LOHASな日々@湘南

日々の暮らしの中にあるLOHASのヒントやちょっと素敵なことを徒然なるままに綴っていきます

記録と記憶で葛藤の巻

2010-01-22 12:43:00 | 子育て
 

一昨日は幼稚園のお誕生会でした~。全学年ホールに集まって、みんなでその月誕生日の子たちのお祝いをするのですが、誕生日の子の母も行っていいというもの
まず最初の賛美歌でやられてしまったワタクシ。“う~まれる ま~えから か~みさまに~、ま~もられてきた、と~もだちの~ た~んじょうびです、お~めでとう~♪”
子供たちの歌声にうるうる。涙腺弱くなってきたワー。
それから、誕生日の子たちがひとりひとり出てきて真ん中の椅子に座って、誕生日の子とお祝いする子たちがそれぞれお歌のプレゼント交換。今回は1月で“おお寒い”という内容の歌。先生たちからのプレゼントは『かさこ地蔵』の劇。派手さはなくて、とてもシンプルなんだけど、心がこもっていてああ、こういうお祝いのしかたっていいなとしみじみ思っちゃいました。イベント!っていうより、静かだけど大切に思われてるなー、と実感できる感じがいい

さてさてお決まりのように、そこにはビデオや携帯動画を手にする母たちの姿が。このファインダー越しに我が子を見るという行為に昔はすごく違和感覚えて、ああはなりたくないなあ、と思ってた。だって、みながみなカメラを手にしてる光景って異様なんだもの~。でもねー、いざ自分の子が園児になるとやっぱり撮りたいものでして。自分が見返すためというより、来たがっていた相方に見せたり両親に見せてあげたいという気持ちが強くて・・・ああ、葛藤。迷って迷って携帯動画を少し手にしたものの、やっぱりやめました。だって、なんだかその場に流れてる純粋な空気が遮断されちゃう気がして。やっぱり記録より記憶

ビデオなんかなかった時代は、今日幼稚園でこうだったのよ、ああだったのよ、と妻は夫に言葉で描写していたハズ。動画を見れるのはいいけれど、会話で伝えて、我が子の表情を一生懸命想像してというのもなかなかよかったんじゃないかなあ。見れば分かるは、いい反面、その背後では相手に伝えたいという思いや努力が失われているのかもしれない。
いまの子供たちはバーチャルに住んでいて、生の対人関係が苦手というけれど、大人だってこうやって生の子供を見てないことが多い!?そして、ふと思った。我が子の表情を思い出そうとするとき、それってちゃんと自分の“記憶”の中の我が子の顔???それとも何度も繰り返し見たわが子の写真や映像の中の“記録”の表情!?!?きゃ~、もしかしたら後者かもぉ。ちょっと自信なし。私はちゃんとその子の“生の表情”を見届けてきたんだろうか?そう思ったらちょっとぞっ。

たまにはやっぱり動画にも残したくなる。特に何気ない日常の中の光景。だけど、ここイチバンっていうときは、やっぱりファインダー越しじゃなくて、自分の目でしっかりと見届けてあげたいと思ったのでありました。とはいえ、誰か代わりに撮っておいて~、とも思うのも本音だけど。きっとバランスが大事。クリスマスページェントのときは、撮影禁止だったから、母たちは真剣に生の子供たちを見守っていた。感激したのはそのせいもあるのかも。記録に頼り過ぎたくないなー、と改めて思った誕生会でした。

さて、ホールでのお誕生会が終わったら、お教室へ。ママたちで構成されるお菓子委員さんの作ってくれたお菓子を、一人一人に誕生日の子のママが配ります。まるで、その子の母が作ったかのように。ぷぷぷ。今月はさつま芋のモンブランケーキでした。“○○君のママ~”って呼ぶ子ら、みんなかわゆいのぉ。この日はお帰りの時間まで一緒なのだけれど、とにかく先生たちの注意の仕方に感心ひとしきり。客観的に見て、ともすると怒鳴りたくなるような行動をとる子にも、決して声を荒げず、優しく諭す。その諭し方ば素晴らしくてわが身を振り返って反省反省。いや~、先生たちスゴイ。しかも、注意されてる子がみんなの前で叱られてると感じさせないように配慮しつつ、言うべきことはきちんと言う。幼稚園なんてどこも同じというけれど、子供たちに対する姿勢が全然違う!子供の心情に寄り添った注意のしかた、見習いたいものです~。

※ 写真:お教室には子供たちが育てたお花がかわいく小さな花瓶にさしてあったりして、なごみます~
天井には季節のモチーフ。羊毛で作った青い鳥やクルミに入った羊毛がほっこり気分に。
ね、こんなこと書きながらもパシャリとついやってしまうエンロハでした


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