八濱漂泊傳

ダラシナイデラシネ記

九州遊行 その12

2012-10-13 01:17:57 | イケン!

 

9月10日。

大分県 蒲江 で 対庵 に暮らす。

 

Aimg_2461

 

蒲江 の図書館で、

家船系の水上生活者の資料を探すが、見当たらず。

 

しかたなく、

1ヶ 110円!の 緋扇貝(ひおうぎがい) を3ヶ買って

対庵 で焼いて美味しく食べる。

Aimg_2447

 

ビンボー旅なのに、

なぜか食べるものは、美味しいものばかり。

 

安いんだから仕方ない。

Aimg_2448

 

9月11日。

朝早く 佐伯 葛港 に向かう。

G9428

 

市場食堂 の 刺身定食500円! で朝ごはん。

Aimg_2471

 

鮮魚好きの私にとって、

大分 佐伯 は恐ろしいい町だ。

安いし、鮮度はいいし、美味いし、移住したい!

 

そんな 佐伯 をあとにして、 

臼杵 に向かう。

 

 

臼杵 は醤油の町である。

 

フンドーキン!

Aimg_2484

 

カニ醤油!

Aimg_2511

 

フジジン!

Aimg_2500

 

あれ?

フジジン は、ガソリンスタンドも経営してるんだ!

醤油と石油で、油つながりなのだろうか? 

 

 

そして、

臼杵 での最大のミッションは、

 

シャア と呼ばれた

家船(えぶね)=水上生活者 を調査?すること。

 

シャア の集落 津留(つる) を訪ねる。 

Aimg_2499

 

シャア のルーツをひも解くと、

平家の落人という伝承もあり・・・・ 

中国福建省のシャ族という研究もあり・・・・

 

私的には 家船 の本拠地である

広島県三原市幸崎の 能地 から

流れてきた 家船漁民 ではないかと思う。

 

しかし、

現在の 津留 には、

家船 の痕跡は見つけられない。 

Aimg_2489

 

シャア の漁民は、

禁止されていた鰮刺網を使用して、

しばしば、流血の惨事を引き起こしていたという。

 

占有する地先海面を持たない漁民は

周囲から迫害されていたのだろうか?

  

津留 には、

かつて シャア が、建てたであろう

魚介類の供養塔だけが、ひっそりと残る。

Aimg_2493

 

また、

 

近代になって、

 

津留 の人たちは、

北九州や大阪の工業地帯へ

移住していった者も多いという。

 

 

シャア・・・・、  津留・・・・、  家船・・・・、  能地・・・・ 

 

そういえば、 

わが町、玉野市の田井にも

能地 の 家船漁民 が移住したという。

 

そのうち、

 

能地 の 家船漁民 の檀寺である

三原市幸崎の 善行寺 の過去帳を調べてみたい。

 

 

   


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。