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teeter-totter

志野の映画やTVや本や旅行や美味しいモノに関する与太話。
日常つぶやきはtwitterです。ブックマークから。

第78回アカデミー賞

2006-03-06 12:19:04 | 映画
お待ちかねアカデミー賞の発表でした☆
意外に受賞はばらついた感じがします。
やはり「ブロークバック・マウンテン」は作品賞取れませんでしたね。ゲイ映画にはまだまだ厳しいのかなあ。とはいえ、やはり評価は高いということでしょう、作品賞はあげられないけど感たっぷりの監督賞をアン・リーが受賞。アジア初です。おめでとう!
主演女優賞のリース・ウェザースプーンの映画は結構小さいとこでしかやってないので見に行きたいのだけど行けるかどうか。日本でやらなかった彼女の「Vanity Fair」をこの機会にやってくれないかしらと期待。
ジョージ・クルーニーはなんか凄いですね。ダブルノミネートの上、しっかり助演男優賞を獲りましたよ。
美術や衣装デザインは「SAYURI」か「プライドと偏見」かって思ってたんだけど、「和」的美しさに行ってしまいましたねー。
なんにせよ、これから公開も目白押し。何作観られるかな(笑)

第78回アカデミー賞受賞作品

◇ 作品賞
「クラッシュ」
◇ 監督賞
アン・リー(「ブロークバック・マウンテン」)
◇ 主演男優賞
フィリップ・シーモア・ホフマン(「カポーティ」)
◇ 主演女優賞
リース・ウィザースプーン(「ウォーク・ザ・ライン/君につづく道」)
◇ 助演男優賞
ジョージ・クルーニー(「シリアナ」)
◇ 助演女優賞
レイチェル・ワイズ(「ナイロビの蜂」)
◇ オリジナル脚本賞
「クラッシュ」
◇ 脚色賞
「ブロークバック・マウンテン」
◇ 外国語映画賞
「Tsotsi」(南アフリカ)
◇ 美術賞
「SAYURI」
◇ 撮影賞
「SAYURI」
◇ 衣裳デザイン賞
「SAYURI」
◇ 編集賞
「クラッシュ」
◇ メイクアップ賞
「ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女」
◇ 作曲賞
「ブロークバック・マウンテン」
◇ オリジナル歌曲賞
“It's Hard Out Here for a Pimp”(「Hustle & Flow」)
◇ 音響賞
「キング・コング」
◇ 音響編集賞
「キング・コング」
◇ 視覚効果賞
「キング・コング」
◇ 長編ドキュメンタリー映画賞
「皇帝ペンギン」
◇ 短編ドキュメンタリー映画賞
「A Note of Triumph: The Golden Age of Norman Corwin」
◇ 長編アニメ映画賞
「ウォレスとグルミット/野菜畑で大ピンチ!」
◇ 短編アニメ映画賞
「The Moon and The Son: An Imagined Conversation」
◇ 短編実写映画賞
「Six Shooter」

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映画化「Nancy Drew」

2006-03-01 12:34:26 | 映画
子供の頃大好きだったキャロリン・キーンの「少女探偵ナンシー」シリーズの映画が進行中。
主役のナンシーにはなんとジュリア・ロバーツの14歳の姪エマ・ロバーツ。監督は「悪夢の惨劇」('88)のアンドリュー・フレミング。
うわお、楽しみだー。
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2005年版日本インターネット映画大賞結果発表(正式版)

2006-02-22 22:03:07 | 映画
2005年版日本インターネット映画大賞

正式版が発表になりましたのでお知らせ。忙しくしていて発表に気づくのが遅くて今頃ですが。
ミリオンダラー・ベイビーを観ていないのですが、これだけの得票を考えると観なかったのは惜しかったなと思います。でもイーストウッドの映画っていつもタイミング悪くて見逃している気がする・・・。
チャリチョコとオペラ座とネバーランドが入ったのが私的に満足です。そして主演男優賞がデップ☆
いろいろ映画賞の発表がある時期ですが、どうなるか楽しみです♪
コメント (1)
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映画「オリバー・ツイスト」

