八濱漂泊傳

ダラシナイデラシネ記

能登半島の想い出 その1

2009-06-08 23:46:57 | センチメンタル

 

本日は!

野宿の旅 の話。

 

18歳の時、

 

11月の寒くなり始めた頃、

 

京都左京区の住んでいたアパート前から

見ず知らずの人の

軽トラ に乗せてもらって・・・・

 

琵琶湖まで行った。

 

 

琵琶湖沿いの国道161号線で

見ず知らずの人の

長距離トラック に乗せてもらって・・・・

 

敦賀まで行った。

 

 

敦賀に来たものの、することが無いので

駅前でパチンコをした。

 

 

5000円程、勝ったので

金沢行きの切符を買って特急に飛び乗った。

 

 

金沢の町を

てくてく歩き倒して

 

その夜は、金沢駅のベンチで寝た。

 

夜中の金沢駅は、

けばい オカマ が出没して

胡蝶蘭のお化けのようで恐かった。

 

 

次の日も、

 

金沢の町を

てくてく歩き倒して

 

結局、 

駅前でパチンコをした。

 

 

3000円程、勝ったので 

輪島までの切符を買って七尾線に飛び乗った。

 

 

輪島の町は、

風がドン吹きで、めっぽう寒かった。

 

風にも負けず

輪島の町を歩き倒した。

 

 

夜になると、

輪島駅は閉ざされて

寒い町に放り出された。

 

 

夜中じゅう歩いて

 

結局、

 

路上に捨てられていたワゴン車の中で

カタカタ震えて寝た。

 

カーラジオが生きていたので

蚊の泣くような音にして

ハングル交じりのせつない放送を聞いた。

 

・・・・ 

 

 

 

 


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