マンゴーしいたけのつぶやき

いわゆる団塊の世代です。40年余の東京暮らしを経て、生まれた古里で織りなす珍道中の「つぶやき」になりそうです。

古墳の彼岸花に同志を偲ぶ

2013年09月24日 18時52分30秒 | 日記
おたがいの子どもたちは 小さいころ遊び友だち
カミさんとは 「子ども文庫」の活動仲間
小生にとっては 地域活動の同志

例えれば 知識に長け 行動に秀でた 気品漂う“女傑”
順風満帆 夫婦でジャズ喫茶を営んでいると聞いていたのに
まさかまさかのメールが 「子ども文庫」の仲間から











(以前 住んでいた団地の話です)

建設当時 陸の孤島といわれた1970年代の大規模公団住宅
それは到来したベビーブームによって より生活に影響が出てきました

例えば図書館もその一つ 街としての体をなしていない団地では“高嶺の花”
そこで 子どもたちに良い図書をと 入居者自ら誕生させたのが「子ども文庫」

40数年経て 今も活躍中のこの「子ども文庫」の開拓者の一人が Mさん
初期には 団地内公園に廃バスを持ち込んでの 型破りの「子ども文庫」

現在は 団地居住者の力(資源回収など)で建設したホールの中に在りますが
この「子ども文庫」の軌跡は 文科省から表彰されるほどバラ色の輝きを放ってきました


そんな「子ども文庫」のMさんと小生の連帯は 『汚水処理場跡地の有効利用を考える会』
団地内にある汚水処理場跡地の利用を考えようと 自治会が旗を振った運動

図書館や行政の窓口がある多目的複合施設を作ろうと 十数年の運動を続けました
当時の市長から「つくります」との言質を得た経緯もありますが 
市の財政悪化や 地主である公団の民間への売却方針に 
最後は力尽きた運動でした (現在 自動車販売会社が利用)

この運動を理論的に支え 東奔西走の動きをみせたのが Mさん
ライフワークだった「子ども文庫」の 完結を賭けた熱意の人でした

私には 人の土地(公団)に人のカネ(市)で 地域が欲しいモノをつくることの
難しさを 18年の自治会の長の期間で初めて味わった苦い運動でした
しかし Mさんにとっては どうだったのでしょう?
この運動をしっかりと総括もしないまま こちらに来ましたので

メールによると 葬儀は近親者ですでにすませたとのこと
古墳を歩きながら 在りし日のMさんを偲んでいます





  
 
 
一面を 秋桜が包む古墳も間近です
また そのころに来て あなたとのかけがえのない時間を
ゆっくりと 振り返ってみます 
そして あなたにも問いかけてみます  

共有した運動での借りは 今更返す術もありませんが 
お詫びと さようならは そのあとで

今日は これで御免なさい






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