2006-02-15 23:57:34 | 映画
ジャンル:ヒューマン
製作年:2005年
製作国:イギリス
配給:東芝エンタテインメント、東宝東和
原作:ディケンズ
監督:ロマン・ポランスキー
出演:バーニー・クラーク
サー・ベン・キングスレー
ハリー・イーデン
ジェイミー・フォアマン


19世紀の英国。救貧院生まれの孤児オリバー・ツイストは満足な食事も与えられない救貧院から葬儀屋に奉公に出されるが、そこでも不当な待遇を受けロンドンを目指して逃げ出す。スリの少年に拾われ彼らを養うフェイギンという男に食事と寝床を与えてもらう。少年達のスリの現場に連れて行かれたオリバーはスリの疑いをかけられて逮捕されるが、疑いは晴れる。法廷で倒れたオリバーを、ハンカチを盗まれた裕福な紳士ブラウンロー氏が自宅へ連れ帰り引き取ることにするのだが、フェイギンと悪党仲間のビルはそんなオリバーを無理矢理連れ帰ってしまう・・・。


天使のような孤独な少年オリバーが苦労の末に幸せを掴むという、英国文豪ディケンズの名作を、「戦場のピアニスト」のロマン・ポランスキー監督が映画化。19世紀の街を丸ごと再現してしまったその映像は細部まで緻密に表現されている。少年達が走り回る路地や活気溢れる市場、馬車が行き交う街路。スリの少年達が住まう古ぼけた部屋も生活している息づかいが聞こえてきそうな程。オリバーを引き取る紳士の家はヴィクトリア様式の洗練された建物で清潔なベッドと美しく飾り付けられた廊下の装飾が、オリバーの貧しい暮らしとのギャップを目の当たりにさせる。
わずか9歳の少年が味わう労苦は現代からは想像もできないが、当時の救貧院の暮らしなど英国の下層階級の貧困ぶりは有名な話。逃げ出したものの流されるように悪い少年達の仲間に加わることになるオリバーだが、その無垢な心は汚されること
はなく、最後にフェイギンを牢獄に見舞った彼が、辛い目に遭わされながらも救ってもらった恩を感謝し「一度で良いから神様に謝って」という。気の狂ったようなフェイギンに「どうか赦してやって」と涙を流すオリバーの優しい心は、どんな環境に居ても挫けない強く美しい魂というものがあるのだということを観客に訴えていると感じた。
原作を読んでいる大人が観るには素直すぎる作品ではあるが、ポランスキーの、子供に訴え掛けられる作品を作りたいという気持ちが伝わってくる上質の映画。
OP・EDの挿画から実写へと映る映像が美しい。
コメント (4)
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映画「単騎、千里を走る。」

2006-02-15 23:38:22 | 映画
ジャンル:ヒューマン
製作年:2005年
製作国:中国
配給:東宝
監督:チャン・イーモウ
日本編監督:降旗康男
出演:高倉健
リー・ジャーミン
ジャン・ウェン
チュー・リン
ヤン・ジェンボー


昔仲違いしたままの民俗学者の息子が末期癌だと知り、息子のために中国奥地の仮面劇を撮りに行く事に決めた父親・高田。息子が何を考え、何をして来たのかを知りたいと思う高田は、投獄されている仮面劇の役者に「単騎、千里を走る」を演じてもらうために彼の息子をさらに奥地の村へと連れに行く。高田の愚直な気持ちに心打たれた人たちが彼の願いを叶えようと高田と共に奔走する。息子に会いたくて泣いた父親、父親を見たこともない小さな男の子と、そんな彼らと接することによって、高田は自分たち親子の関係を見つめ直すのだった。


チャン・イーモウによる高倉健のための映画。とまさに言いたくなるような作品でした。言葉少なで不器用な父親。中国奥地の村に実際に住んでいる住人たちによ
るドキュメンタリーのような素朴で味わいのあるやりとり・風景。チャン・イーモウが高倉健をどのように捉えているのかが深く伝わるしみじみと感動を味わえる作品になっています。古い家並み、二人が迷うやさしい眼差しに満ちあふれている。
奥地の住人さえも「高倉健」の顔も名も知っているそうです。中国で初めて上映されたという「君よ憤怒の河を渉れ」(1976)を是非見てみたいと思いました。
日本編の撮影は降旗監督。すんなりとイーモウ監督の映像と解け合っています。
佳作な小品といえるでしょう。
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映画「プライドと偏見」

