今日9月29日は、フジファブリック3thシングル『赤黄色の金木犀』が発売された日だそうです。
リリースされたのが2004年、12年前の今日。
なので今宵は『FAB CLIPS』を観ています。
勿論『赤黄色の金木犀』を観るために。
この『赤黄色の金木犀』は、《秋》をテーマとして当時のボーカル&ギター志村正彦さんによって作られた曲です。
『金木犀の香りがしたら、秋の訪れを感じる』というところからこの曲を作ったそうで、季節が秋に移り変わる時に感じる何とも言えない感情を、この曲にまとめているようです。
《秋》という言葉が曲の中に出てこないにも関わらず、歌詞のフレーズ1つ1つでその季節が思い浮かびます。
…すごい。
20代前半の若い男性がこんな曲が作れるものなのでしょうか?そもそも今時、『金木犀の香がした、秋だなぁ』なんて思う若者がどれくらいいるのだろうか。繊細過ぎて信じられない。(良い意味で)
とはいえ、聴いた当初はフジファブリックっぽくないというか、『えらく正統派な曲だな~…』位にしか思ってませんでしたが、繰り返し繰り返し聴くうちに大好きになり、今では私の中で1番好きな曲になりました。
もう何百回聴いたか分かりませんが、今でもイントロを聴く度に鳥肌がたちます。そんな曲は他にはありません。
毎年秋が来る度、自然とこの曲を口ずさんでいます。そして金木犀の香がすると嬉しくなるのです。この曲に出会わなかったらきっとこんな感情にはならなかったと思います。
そんな曲に出会えたことに感謝したい、今日という日。
志村君、素敵な曲を作ってくれてありがとうございます。これからもずっとこの曲を大事にします。