こんばんは。おはようございます。こんにちは。
このブログを書いておりますsiamaiと申します。フジファブリックの志村正彦さんが好きな、しがないOLの私です。
前記事で皆様から頂いたコメントを拝見しまして、私なりに色々と想うことがあり…今回は私なりの今の気持ちを書きたいなぁと思います。
かなりの長文になっておりますが、ご容赦ください。
以前から何度か記載はしておりましたが、私は志村君が亡くなった後に急激にフジファブリックを好きになった、所謂『後追いファン』です。
元々デビュー当時から『フジファブリック』というバンドの事は知ってはいました。
当時、フジファブリックのファンが周りに結構居たので、2009年に志村君が亡くなったことも、リアルタイムで友人から教えてもらってました。
しかし申し訳ないですが、当時はそこまで興味が無かった為、『そうなんだぁ…何か可哀想…。』程度しか感じませんでした。
そんな私が今、志村君のことが好きすぎてこのようなブログを書くまでに。
何故今…このようにしむしむ中毒になってしまったのか。
そのきっかけとなったのは、たまたま見ていたドラマ『モテキ』で流れてきた曲、『夜明けのBEAT』でした。
以前、リアルタイムで聴いていた曲(四季盤)とあまりに曲調が違っており、興味を持った私はすぐさまCDショップへ。
『あれ?あの曲最新のアルバム(『MUSIC』)に入ってる…ボーカルの人去年亡くなったよね…何で?』
と、頭がプチパニックに。
何故そのような事が起きているのか…という状況に興味が止まらず、アルバムが出た背景だったり、志村正彦という人の事を調べまくったりしてる間に、しむしむ中毒になりました。
そして…彼を知れば知るほど込み上げてくるものがありました。
『何故、あんなに明確な目標に向かって頑張ってた人が死ななくてはいけなかったんだろう。何であんなに必要とされてる人が死ぬんだろう。』
という理不尽さ…というか、無念さというか。とにかく何だか解らなかったけど、悔しかったです。
可哀想という感情は私の場合あまりなく…むしろ、あんなに濃い時間を過ごせた彼に羨ましさすら感じてました。
何と言うかこれは、同世代ゆえの感情なのかなと思います。(私の母は『そんなに偉くならなくていい、ダメな子でも良いから生きててほしい』と言ってました。)
あくまでこれは後追いファンの私特有の感情で、以前から足しげくライブに通われてた方の悲しみは計り知れないのだろうな…と思います。失う悲しみ、というのは凄まじいと思うからです。
事実、2009年当時、私の周りに居たフジファンの友人の悲しみ方は尋常じゃなかったです。
そしてそういう人達は皆、志村君の死後、フジファブリックを聴くのをやめてしまいました。
『志村君じゃないとダメ』なんだそうです。
『あの歌詞も、サウンドも、彼じゃなくちゃ作れない…だから志村が居ないフジファブリックはもうフジファブリックじゃない。』んだそうです。
確かにそれって、すごく当たり前の感情なんだろうなぁと思います。志村君だからフジが好きだった、って方なら尚更の事。
もしも私が、生前から足しげくライブに通っていたのだとしたら、ファンを辞めていたかもしれない…と思います。
では、志村君を大好きな私が何故、3人体制のライブに行っているのかというと…
《3人がこのまま『フジファブリック』を辞めてしまったら、直に志村君を感じられるものが何も無くなってしまう。それだけは絶対に嫌だ。》
と思ったからです。
…つまりは、志村君が好きだからこそライブに行きました。
私は志村君の生前、何度か友人にライブに誘われたことがありましたが、それに行かず…そのことを死ぬほど後悔してました。
だからもうこれ以上後悔したくない…と思っての行動でした。
今は3人体制のライブも心から楽しめておりますが、正直に言うと…初回のライブ観戦後は非常に複雑な気持ちになりました。志村君が居ないことに打ちのめされて帰りました。
だから、皆さんが『そう君ボーカルの歌を聴けない』『志村君が居ないステージを観れない』と仰ってる気持ち、よく解ります。それって志村君が好きな人なら普通に感じる感情だと思います。
本当はやっぱり、4人が良い。
志村君がフロントマンじゃなきゃ。
あの噛み噛みの『ありがとうございます、フジファブリックです。』じゃなきゃ。
歌詞を間違えまくったり、やたら観客に手拍子を強要したり。
アンプに登って最後飛んだり。
両手を掲げてガッツポーズしたり。
きわどい発言をして変な空気にしたり。
ライブの調子が良い日と悪い日の態度の差が激しかったり。
真っ直ぐに客席を見つめる目に吸い込まれそうになったり。
もっともっと彼の作品が聴きたかったし、楽しそうに演奏する姿を観たかった…そういう感情はこの先もきっと、消えないのだろうなぁと思います。
実を言うと昨年の武道館ライブに参戦した際、何かが1つ終わった…というような感覚がありました。10年という括りが1つ終わり、また新たなステージに行くんだな、と。
でももう…
それで良いんじゃないでしょうか。
3人は充分過ぎるほど頑張ったんじゃないでしょうか。
私は今、そういう風に思ってます。寂しくもありますけど。3人のことはやっぱり応援したい。
私の場合、志村君が好き=3人を応援する、という結論に至りましたが、志村君が好き=志村時代の作品のみ楽しむ。というのも全く間違ってないと思います。それもまた人各々だし、何が正しいなんて誰にも解らない…それで良いのではないかなぁと。
でも、《フジファブリック》を作ったのは、《志村正彦》で…それだけは絶対に忘れてはいけないことだと思ってます。だから私はこれからも記事を書きたい。
今回、こういう記事を書くにあたり、改めて志村君のファンは誠実な方が多いんだなぁ…と、強く感じました。
これもまた、志村正彦という人の人柄ゆえのものなのだと思ってます。類は友を呼ぶ、ってことなのかなぁと。
こういう話が真剣に出来る方々がいる…というのは非常に素晴らしいことです。コメント下さったり、掲示板を利用して下さったり、非常に嬉しい。
色々な想いを共有出来たこの場に、感謝します。ありがとうございます。
そして皆さんが、ゆっくりと進んで行ければ良いなぁと思います。
長文を読んで頂き、ありがとうございました。
これからも、志村正彦という人の頑張りが1人でも多くの方に伝わることを願って。