2006-02-08 23:57:15 | 映画
製作年:2005年・英
原作:ジェーン・オースティン
監督:ジョー・ライト
出演:キーラ・ナイトレイ
マシュー・マクファディン
ドナルド・サザーランド
ブレンダ・ブレッシン


18世紀末の英国。賑やかで仲の良い5人姉妹が暮らすベネット家の隣に、資産家のピングリーが越してくる。大人しい長女のジェーンはピングリーと惹かれ合うが、次女のエリザベスはピングリーの親友ダーシーと出逢った時からウマが合わないと感じていたが・・・。

ジェーン・オースティンの名作「高慢と偏見」の映画化。私はこのタイトルがとても好きなので、どうして「プライドと偏見」という一見アンバランスなタイトルにわざわざなっているのか不思議です。「自負と偏見」という訳もありましたよね。どうせプライドという意味あいを解りやすく現代人に伝えたいならこちらにすれば良かったと思うのです。
英国の田園風景と貴族社会、そして気の強い次女エリザベスがダーシーと出逢うことで、感じる階級差への偏見とそれでも押さえられない恋心を、今英国で最も期待される女優キーラ・ナイトレイが演じる。資産家ではないが、生まれ持った凛とした美しさを持つエリザベスは、姉のジェーンの恋を応援したり、妹達の行く末を案じたりと姉妹思いだが、自分の感情を素直に外に表すことが出来ない頑固者でもあった。初めは大嫌いだったダーシーの優しさを知るにつれて、彼に惹かれていくが、たくさんの誤解と偏見ですれ違う二人。
気の強い女性、というのはキャラクターによっては共感するどころかイライラさせられることもしばしば。なので作品を見るまではキーラのエリザベスはどうなんだろう、と思っていました。それが、女性らしい気高さと強さを持った美しいエリザベスの魅力にすっかりやられてしまいました。気持ちは傾いているのに、つい酷いことを言ってしまう、そんな経験のある女性は大共感出来るのではないでしょうか。そしてそんなエリザベスに惹かれるダーシーがまた良い男なのです。寡黙でクールな言動がエリザベスに冷たい人と思われてしまうのですが、寡黙な男は愛情を決して自分から表に表したりはしないのです。エリザベスへの愛を彼女の家族をこっそりと助けることで表すのです。そして、寡黙と言えど、言う時ははっきり言う。一度は手ひどく断られてもめげずに愛を告白するのです。こんな良い男ならいくらでもOKですよ、と映画を見ながら思ってしまいました。
近代英国が大好きなので、風景・生活・会話と見所はたくさんありますが、カメラワークが誰かの目線のようにゆっくりと流れるように動くのが田舎の時間の流れを表しているようです。ロンドンの社交界の賑わしさと比べてみるのも興味深いです。18世紀のふんわりとしたドレスも素朴な感じが良い。モードと無縁の片田舎の暮らしを疑似体験してください。綿のドレスでどんどこ歩いていくエリザベスの自然な美しさがこの映画の一番の見所ですね。
ドナルド・サザーランドの父親がとてもとても良かった。相続とお金の為に従兄弟の牧師の求婚を受けなさいと迫る母親が「断るなら縁を切る」と言うのですが、父親は「断るなら母親と縁を切る、受けるなら私と縁を切ることになるな」とさりげなく娘をかばうのですが、父親の愛情が溢れています。こんな素敵な父親に育てられたなら、エリザベスがあんな素敵な娘になるのもわかります。
音楽も素晴らしいです。
アカデミー賞には主演女優賞・美術賞・衣装デザイン賞・作曲賞にノミネートされています。
レディースデーだからといって、ここまで女性ばかりの館内は初めて!というくらい女性で埋め尽くされていました。ほぼ100%?さすがジェーン・オースティン!
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映画化「スケバン刑事 コードネーム=麻宮サキ」

