面倒を見られる中でこちらにもミスがあり、結果的には完全に切らされてしまい、格違いを再確認させられた。
チームも1-6負け…

三回戦 京都大学戦
ここを落とすと第二代表決定戦への望みはなくなるので踏ん張りたいところ。しかし、神大サイドは主力が休みでオーダーが見え見えだったのもあり、3~5将を狙い撃ちされた結果自分の相手は強豪のN君に。
序盤の実力不足が祟り、将棋はまたまたこちらが強引に動く展開に。ただ、バランスの取り方に苦しみながらも、こちらにも主張がある状況で得意な終盤まで持ち込むことが出来た。しかし、秒に追われて相手の受けを考えきれずに、一直線で追えるものの甘い手を指してしまいそのスキに反撃を喰らい敗北。 
大将戦では詰まない玉を詰ました(相手が投了した?)ためチームが3-4となったことで自分も戦犯の一人となったが、実力差を考えるとこれもよく頑張った方だと思うので仕方ない。

四回戦 大阪市立大学戦
小学生の頃からの将棋仲間で高校の後輩でもあり一軍戦で何度も負けているS君と当た、、、
となることを予想していたものの、大阪市立大学は課外活動を禁じられたため2週目の大会参加が出来ずに不戦勝。
大学の判断は間違いではないので誰も責めることが出来ないが非常に悲しい。

五回戦 関西大学戦
学生将棋最終戦。
現(もう前?)部長に昔からの相棒である棒銀を使っていいかと確認したところ断固拒否されてしまい、どうしようかなぁと悩みながらオーダー交換をしたところ相手は関大部長のAさんに。
この瞬間、多分居飛車党と当たるやろ〜と思っていたため封印予定だった戦法が頭の中で輝き出した。そして手番は後手に。
2手目7四歩! 
いや、これで最終戦かよ、負けたら後悔するぞ?という思いと、自分らしく楽しみたいという思いを胸に袖飛車に組み、6二にいた金を4二に移動させた後に中飛車に対して5筋から攻めを決行。

(流れしか覚えてないので図間違えてるかも)

以下、●3八金○5五歩●同銀○6五銀●8八角○5四歩●6六歩○5五歩●6五歩○4九銀というような展開となりました

相手の陣形に割打ちのスキがあったのと、受けに小さなミスがあったため手が繋がり、最後は確実な手を積み重ねて無事勝利。神大の前部長としての意地を見せることができた。
チームも4-3で危ないところであったものの4位となった。第一週で貢献できなかった四回生3人が勝って残留に繋がったのだと思うと感慨深い。


こんな感じで秋季一軍戦を終えました。個人成績1-3ながらも4戦とも自分らしい将棋ができ、また、学生将棋最終戦で勝てたので悔いはないです。
通算成績は10勝20敗(+不戦勝1)でした。よく相手校のエースを引いていたので実力的に仕方ないものも多く、残留争いでの4-3勝ちに貢献したり、分が悪い試合でも何度か勝てたので、悲しいもののまあ満足という感じです。阪大戦個人成績0-7はどうかと思いますが、毎回どこか足りないのも実力なのかなと思います……
これまで4戦出場しなかった試合がありますが、外されたと言えるのは一回生の春期大会の一度だけで理由も納得のいくものなので、ほとんどの試合で使っていただいてありがとうございましたという気持ちが強いです。

入学する時は入れ替わりで卒業された世代の穴を埋められるのか不安しかなかったものの、頼もしい同期、また頼もしい先輩、後輩と共に4年間A級に残ることができ、昨年夏は西日本大会で2位になることも出来たのでホッとしております。また、大会以外でも部員との活動は部室、カラオケなども含めて楽しかったです。先輩の家での麻雀も楽しかったなぁ

本当にありがとうございました。

P.S.   無事に大学院に合格することができたので、現在散々苦しめられている卒論を無事に出せて卒業しても、たまには活動に顔を出せるかなと思っています。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 自己紹介①錦織央幸 | トップ | 令和二年度秋季一軍戦振り返... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

JT」カテゴリの最新記事