本日は!
苛性ソーダ の登場!
苛性ソーダ をお湯で溶いて
昭和の名船 「勝丸」 をゴシゴシ洗う。
なんか、
古箪笥 を洗っているみたいなノリで・・・・
なんか、
京都の老舗旅館 みたいな味が・・・・
ついでに、
櫓 もゴシゴシ洗う。
そして、
家船 の必需品
『浮鯛抄』 を準備する。
『浮鯛抄』 を持っていれば、
どんな海賊に襲われても、
地元の漁師さんに怒られても、
海上保安庁に臨検されても、
北朝鮮の潜水艦に出くわしても
米軍の航空母艦がやってきても、
へっちゃら なのである。
なぜなら、
『浮鯛抄』 とは、
神功皇后 から与えられた
どこでもフリーパスの
畏れ多い 通行手形 なのである。
安芸の国豊田郡能地浦浮鯛は神功皇后
この所に到ます時鯛魚多く御船の傍に聚しに
皇后鯛魚に酒を洒き給へば魚即ち酔て浮ぬ
時に海人その魚を獲て献る
又皇后岡にあがらせ給ひ東西の野を御覧
じて左右のうちよきかな五穀豊穣べしと云
ひしその所を号して能地といふその岡はいま
八幡大神宮鎮座まします所といふ
皇后この浦にて海神に幣を手向給ひ海へ
流し幣の流れ寄りし所を浮幣といふ
今その所に浮幣社といふ小祠あり神功皇后
と海神とを祭るといふ浮鯛の事は日本書紀
巻第八に在り傅いふ
その時海人浮鯛をすくひ清らかなる器も
なかりしにより飯をいるる器に入て男は恐
れありと女これを頭にいただきて献ると今
に此浦の漁家の女は魚を市に鬻ぐに頭に
いただきて歩く
その魚入るる器を飯簠というはその縁なり
とその時皇后勅して此浦の海人に永く日本
の漁場を許し給ふと夫故世々今に此所の海
人は何國にて漁すれども障方なく運上も出す
事なしといふ