2006-02-07 14:41:00 | 映画
水面下で再びの映画化の噂はありましたが、ついに公式発表。
斉藤由貴・南野陽子・浅香唯に続く4代目麻宮サキは誰になるのかなーと思っていましたが、4代目はあややこと松浦亜弥に決定。
セーラー服のあややなら絶対見に行くかも!
ただいまヨーヨー特訓中らしいですよ。
随分前に聞いたきりだったのでダメになったのかなあ?と思っていましたが、さすが元祖アイドル映画。良いキャスティングです。
監督は深作健太。
クランクインは今月。今秋公開予定。
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エリック・バナと角えびす

2006-02-03 23:14:04 | 映画
エリック・バナの財布に幸運を呼ぶ”角えびす”が!?
本日2/3の「ちちんぷいぷい」にて、映画「ミュンヘン」の宣伝に来日したエリック・バナへのインタビュー映像が放映されたのです。
なんとそのインタビューの場で、昨年のオーサカキングにてつくられた同番組の名物アナウンサー・角淳一をかたどった”角えびす”をバナにプレゼント。「財布に入れるとお金がたくさん入るお守り」との紹介。「さっそく入れておくよ。それはいいね!」とのお言葉でしたが・・・。
ちなみにバナのお守りは奥様との思い出の指輪だそうですよv
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2005年版日本インターネット映画大賞結果発表(速報版)

2006-02-01 00:54:30 | 映画
参加させて頂いた映画大賞の結果が出たようです。
結果発表速報版

なかなか面白い順位かと思います。
邦画に投票しなかったのが悔やまれるなあ。
正式版の発表が出たらまたお知らせします。
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第78回アカデミー賞候補作発表

2006-02-01 00:38:38 | 映画
第78回アカデミー賞長編アニメ映画賞に宮崎駿監督の「ハウルの動く城」がノミネートされました。国際アニメーション映画協会アニー賞にもノミネートされ、ニューヨーク映画批評家協会のアニメ部門最優秀作品にも選ばれています。
批評家曰く「破綻した物語」への評価は如何に?
ちなみに「ブロークバック・マウンテン」は作品賞・監督賞・主演男優賞など最多8部門ノミネート。作品賞には他に「ミュンヘン」などがノミネート。「SAYURI」も衣装デザイン賞など6部門でノミネート。
3月の発表が楽しみです!
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「デスノート」実写映画化・続

2006-01-25 13:28:12 | 映画
25日付スポニチにて続報


監督は金子修介(平成「ガメラ」シリーズ)
配役
夜神月→藤原竜也

総制作費は20億円、ワーナー映画配給という豪華さ。
下記配役はまだ噂の段階かも、ですが
L→松山ケンイチ
夜神総一郎→鹿賀丈史

6月公開の第一弾映画の撮影は来月2月から始まる模様。

金子監督・藤原竜也なら文句ナシだ☆
映画として完成された作品になることを期待します。
音楽は誰かなーvv
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「デスノート」実写映画化

2006-01-23 23:31:05 | 映画
ホント最近こんなんばっかり。
6月に第一弾、10月に第二弾が映画化されるそうです。キャスト未定。
脚本監督誰だろう~、それによってはかなり面白く出来ると思うのですが。
この作品の映画化は、キャストよりストーリーが気になるばかりですね。
でも月(ライト)はやっぱり美形がいい・・・凶悪な。

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映画「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」

2006-01-21 23:18:29 | 映画
ジャンル:ファンタジー
製作年:2005年
製作国:アメリカ
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:マイク・ニューウェル
出演:
ダニエル・ラドクリフ
エマ・ワトソン
ルパート・グリント
レイフ・ファインズ


ベストセラー「ハリー・ポッター」シリーズの第4弾。
ついに’例のあの方’ヴェルデモート卿が蘇る!?
14歳になったハリー、ロン、ハーマイオニー達の間に起きる諍いや初恋など思春期特有の揺れる気持ちと、100年ぶりに開催される「三大魔法学校対抗試合」での死闘そしてついに蘇る真の敵・・・。

