マンゴーしいたけのつぶやき

いわゆる団塊の世代です。40年余の東京暮らしを経て、生まれた古里で織りなす珍道中の「つぶやき」になりそうです。

続 ・団塊世代の行き先

2013年10月18日 21時33分30秒 | 日記
勤め先である開設して2年のリハビリ(機能訓練)施設 介護保険法でいうデイサービス
過日 ここの責任者から「指示」 50人程度の大規模施設移行(来年度予定)に伴う「ソフト」の提案をと

現在 自費通所も増えて30数人(一日平均) 自宅と有料老人ホームの割合は半々
午前のリハビリ 午後の趣味活動(陶芸・園芸・ゴルフ・芸術・笑い塾など)を自分で選択する仕組み

私達団塊世代の『行き先』の一つに こうした施設があることも否めません
小生の勤める施設でも 同世代の方が増えています

ただ現場で感じる団塊世代の方の喪失感と疎外感は いずれ通過する「老いの過渡期」とは異種の
会社をリタイアしたことによる自負の崩壊 そのことに起因する心身の不調
あるいは社会に貢献出来ない苛立ち 家族に迷惑かける情けなさなどなど
内包しているのは 自信喪失や計り知れないやるせなさです

そこで提案の中心に 喪失感からの脱却 つまり心身の機能回復のための仕掛けを考えました
責任者のイメージは多分 ・類似施設との差別化 ・利用者の囲み ・介護レベルの向上

現在進行形の仕掛け(構想)の一部を

●「上げ膳据え膳」の仕組み改善 (逆転の発想 バリアあり~)
 例;昼食のバイキング(今は業者の弁当)・・食べたいものを食べたいだけ・・自己決定の場を増やす

●施設全体に町の機能を持たす
 銀行 郵便局 学校 遊技場 病院 作業所 よろず相談所など

 
●擬似通貨の流通・・・報酬を得る場の提供・・・料理 内職 書類作成など・・・経験を活かす取組
 お金を使う場としては 遊技場(スロット・パチンコ・麻雀) 足湯 パソコン教室など

●ボランティア体験・・・施設から出て地域との交流を図る・・・社会に寄与できることの確認

仕上げはこれからの作業ですが 「仮に私が利用者だったら」という思いを強く反映させます
*参考にしたのは 富山市の「夢のみずうみ村 アルペンデイサービス」



前回紹介した「藤の台たすけあいの会」もそうでした

介護保険法がなかった時代 高齢化していく団地(3400世帯)で自治会が取り組んだ運動
病院や行政ができないことで 地域にできることは何か この答えが上記の運動体でした

とりわけ大事にしたのは 私達が年老いてこの団地で生活し続けるとしたら どんな助けが必要か? 
この発想が 15年たった今でも年間500件以上の依頼発生が示すように キモでした 



追記
我が「笑い塾」は 昨日初めて踊り「炭坑節」に挑戦し 参加者全員(14名)で大いに盛り上がりました
午後の趣味の時間に どこにも行かなかった“踊りの師匠”だった方を引き込むための取り組みでしたが
「あんたは上手」と満面の笑みで1時間30分 「笑い塾」で過ごしてくれました (成功・感激)
青春歌謡やタブー視されてる艶話にも更に磨きをかけ 楽しい時間の演出に今後も努めて い・き・ま・す
下は直近の「笑い塾」案内です ではまた ごきげんようです。













伊豆大島では台風のため大きな災害が発生しました
お悔やみと 不明の方の一刻も早い救助をお祈りしております






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