シュルイのブログ「エコ魂」

スケールの大きい小心者のこの私。地球の未来を憂いて早四半世紀。地域活性と持続可能な社会を目指す日々を綴ります。

頭のおかしい独裁者の暴挙は止まらないのだろうか

2022年02月25日 | 平和
ロシアがウクライナに侵攻してとんでもない事態になっている。
クソプーチンは核をチラつかせている。
ロシアの駐日大使はウクライナがナチス化するのを止めるためなどと
無理矢理すぎる理由でこの侵攻を正当化している。

クソプーチン、習近平、金正恩など頭のおかしい人間の独裁政権ができてしまうと
その暴走はそうそう止められない。
ゴルゴ13に依頼できないものだろうか、とよく思う。

こんな状況にならないようにするには、こんなリーダーを生まない事だ。

あんまり、というか全然世界の政治に詳しいわけでもないのでとんちんかんな内容かもしれないけど
少なくとも関心を持たなければいけないと思うので稚拙ながらも、こんな文章を書いていますので悪しからず。

北朝鮮は世襲なので事情が違うけれど、独裁者でも最初は選挙で選ばれて政治家になり
さらにそこで実績をあげて組織の中や国民の間で支持を広げて
最後には一国のリーダーになる。
その時から、あるいは有る程度経ってからは異を唱えるものを許さない独裁者となる。
だから、こういう危険人物がのし上がろうとしている時に、
国民が「あれ、コイツおかしいぞ」と見抜く目を持つ必要がある。

一国の理想のリーダーはどういう人物なのだろう。

私達は何か問題が起ると、その行方をどこかで「勝ち負け」として捉えがちだ。
だから、「もっと強く出なければ」と考えたり「強いリーダー」「強い国」を頼もしく感じる。

今、ウクライナの問題でバイデンよりもトランプの方が良かったのではなどと言う人もいるが
それこそが危険なのではないか。
それとも、彼だったらもっと上手く交渉をしてこの危機を回避できたのだろうか?

トランプの交渉術がどれほどのものかはわからないが、彼の示す強さは力で相手をねじ伏せるものであり
同盟国とうまく協力するのは難しい、というのはTVでよく聞くコメントなので
果たして上手く対処できたかは疑わしい。

リーダーに求める「強さ」は、自分や自分を支持する人だけを守るものなのか。
そうではない人々や問題にも目を向けて解決する方が難しいので
政治家としてはこちらの資質の方が必要だと思うのだけど。
とはいえ、誰でも自分がかわいいので自分にとって、時に短絡的であっても得な人を支持してしまう。

人って一度「こっちが正しいよね」と思うと、そこに乗っかるのが一番ラクになる。
自分でその都度考えたり、やっぱアレは間違ってたな、と思うのがイヤだったりして
思考停止状態になったりして。
思考停止になった人々が多ければ独裁者は国を操るのが容易になる。
一般の国民は自国の政治が悪い方向へ行っていないか、常に監視しなければならない。
警察が国民の安全より政治家を守るために働いていないか、監視しなければならない。

ロシア国内では軍事侵攻に反対するデモに参加する人を警察が次々に拘束している。
独裁者と言えども、たった一人で政治をしているワケではない。
ロシア国内でこの暴挙を止める動きが大きくなることを願う。

独裁者を支持する人々がどうか目を冷まして平和になりますように。

妄想未来ばなし~「強い国」って?の巻~

2022年02月16日 | 平和
爆発は、その配備地内で次々と起った。
が、何発爆発したのかはわからない。
そもそも、どこに何発の核弾頭が配備されているかも公表されていないのだ。

2発目、いや最初の爆発が1発だったかどうかも不明である。
「2回目」と言われる爆発は
最初の爆発による熱や振動、施設内の火災などに誘発されて起きたのではないかという見解だった。

しかし、最初の爆発が何故起きたのか。

まず疑われたのは他国からの攻撃だ。
コロナ以降、世界の勢力争いは激しさを増す一方だった。
エネルギー、食料、日常の様々なモノに関わるサプライチェーンはほとんど何かしらの形で大なり小なり他国に依存している。
利権や土地を巡る争いは増え、不当に働かされる人々と、逆に富を得る人々の格差は一向に縮まらない。
貧しく、苦しい生活を強いられている国の多くは、
甘い言葉とその場限りの援助、あるいは武力によって専制的な国家に支配されていった。

そうでない、民主主義の国でもその様な脅威に対抗すべく、軍備は増強され、敵基地攻撃能力を有していた。
他国にナメられないように、強い国となるのだ。
いつしか、世界の首相や総理大臣など国のトップはそういうメッセージを言わざるを得ない空気になっていった。

いつ、どこで、どこから攻撃されるかもしれないという疑念はどこの国も同じだった。

しかし、爆発の当時に他国がミサイルを発射したという情報はなかった。
爆心地周辺のレーダーにも映っていない。
明らかなのは「外からの攻撃ではない」ということのみだった。