子供向けファンタジー色がすっかり薄まり、今作はサスペンスたっぷりのハラハラする展開となっている。
本国で年齢制限がついたのも頷けるちょっとヴィジュアル的にもグロい部分が。ヴェルデモートの復活辺りはもはやホラー。ついに死者も出てしまうしね・・・。
展開的にもまとめるのが難しい4作目ですが、始めての本家イギリス人監督、上手くまとめています。思春期真っ直中のハリー達の描写などはは、「フォー・ウェディング」などのコミカルなロマンチック・ラブストーリーを撮った監督ならではではないかと。ダンス・パーティでのハーマイオニーの可愛らしさは原作の想像以上で、エマ・ワトソンの可愛さを完璧に引き出しています。大人になるのが本当に楽しみな彼女です。
「三大魔法学校対抗試合」での死闘も今までのクディッチと比べものにならない生命を賭けた闘いとなっていて、映像も迫力満点。ハリーが真の勇気、正義などを試されるメイズでの出来事など、少年から青年へと成長しつつあるハリーの決断に、いよいよ最後の敵との闘いが近づいていることを感じさせられます。父親の元に連れ帰ったセドリックの亡骸に縋り付いて離そうとしないハリーの悲しみが、胸に迫ります。喪うものの重み、そして乗り越えねばならないものたち、それらが増えていくことそれが成長ということなのかもしれません・・・。
次作は一年お休みとのことで、更に盛り上がる原作をどう映像化させるのか、楽しみです。
メインキャスト以外のキャラ達もどんどん成長して格好良くなっているのが嬉しいですね(お気に入りはジョージ&フレッド)。
そして今作は最後の最後まで配役が伏せられていた’あの方’・・・レイフ・ファインズ・・・これからもやはりあのお姿のままなのでしょうか・・・声も目元も彼そのものなのですが、恐るべし特殊メイク・・・せめて美しい鼻梁はそのままにして欲しかったです(撮影現場に遊びに来た甥姪に気づいて貰えなかったそうですから)。
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映画「男たちの大和」

2006-01-18 23:24:21 | 映画
「男たちの大和YAMATO」(2005日本・東映)

原作:辺見じゅん
製作:角川春樹
監督:佐藤純彌
音楽:久石譲
出演:
反町隆史/中村獅童
仲代達矢/鈴木京香
松山ケンイチ/蒼井優 他

本当は戦後60年である2005年中に観に行きたかった作品ではあるのですが。
「終戦のローレライ」「亡国のイージス」という福井晴敏作品、そしてこの「男たちの大和」が60年三部作だと思っているので。
世間の評判を十分聞いてからの観賞となった訳ですが、その評価に違わぬ、戦後60年という節目に相応しい作品でした。東映もやれば出来るじゃないですか!(ほぼ角川春樹映画ではありますが)
CGじゃなく実物大模型を作って撮ったという画面は、その巨大な戦艦に生きる男たちの場所として凄い迫力をもって感じられました。ドキュメンタリータッチで進む構成そのものが、戦艦大和という実際に存在した艦とその乗員達の話なのだということを見る者に訴え掛けて来ます。
泣く所が多すぎてハンカチで拭いている暇もなかったような。
現代編ではやはり仲代達矢と鈴木京香という組み合わせが説得力がありました。過去編は、製作発表の頃、正直反町隆史と中村獅堂というキャストに不安を感じていたのですが、その後反町はTVドラマ「日本のシンドラー」、獅堂はアニメ映画「あらしのよるに」の演技で、これはいけるかもしれないと思うようになって。実際観てみると、まったく文句のつけようのない大和の男たちでありました。特に反町は本当に良い役者になったもんだなあと思います。死の淵にある男の覚悟とか、若い者への優しさとかが、説得力を持っているのですもの。(「なんでかなあ」と言ってたら「年とったからでしょ」と冷静にツッこまれましたが)
山田純大、長嶋一茂、渡哲也と他のキャストそれぞれのエピソードもしっかり描き込まれていて、どこを取っても見応えのある映画になっていて、前述の2作品のようなエンターテイメント性は押さえつつも、現代人へ反戦のテーマをしっかり訴える作品になっていると思う。
こういう骨太の映画をまだまだ日本映画も作れるのだなと思いました。やはり春樹はすごいってことでしょうね。うーん、作品で過去を吹っ飛ばした感じですね。去年観ていたら、確実にマイベスト映画の上位に食い込んでいただろうと思います。
若い人に観てもらって、戦争の悲惨さを知ってもらいたいです。
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日本インターネット映画大賞2005/外国映画

