週刊碁ブログ

編集・整理班が紙面にはできない小ネタを語ります。読んでも、たぶん強くはなりません。

努力と結果

2012-01-10 00:38:58 | 整理・小瀬村(神奈川/蟹座/卒業生)
今週、お待ちかねの棋聖戦七番勝負がはじまります。

解説会が現地と市ヶ谷にて行われます。
本紙や日本棋院のホームページにてご確認くださいませ。

本紙では、通常は「テレビ囲碁番組」というベタ告知の
記事と合わせてまとめるのですが、力及ばず掲載場所が離れて
しまいました。

現地の解説会と一日後に開催されるイベントは3面の囲み。
市ヶ谷のお知らせとテレビ囲碁番組は4面の年間成績の中。
(せめて2・3面とか、4・5面のように見開き対向面ならば、
なのですが、残念ながら裏表の位置。編集マンからも、
「現地の告知はどこ?忘れてないよね?」と言われましたから
やっぱり一緒にするべきものなのです)

なぜこうなるのか。それは一緒のタイミングで組んでないから。
組んだのは両方小瀬村ですが、一日違います。まず木曜日の
仕事はじめの日に「年間成績」を組み付けて(記事は年末に脱稿
してくれています)、「打ち初め式」は金曜日になりました。

入れ替えればいーじゃん、と思われた方、正しいです。
もちろん検討しました。

言い訳になりますが、見比べていただくと、まず分量が違う。
何と何が違うかというと、3面の左下2段の囲みと4面の
タイトル一覧(変な場所にありますが前にやったことあります)
です。

タイトル一覧が12行分6段なので計72行。対して3面の囲みは
少し足りません。これを入れ替えるのならば3面の記事を
写真を削るとかの決断が必要で、さらにタイトル一覧の形が
決まっているので組み換えないといけない。4面に3面の囲みを
持ってくると足りないので、何かしら足さないといけない。

もちろん、やればできるし、いっぺんに組んでいれば必ず
やります。でも、後手に回ると応手が難しくなるのは碁も
仕事も同じ ?(?_?)? つまりは時間切れなのです。

今週はまだ人がいましたけど、校正もとっても大事な仕事。
これだけの人間が見ていてもなかなかゼロにはできないのです
から校正がどれだけ大変な作業か。
昔、整理1年目に先輩に言われたのは、「小瀬村さんは
レイアウトで凝ってキレイな紙面に仕上げることに苦労しているけど、
間違い一字やってしまえば台無しだよ。わかるよね」。
その通りなのでした。

校正という、どんな仕事にもついてまわるイロハ。頭をガツンと
殴られた気分で聞いていました。仕事配分をそれから改めました。

そう教わってから、数々の面をこなしてきましたけど、刷ってから
肝を冷やしたことは一回や二回ではありません。印刷前に目を皿に
して校正しても、不思議と印刷後に紙面を眺めている方が
見つかるんですよね……。コマッタモンダ

さて、10日火曜日からまた次の紙面の作成のために作業がはじまり
ます。ベスポジや認定、NHK杯、これぞプロ!などはすでに原稿が
入っていて、組み付けを市ヶ谷で待っている状態です。
手ぐすね引いて待っている原稿たちとの取っ組み合い(組み付け)と
校正がはじまります。

1月9日発売(16日号)のラインナップです。

1、2面 ドコモ杯女流棋聖戦挑戦者決定戦

3面 打ち初め式

4面 年間成績

5面 ネットワーク・竜星戦
   ジャーナリストクラブ賞表彰式
   「よんろのご」直々デモンストレーション
   週刊碁的囲碁ガール「万波奈穂二段」

7面 山下敬吾名人のはじめての手筋・歴代本因坊列伝

8面 これぞプロ!
   村松竜一八段(静岡県)―上田崇史四段(埼玉県)
   堀本満成二段(山口県)―沼舘沙輝哉初段(神奈川県)

9面 岩田達明九段引退 特別インタビュー・
   碁の句春夏秋冬

10面 学生王座戦・お悩み天国

11面 大学選手権

13面 認定

15面 NHK杯・1分の詰碁

16面 ベスポジを探せ・山城宏九段のヨセワン

17面 アマワイド

20、19、18面 詰碁ベスト10


P.S.

なお、すべて訂正とお詫びを入れるわけではありません。
どんなに小さくても電話番号などご迷惑をおかけする内容には
お詫びをいれますし、編集室内で「訂正はいいよ」「え、そうなん
ですか?」と意見が食い違うこともあります。

もちろん限りなくゼロにするべく努力はしています。

けど、誤解なきようお願いしながら書きますが、〝流せる程度〟から
〝絶対やっちゃダメ〟という内容まで間違いにもランクがあります。
年末には〝絶対~〟に限りなく近い内容がありました……。
コマッタモンダ

わざわざ恥を晒す必要はないのですが、自戒を込めて
書かせていただきました。
コメント
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