志村正彦ゆかりの地巡り@富士吉田 その1

只今東京から地元へ戻り、帰宅途中。タクシーの中で書いております。


本日、念願叶ってやっと…やっと行って来ました。

山梨県富士吉田市。

志村正彦さんの生まれ故郷です。


…遡ること２ヵ月前。

金曜日に東京出張、という素晴らしいスケジュールをもらい、私は志村君に呼ばれ（たと勝手に思い）富士吉田行きを決意したのであります。
しかし…山梨県観測史上最高の積雪により行けず。（←全然志村さんに呼ばれて無かった件）


しかし今回、色んな嬉しい偶然が重なり『上映會@ふじさんホール』に行くこととなり、念願の富士吉田行きが実現しました。


新宿から朝一の富士山急行に乗りまして『富士山駅』へ。


改札口の前、目に入りました。こちら。



フジファブリック上映會のポスター！一気にテンション上がる。


駅を後にしまして先ず、志村さんのいらっしゃる所へご挨拶に向かいました。

歩いて行こうと思ったのですが、道が解らずタクシーで行くことに。

そこで乗ったタクシーの運転手さんに行き先を伝えると『志村君？』という名前が。何と志村君と同じ高校（学年は違う）だったそうで。
噂には聞いていましたが、富士吉田では、本当に『志村』というワードが出てくるんだなぁ…と感心。


『志村君ももう少し頑張っていたら有名になってたはずなのにね…』としんみりする運転手さん。


そう、そうなんですよ。運転手さん。皆そう思ってます。


吉田の方は噂通りとても親切で『吉田うどん』の美味しい店を聞いた所、わざわざ車でお店の前まで行き（料金メーター止めて）教えてくれました。親切だなぁ。


そして親切なタクシーを降り、いよいよ志村さんのいらっしゃる所へ。


歩いて行くと一際目を引く場所が。沢山の花束、コーラ、お菓子、タバコ…等々置ききれない程のお供え物がしてあり、すぐにここだと解りました。お花がいっぱいでお花畑の様でした。

ファンの方も沢山いらっしゃっていて、何だか途轍もなく嬉しかった。やっぱり志村君は凄い人で沢山の方に愛されているんだなぁ…と改めて感じました。


私はアメスピのメンソールをお供えし、しばし志村さんとお話。


泣いちゃうかなぁ…と思っていましたが、（一緒にいたフジ友さんは泣いていた）私は泣きませんでした。


自分でも意外でしたが、『志村君が居ない事が悲しい』という感情より『やっと志村君に会えて嬉しい』という感情の方が強かった為だろうと思います。

待っているファンの方もいらっしゃったので、手短に話を済ませ『志村君、またふじさんホールで』と言い残し、お寺の方へ志村君宛てのお手紙を渡しに行きました。

この時、お寺の方に『上映會行かれるんですか？楽しんで来て下さいね。』というお言葉を頂く。


ありがとうございます、必ずまた来ます…と心の中で思いました。（←口に出さない）


そこからてくてく歩いてこちらへ。





はい。『浮雲』に出てくるいつもの丘でございまーす。

天気が良ければ忠霊塔の後ろに富士山がバーン！と見えるはずなのですが…霞んでいて見えず。残念。


志村君が撮影していた階段ショットの場所。



『これくらいの階段余裕です』とか何とか言って、ナメてかかってたら大変な目にあった。序盤飛ばしてすぐに失速。汗だく息切れ。皆さま心して登って下さい。


そんなこんな息切れしながら『いつもの丘』を後にしまして。


バタバタと次の目的地へ向かっている途中、１２時の防災チャイム『若者のすべて』が富士吉田の町に鳴り響きました。


…あ！そうだ。そうだった。


しばし足を止め、チャイムの音に耳を澄ます。…うん。色々想うことは有りますよね。


じんわりしながらチャイムを聴き終え、足早に向かうこちら。



はい。『月江寺駅』でございまーす。

ふじさんホール（旧富士五湖文化センター）の最寄り駅です。

もしかしたら当時の横断幕（2008年TEENAGERツアーの時のやつ）があるかなぁ…と思ってたのですが表側には『（富士山）世界遺産』の文字。


うーん。まぁそうだよね…国レベルの大ニュースだものね…そうなりますよね。


と、残念に思っておりましたら。


『富士山から世界へ響け！フジファブリック！』




あった～（笑）！！裏にあった。

この話のスケールがやたらデカすぎる（いきなり世界へ）横断幕！富士吉田の方の大胆な攻めの姿勢！素敵です。

５月31日…当時の物ですね。しんみり。

嬉しいなぁ…なんか。

改札を出てこの横断幕の下を抜けたら、志村君の居た過去に戻れる様な気がしました。


『月江寺駅』を後にし、６年前の志村君に逢うためいよいよふじさんホールへ！



続く。