マンゴーしいたけのつぶやき

いわゆる団塊の世代です。40年余の東京暮らしを経て、生まれた古里で織りなす珍道中の「つぶやき」になりそうです。

幻想のなかで

2012年06月05日 21時47分06秒 | 日記
どこかの政党を支持してきた訳ではありませんが
マニフェストを読んで 政治が変わる日本が変わると民主党に投票した一人です

ところがそのマニフェストのほとんどが 幻想であることがわかってきました
良くあることですが 人は力を持つとどうも豹変する動物でもあるようです

悪名高い「障害者自立支援法」の制度改革もその一つ
仕切り直しの声はかかったものの国会は空転したまま これも幻と消えそうな感じです

社会に貢献しながら地域の中で自立した生活を送ることが 小生が理解した障がいを持つ方の夢
その手段としてどこかで「働きたい」のは 「障がい者」もいわゆる「健常者」も同じ

しかし一定の雇用が義務付けられている企業への就労は きわめて狭き門であり
(同じ障がいでも雇用の優先順位は 身体・知的・精神の順の印象)
いきおい社会福祉法人などの「作業所」での 「就労継続支援」という名の「仕事」になります

問題は「仕事」の対価としての「工賃」の低さもさることながら(後述)
「作業所」で「仕事」をするのには 日々施設利用料が発生すること

例えが極端ですが 会社員の給与明細書に「あなたはこの会社の利用分として¥5000引きました」と
毎月天引きされるような 不可解な仕組みを内包しているのが今の「障害者自立支援法」

なお千葉県の平成22年の「工賃」のデータですが 平均が「就労継続支援B型」で月に\12591
ちなみに最低賃金の時給は千葉県は\744 「工賃」の時給は幅があるものの100円台か(?)

障がいを有する方が 社会に貢献し地域の中で自立した生活を送るために優先すべき環境整備は
「障害者自立支援法」の制度改革はもちろんのこと 「工賃」の見直しにあることも明白です

この「工賃」という言い方も 上から目線の時代錯誤的な呼称
低賃金・長時間労働で搾取され 女工哀史とされた「あヽ野麦峠」を思いだしてしまいます

少し前のブログの補足です
精神障がいを有する方が 地域の中で自立した生活を送る方法として
病院を退院→グループホームで自立の準備→アパートでの一人住まいといった流れがあります

ここでの大きなハードルの一つに部屋探しがあります 意外とこれが難儀
障がいに理解を示し契約してくれるアパートは そうそう簡単に見つかりません

拒否の理由として良く使われる「問題行動」 それをいうのであれば「一般」の方がよほど多そうだが
彼らは服薬で体調を整え 関係機関(病院・役所・福祉事業所)の太鼓判と見守りの中で
終の棲家を必死になって探していることを どうかわかって欲しいと思うのですが

こちらでも今アパートを探している入居者の方がいます まだ手ごたえがありません
「絆」や「つながる」が一過性の言葉 すなわち幻想でないことを信じつつ アパート探しを続けます


まとまらないまま長くなりました
いつものように「わが家の花」で〆ます

ひとつ ひとつ咲くユリ








アサガオ


バラ


マツバギク


ダリア


ストケシアとユリ(?)
  

 





コメント
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