八濱漂泊傳

ダラシナイデラシネ記

太陽の軸線 巨木伝説編

2012-01-11 02:26:39 | イケン!

 

第12代 景行天皇 が、

 

熊襲の征伐のため

九州巡幸をした時、

 

現在の大牟田三池のあたりで

長さ 970丈 の倒木に出会う。

 

天皇曰く、 

  「これ何の樹ぞや?」  と。

 

老人曰く、 

  「この樹はクヌギなり、

   かつていまだ倒れざるの先に、

   朝日輝くに当たりては、則ち杵島山を隠し、

   夕日輝くに当たりては、阿蘇山を覆う」  と。 

 

天皇曰く、 

  「この樹は神木なりゆえに

   この国はよろしく御木(みけ)の国と号すべし」  と。

 

 

要するに昔、

 

970丈(2900メートル?) の巨木があり、

 

朝日の影は、

佐賀武雄市近郊の 杵島山 を射し、

 

夕日の影は、

熊本県阿蘇の 杵島岳 を射したのだろう。

 

この 杵島の軸線 は、

 

冬至の日の出 と

夏至の日没 を結ぶ レイライン である。

 

 

もうひとつ、

 

国東半島 富貴寺(ふきじ) にも

970丈の巨木 の伝説話が残っている。

Img_7660

 

 昔この地に、

 高さ970丈もある榧(かや)の大木がありました。

 その影は数里を越え、朝は河内の塔御堂、

 夕には田原の釜割まで届いたそうです。

 竹田番匠が、この榧の木の一本木で大堂を造り、

 仏像を刻んだといいます。 (富貴寺パンフ)

 

 

不思議なことに、

 

この2つの

970丈の巨木 の伝説地を結ぶと・・・・

 

九州を貫く、

夏至の軸線 となる。

 

より大きな地図で 九百七十丈の巨木 を表示

 

 

さらに、

 

この軸線を東へ伸ばせば・・・・

 

岡山の、

王墓山古墳群 を貫き、

 

吉備津彦神社 の

夏至の軸線 とドンピシャ重なる。

 

 

さらにさらに、

 

この軸線を伸ばせば・・・・

 

福井県の常神半島 御神島 へと続く。

 

 

ということで、

 

970丈 の謎は

ますます深まるばかり。

 

 


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