つづく

妄想未来ばなし~核の脅威の巻~

2022年02月11日 | 平和
スマホの画面に現れたニュースの見出しは
「アメリカで核兵器が爆発」だった。
アメリカが本土に配備していた核弾頭が爆発したというのだ。

TVやインターネットで流れるニュース、SNSで見る画像は
爆風で吹き飛ばされたのか、かなり広い範囲が全く何も無い荒野だった。
その他は火災が起きていたり、洪水の後のように樹木や瓦礫が溜まっていたり、
大きな建造物の中に使われていたであろう長い鉄筋がぐにゃりと曲がって倒れていたりした。
死者は最初10万人単位で報じられていたが、やがて100万人を越えていった。

アメリカ本土から逃げようとする人々が空港に押し寄せたが、
諸外国はすぐさまアメリカからの入国を全面拒否。

アメリカはもとより、世界中がパニックとなった。

つづく



妄想未来ばなし第一話~OKくっくる、どうすれば平和になるの?の巻~

2022年02月06日 | 平和
前回の記事に書いた「妄想未来ばなし」。
妄想、とはコトバンクによると以下の通り。
①とらわれの心によって、真実でないものを真実であると、誤って意識すること。また、そのような迷った考え。邪念。
② ありえないことを、みだりに想像すること。みだらな考えにふけること。また、そのような想像。ぼうそう。
③ 特に根拠がないのに不合理なことを事実と確信し、誤りを立証しても承知しない状態。いろいろな精神病の症状として現われる。
なので、正しくない(先の事なので正しいも何もないのだが)内容であっても、フィクションですから悪しからず。

ここから本文。

202X年、新型コロナウィルスはほぼ収束したと言っていい、とWHOが発表した。
実際には感染者がゼロではないもののウィルスは弱毒化し、重篤化したり死亡する事は無くなったためである。
世界は感染症による恐怖からは解放されたが、コロナ前からある気候変動などの危機は悪化し、
コロナ禍で勢力を増した専制主義の国が世界の治安を脅かしていた。

日本では、的基地攻撃能力を行使することを認める法案が可決された。
国民の声は様々である。
「いざという時は、と思うと安心です」
「反撃されたら戦争になる」
「核兵器を持たないかわりに抑止力として、攻撃能力を備えていると世界に知らせることが重要なんだ」
「基地だけをピンポイントで攻撃するなんて、そもそも可能なのか」

世の中は、明確にひとつの正解が見つからない問題が多すぎる。
しかし人々はすぐに答えを求めたがる。
そして、スマホに向かって呼び掛けるのだ。
今人気の音声アシスタントは「くっくる」。
リベラルとか左派とかZ世代が好んで使っている。
平和の象徴である鳩の鳴き声を連想させる名前にしたのだそうだ。

鳩ならばあちらこちらに沢山いるが、それを見ても平和だなぁと思うワケでもないし、
平和の象徴とされるのはいつも真っ白な鳩だ。
ドバトと呼ばれるキジバトは街中やベランダでの糞害もあり、どちらかというと嫌われている。

鳩に対してでさえ、白い方が良いイメージを持っているというのは
日本人が差別をしないといいながら、白人、つまりは欧米人以外の外国人に対して
差別意識を持ち、しばしばヘイトスピーチや人権侵害につながる行為をする人が存在する現実を連想してしまった。

「ふう」とため息をついてスマホを取り出し、
「OKくっくる、どうすれば世界が平和になるの?」と聞いてみた。

くっくるが答えるより早く、急に別のアプリが立ち上がった。
ニュース速報だ。

「核兵器」という文字が目に飛び込んだ。

つづく

妄想未来ばなし 予告

2022年02月04日 | 平和
数年前に聴いた講演で、歴史は70年くらいの周期で繰り返すと言っていた。
曖昧な記憶ではあるが。

今、世界では
「国家のすべての権力が特定の個人や少数者の手に集中され、その意思のままに自由に政治が行なわれるような体制」
とされる専制主義の国が民主主義の国の数を上回っているという。
北朝鮮の相次ぐミサイル発射。
危機迫るウクライナ情勢。
ミャンマー、香港、アフガニスタン。
民主主義の国だとて、ますます軍備を強固にしなければという声が大きくなっている。

第2次世界大戦が終って77年。
ニュースを見るとまた大きな戦争が始まるのではないかと不安に駆られる。

一人の人間の心の中でさえ、様々な考えが混在してひとつの答えを出せないものだ。
国や共同体が一枚岩でないのも当たり前だし
歴史の中で、世界中が平和であった事など一度も無いのは不思議でも何でもないのだ。

昔話のように、勧善懲悪で最後は「めでたしめでたし」とはいかない。
が、平和な世界なんてこの先もあり得ない、と言い切ると心の中がどよ~~~~んとするので
「昔ばなし」ならぬ、「未来ばなし」を妄想する事にした。

次回、妄想未来ばなし「OKくっくる、どうすれば平和になるの?」の巻

お楽しみに!!