シュルイのブログ「エコ魂」

スケールの大きい小心者のこの私。地球の未来を憂いて早四半世紀。地域活性と持続可能な社会を目指す日々を綴ります。

これからのイベントは環境にやさしく・・

2020年01月18日 | イベント
先日、楽寿園で行われていた「ベジタブルフェス」なるイベントに遊びに行ったところ・・・
素敵なお店が出店していました!

かわいらしいブースの飲食店。
足下には・・・

おおお!!!!食べ終わった容器を、きちんと重ねてある!!!!
お店は静岡市清水区のケータリングやイベント出店をしている「CAPU」さん。

ワタシ自身は飲食店では無いものの、仲間とやっているイベントでは、
ゴミをポイ捨てされないように各ブースでのゴミ袋の設置を必ずお願いしています。
沢山入るように、大きなゴミ袋を広げておくと、様々な形の空き容器、
他の場所で買ったであろうペットボトルなどで
すぐにいっぱいになり、ゴミでパンパンになった袋を
みんなで分担して持って帰っているのです。

イベント後の会場はゴミが無くキレイなのだけど
いつも沢山出るゴミについて、何か少しでも改善できないものかと考えあぐねていたのです。

このやり方は、使う容器の数は変らないが、カサは圧倒的に減らせる!!
簡単なんだけど、目からウロコでした。

「素晴らしいですね!」と声をかけると
「お客さんにも協力してもらってるんですよ」と。
うんうん、それが更に良いコトですよね!!
ゴミのコトを主催者やお店任せではなく、お客さんも責任を持って
きちんと買ったお店に戻ってきて、ちゃんとキレイに重ねてくれる、という・・。

お店の人が持ち帰るにもラクだし、
紙とプラスティックを分けなければならない場合も、これならばやりやすい。
それに、キレイに食べきろうという気持ちにもなるんじゃないかしら?

一昔前と比べて、音楽フェスや地域活性イベントなど、色々な催しが増えている。
主催者もお客さんもそれらを楽しむコトが当たり前となって来ている。
そこで、次の段階として少しずつでも
環境にやさしく、ゴミを減らしたり、省エネルギーにしたり・・という風に変っていくと良いなぁ。

容器については、もちろん使い捨てでないものを使うのが一番良い。
他にもデポジット制(先に容器のお金も込みで払って、容器を返した時にお金も戻してくれる)にしたり
プラスティック以外の、土に還る素材にするとか
マイカップ、マイ皿を持参してもらうとか色々な方法がある。

容器を重ねるだけ、というのは実際に環境への負荷を減らす効果は
カサが減る分のゴミ袋が少なくて済むとか、とても小さいかもしれないけど
みんなで協力しあってちょっとでも前進するのが大切だよね。

大きく前進するのは、正直なところ個人や小さな任意団体のレベルでは難しくて
国や自治体レベルで制度を変えなくては無理だと思う。

そういう大きい前進を起こすには、
まず小さな前進をする人達の気持ちや行動が沢山集まる必要があるとワタシは思うのです。

これからは、あらゆるコトにおいて環境への負荷をいかに少なく出来るかを考えなくては。
少しでもそれが出来た時、よりその場面を楽しめると思うとワクワクするよね!!

「大食い」という娯楽

2020年01月07日 | エコな食べ物
たくさん食べる動画が流行っているそうですな。
TVでも超大盛りの飲食店を紹介していたり、人気メニューを当てるまで食べ続ける企画とかもありますねー。

確かに、痩せているカワイイ女性がビックリするほど食べているのは面白いし
食べきっている場合は、食べ物を無駄にしているワケじゃないのだけど。

とは言え、必要以上に食べるTV番組なんかを見ると
良いのかなぁ?と思うワタシ。

超大盛りのメニューって、食べきれない場合が多いだろうと思うんだけど
お店はそれを廃棄する時にどういう気持ちなのだろう?

大食い対決って何の意味があるのかわからん。
世の中の全てのコトが、正しいとか高尚とかタメになるとか、
そういう有意義なコトである必要は無いし
むしろ、そればっかりになったら息苦しい社会だろう。
ワタシは元々くだらないコトが好きだし
意味なんかなくても、アホらしくても、面白ければ良いじゃんという考えはある方なのだが
大食いはどーも受け付けない。

ただでさえ、日本はフードロスの多い国。
毎年600万トンもの食べ物が廃棄され
これは世界食糧基金による世界全体の食料援助量の約2倍。

大食いのTVや動画は娯楽として面白いし、超特盛りメニューは話題になる。
それらは直接的に誰かを傷つけたりしない無難なコンテンツなのだろう。

しかし、「食べ物」というものをどう扱うべきか、
様々な観点から慎重に考える必要性が出てきたように思う。