福谷章子のまちづくり

さまざまな役割を持ちながら暮らす中で、日々出会い触れ合う人々、街、文化、自然、出来事についてつづります。

共感されて癒されるんだなあ 心と体はつながっている

2017年12月07日 | 高齢社会


昨夜から体調不良を訴え、今朝になっても医者に連れて行ってほしいと訴える母。
いろいろ聞いても、受診して改善するとは思えない状況ですが、かといってそのままガマンをさせるのも忍びないのです。
職場に遅刻する旨を連絡し、午前中は母と過ごしました。

外見は何処も悪そうではないし、血圧もさほどの数値でもないし、息苦しくもないし、お腹も痛くない。
主訴は、しいて言えば、足がだるくて思うように歩けない、頭がモワモワ(?)する。

「胃カメラ飲んだ方がいいだろうか?癌だったらどうしよう?」
「癌だったら手術するの?」
「絶対しない。切るのはイヤ。」
「だったら胃カメラも癌という診断も必要ないんじゃないの?知らない方が幸せかもよ。」
「じゃあ、いったいこの感覚は何なんでしょう・・・」

足がだるくて頭モワモワは胃癌じゃなかろうし(*_ _)
と思いながらも、曖昧な相槌を打つことしかできません。

そんな風に88歳と午前中を過ごし、午後はあんしんケアセンター誉田さんが開催してるオレンジカフェにお邪魔しました。
 
今日は大勢の参加で、とても賑やかです。
高齢者のみなさん10名ほどにボランティアさんが3~4名。
さらにあんしんケアセンターの職員さんが2~3名見守っての開催です。

カラーカードを利用して思い出を語り合ったり、折り紙を折ったり、歌を歌ったりしながら2時間ほどを過ごします。
  

珈琲や紅茶、お茶を飲み、お菓子をつまみながらのサロンです。
初めての参加だという方も今日は何人かいらっしゃいました。
こうして、同じ世代の者同士が共通の思い出や現状を語り合う場は、参加者の気持ちをどんなにかほぐすことだろうと感じました。

帰宅すると、老母は玄関に座っていました。
こんなことをしていてはいけないと反省し、今から散歩に行くのだと。

久しぶりに20分ほどゆっくり一緒に歩きました。
その後ろ姿に、共感してくれる話し相手が今の母には誰もいない、私は反論ばかりで寂しい思をさせていたと気づきます。

早速、訪問看護ステーションに飛び込んで相談をしました。
今後に光が差し込んだような気がします。

私も一人で頑張らないで、信頼して頼れる先を増やしていこうと思った次第です。


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