ご無沙汰です。久々にブログ更新と思ったらちょっと落ち込み日記ですぅ~。
このやり場のない気持ちをどうしてくんろ~?
近所になんてことのない空き地がありました。草ぼうぼうで足を踏み入れて中で遊ぶというほどではなかったのだけれど、それでも、見て癒される素敵な小さな空間。梅、枇杷の木につくしやヨモギ。
それがです、今朝突然ブルドーザーが入ってきて(写真左)壊されることに!
駐車場になるんですって。コンクリート敷きの・・・。邪魔な木は撤去され、つくしなんてもちろん考慮されるはずもなく。ましてや食べるなどの利用法のない雑草たちは見向きもされないよえ。え~ん、えんえん。写真の風景は幻になりますぅ・・・
う~ん、ムズカシイ。我が家はたまたま車を手放すという選択をしたけれど、持っていたらやはり駐車場は必要だし、ないと困る。ニーズがあるから地主さんもそこを駐車場にするわけなんだけれど、マイナスイオンたっぷりスポットの気温は確実に変わるだろう・・・。
どんどん宅地造成されていく景色にガッカリするけれど、自分の家だってそうしてもらったから住むことができてると思うと何にも言えないなあ。
胸が痛むのはもうひとつ。これまた近所に家を建築中なのだけれど、そこの人が土地を広げるために山を削っちゃったんです。そしたら、山が崩れてきておおごとに結局山の斜面をコンクリートで固めることになったのだけれど、そしたら地主さんの中に眠っていたある思いが復活してしまって、さあ、大変!その思いとは、なんとこの素敵な谷戸をコンクリートジャングルにするというもの。きゃ~、ありえな~い。誰も何の被害も受けてない崩れてない山をコンクリート化するなんて。で、これまた信じられない話しがこの相談を受けた市だか県の担当者。
崩れかかってる一部だけをコンクリート化するには予算がおりないから、するならこの地域の山全体を、ですって。・・・・はい?範囲が狭いと予算がおりないから、莫大な税金使って必要のないところをコンクリート化する?なんですってぇ~!?!?
この話しを聞いて、最初は相方ともう悪態つきまくり~。人間できてないものですから。
でもねー、“怒り”が原動力だと何の解決にもならないのよねえ、と思い直す。なんとかガンジーのやり方で地主さんとお役所の方々にもこの緑の素晴らしさを分かってもらないかなあ、と。しかし、新参者だし運動系は苦手・・・どうしたらよいものやら。もう大金持ちになって、地主さんから谷戸全部を買い取るしかないのかしらん?ジェームスラブロック博士のように!?
母なる大地を削るなんて考えられない、といいうネイティブアメリカンの人々に深い共感を覚えつつも、自分のこととしてはいまいち実感がわいてなかったというのが正直なところでしたが、急に実感を覚えてきました。
そんな今日この頃、タイムリーなことに(?)いまチビのはまっている絵本は名作『ちいさいおうち』です。
りんごの木に囲まれ、小川の流れる丘の上に立っていた小さいおうち。時が流れ、どんどん町になり、ビルが周りに立ち・・・というお話しなのだけれど、このお話しがあまりにも現実的で読むと胸が傷んでちょっと苦手。昔勤めていた神谷町付近には、日本版ちいさいおうちのような古民家がビルの谷間にちょこちょこあって、静かに何かを語っていたのを思い出しました。
絵本ではちいさいおうちはまた田舎に引っ越してハッピーになるのだけれど、町は残るし、人々の忙殺日々は加速することを思うとなんだかなあ。
この絵本を読んでもらって、チビはいったいどう感じているんだろう?人間にとって便利、有用性が高いということではなく、もっと全体的に見れるようになってもらいたいなあ。何が大切で何を守るべきなのか、そういうものを母みたいに頭ではなくて、本能で感じ取れる人になってもらいたいデス。
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