2006-01-09 17:06:21 | 映画
『日本インターネット映画大賞』


投票部門 外国映画

[作品賞投票ルール]
 ・選出作品は5本以上10本まで
 ・持ち点合計は30点
 ・1作品に投票できる最大は10点まで

【作品賞】(5本以上10本まで)
  「ネバーランド」                  6点
  「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」    5点
  「チャーリーとチョコレート工場」     5点
  「オペラ座の怪人」     4点
  「インファナル・アフェアⅢ終極無間」     4点
  「シン・シティ」     2点
  「Shall We Dance?」    1点
  「コンスタンティン」    1点
  「ビヨンド the シー 夢見るように歌えば~」 1点
  「SAYURI」     1点


【コメント】
2005年は英国の良質な作品が多かったように思います。特に「ネバーランド」はストーリー・音楽・映像・衣装と秀作。「チャーリーとチョコレート工場」もティム・バートンの独創的な映像が見事に作品と融合して子供も大人も楽しめる作品になっています。そしてウェーバーのミュージカルをそのまま映像化したかのような「オペラ座の怪人」は舞台を知らない観客にも十分魅力的な映像になっていると思います。特にこの作品に欠かせないシャンデリアを、映画のストーリーを過去へ引き戻す導入部分の重要なアイテムにしているところが、舞台のファンも映画の観客も作品世界へぐいぐい引っ張っていく小道具になっていて素晴らしいです。
そして2005年はシリーズ物が終了した年でもあります。一番はやはり「スター・ウォーズ」という壮大な作品が終了したこと。最終作はシリーズを見続けていたファンにとって重要な作品となるわけですが、シリーズ第一作へと繋がる観客も納得の作品になっていたと思います。そしてもう一つは「インファナル・アフェア」シリーズ。香港映画を新しい方向へ導いた作品が見事に終了しました。
「シン・シティ」は殆ど背景がCG合成という斬新な映像が印象的でした。
「Shall We Dance?」はご存じ日本映画の名作をハリウッドがリメイクということで出来上がりを心配していましたが、ラテン系ジェニファー・ロペスに合わせて日本風味を残しつつ、ハリウッドらしい仕上がりになっていました。やはりリチャード・ギアはくたびれても格好いい人です。
「コンスタンティン」はキアヌー・リーブスが「マトリックス」の次にまた特撮映画を選んだということで二番煎じかと思いきや神と悪魔の対立というキリスト教を題材になかなか面白い出来になっていました。
「ビヨンド the シー 夢見るように歌えば~」は実在の歌手ボビー・ダーリンを演じるケビン・スペイシーが見事に演じています。彼の歌唱力とこの映画を作るために10年かけたという思い入れを感じる作品です。
「SAYURI」はアジアの力を結集した作品になりました。芸者という世界をファンタジーとして捉えたロブ・マーシャル監督の映像は細かいことをいうよりもイメージとしての日本を美しく表現しているということで評価したいところです。

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【監督賞】          作品名
[ジョージ・ルーカス](「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」)
【コメント】
ついに終了したシリーズ最終作ということで推したいと思います。

【主演男優賞】
[ジョニー・デップ] (「ネバーランド」)
【コメント】
「チャーリーとチョコレート工場」のような個性的な役をさせれば天下一品だということは誰もが認めるところですが、やはりここは「ネバーランド」の風変わりな劇作家ジェームズ・バリの繊細な演技で。

【主演女優賞】
[ジュリアン・ムーア] (「フォーガットン」)
【コメント】
作品的にはアメリカ人向けで少し理解し難いところはあるものの、愛する子供のために強くなる母親の体当たりの演技は素晴らしかったです。

【助演男優賞】
[ユアン・マクレガー] (「スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐」)
【コメント】
やはり、師オビ=ワン・ケノービなしには、アナキンがダースベイダーに堕ちるまでにあそこまでの説得力は感じられなかったと思います。

【助演女優賞】
[ナタリー・ポートマン] (「クローサー」)
【コメント】
人は嘘をつく。そんなテーマの作品のなかで、ミステリアスで美しく繊細なキャラクターに惹きつけられました。

【新人賞】
[ジェシカ・アルバ] (「シン・シティ」)
【コメント】
犯罪者の街シン・シティにおいて、その美しさと純粋さでまるで女神のような存在でした。2005年はジェシカ・アルバ飛躍の年でした。

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