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teeter-totter

志野の映画やTVや本や旅行や美味しいモノに関する与太話。
日常つぶやきはtwitterです。ブックマークから。

映画「明日の記憶」試写会

2006-05-09 23:50:54 | 映画
2006/05/13公開
ジャンル:ヒューマン
製作年:2005年
製作国:日本
配給:東映
原作:荻原浩
監督:堤幸彦
音楽:大島ミチル

出演:渡辺謙/樋口可奈子
坂口憲二/吹石一恵/木梨憲武/香川照之/袴田吉彦

普段は試写会なぞやらないローカルな映画館で、東映の試写に行って来たスタッフが渡辺謙の「お金を払ってもらわなくてもお客さんに見てもらいたい映画です」の言葉に感動し実現した企画だそうです。
病気と向き合っていく夫婦の姿を描いた良作。

娘の結婚を控えた50歳を目前に、若年性アルツハイマー病を発症してしまった広告会社のヤリ手の営業部長・雅行。初めは物忘れをトシのせいだと思っていたが、仕事に支障をきたすまでになり、念のためにと病院へ行く。病気がわかって取り乱す雅行を支えようと妻の枝実子が懸命に看護する・・・。

他人事だから簡単に病名を言えるんだ、と取り乱す雅行に、同じアルツハイマーの父を持つ医師は「自分に出来ることをやる」ため告知するんだと言う。根本治療も出来ない、ただ進行を遅らせるための対症療法しかない現状。せめてすこしでも長く、「自分」でいるために。
取引先の課長に病気で職場に戻れないと告げたとき、病名を知らない課長に「ダメだと思ったらダメになるんだ、いけると思ったらいけるんだ、また一緒に仕事しましょうよ!」と励まされる。治らないからと、絶望するより、少しでも可能性を信じて生きて行きたい・・・。
かつて妻の美枝子と出会った窯へ向かう雅行は、先生と一緒に自分の不出来なカップを野焼きする。「生きているだけでいいんだ!」と雅行に言った先生と酒を酌み交わし、歌を唄う。それは夢だったのか現だったのか。
帰らぬ夫を心配し探しに来た妻の顔すら忘れた翌朝。それでも二人は一つの道を連れ立って歩いていく・・・たとえ忘れても、誰かの心にその思い出が有る限り。

アルツハイマーという病気を掘り下げるのではなく、その病気になってしまった人々が病気とどう向き合うか、その時夫婦はどう在るのか。そんな人間同士の関係を問う作品。
支えようとする妻だけが立派だと肯定できないことは現実としてある訳で。治療費のために働かねばならないパートナーが、患者を孤独にしても自宅につなぎ止めることが幸せのなのか。また患者自身が迷惑を掛ける自分に耐えられなくなったりもする。様々な問題を投げ掛けて、映画を観る人に「もしその時が来たら」と考えさせる作品です。
白血病という病気を克服した体験から、若くして様々な病気に掛かる人達の苦痛、苦悩を伝えたいという渡辺謙の気持ちが強く伝わって来ました。
妻・美枝子役の樋口可奈子がとても良かったです。
大島ミチルの音楽が優しく響いてきます。

お互い寄り添って生きていけるような関係を築いていけるような夫婦って理想ですね。



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映画「プロデューサーズ」

2006-04-29 23:57:19 | 映画
2006/04/08公開
ジャンル:ミュージカル
製作年:2005年
製作国:アメリカ
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント
監督:スーザン・ストローマン
出演:ネイサン・レイン
マシュー・ブロデリック
ユマ・サーマン
ゲイリー・ビーチ
ウィル・フェレル

かつての花形プロデューサー・マックスと、地味な会計士だったレオが、一攫千金を狙って「絶対にコケる作品」を作ろうと奔走する。しかしその舞台は意外にも大ヒットしてしまい・・・。


トニー賞12部門制覇の驚異のヒットミュージカルをオリジナル・キャストにて映画化。

昨年ロンドン、ウェスト・エンドの舞台を見て面白かったので、更なる理解の為に(ギャグが理解できなかった・・・)映画は字幕と音声にらめっこ。怒濤のギャグ攻撃は反応出来ないです英語では。情けなや。
ブロードウェイ版のキャストだから、これがホンモノなんですが、先にリー・エヴァンスのレオを見ているとマシュー・ブロデリックの方が大人し目に見えてしまいます。気弱な安心毛布を手放せないヒステリー持ちの役は似合ってましたけど。エヴァンスのギャグはホントに捨て身だったので(笑)。歌の部分はやはりマシュー・ブロデリックが素晴らしかったです。「グローリー」などで好きだった彼も、めっきりブロードウェイの舞台に行ってしまって日本に居るしがない庶民には遠い存在になっていたので(最後に観たのは「GODZILLA/ゴジラ」だったか)、彼の舞台を拝める機会が来るとは!と思うと、ありがたい今回の映画化です。あー、しかしウェスト・エンドの舞台で見たマックスがネイサン・レインだったか降板直後のブラッド・オスカーだったか記憶が定かでありません・・・ネイサン・レインだった気がするんだけどなー。最初ロンドン公演のマックス役だったリチャード・ドレイファスはなんで本番直前まで稽古しておきながら降板したんでしょう?結局ブラッド・オスカーになったってことは復帰もしなかったってことですよね・・・見てみたかったですねー、彼のマックスも。
ユマ・サーマンのウーラも綺麗でおバカでステキです。キュートなスウェディッシュ訛りのしゃべり方、どうやるんでしょう(笑)。青いドレスがひらひら綺麗でしたね。ジャージより良いです!>キル・ビル
音楽が本当に楽しさ全開で、思わず口ずさんでしまいます。久しぶりのスカッと楽しいミュージカル映画でした。最後の最後も脚本のメル・ブルックスが出てきたりと、遊び心満載でした。舞台の面白さをそのままに、そしてスケールアップした歌と踊りに拍手!
「わが闘争」を買いに行かなくちゃ!(あるいは、アマゾンで?/笑)
次はミュージカル物といえば「RENT」が見たいですねー。
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本日の映画

2006-04-26 23:55:55 | 映画
そんなわけで今日は「ブロークバック・マウンテン」と「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」の二本立てだったのですが。
実は初めは「かもめ食堂」と「ブロークバック」の予定だったの・・・なんでウェスタン二本立て(涙)。朝イチに行ったのに、満席でした・・・うぬう。女性層が多い作品はレディースデーホントに満員のこと多くて油断ならないんですよね。スカイビル遠いんだよ・・・。ああ見たかったのに「かもめ食堂」・・・縁がないのか。
ところでハチクロのチラシをもらったんですが、なんかすごくすごく楽しみになってきてます。どんな風になってるのかなあー。予告とか見たかったのに・・・。
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映画「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」

2006-04-26 23:08:54 | 映画
2006/03/11公開
ジャンル:ヒューマン
製作年:2005年
製作国:アメリカ=フランス
配給:アスミック・エース エンタテインメント
監督:トミー・リー・ジョーンズ
脚本:ギジェルモ・アリアガ
出演:トミー・リー・ジョーンズ
バリー・ペッパー
ドワイト・ヨーカム
ジャニュアリー・ジョーンズ


アメリカ・テキサス州。メキシコ人カウボーイ メルキアデス・エストラーダの射殺死体が発見されたことに始まる、メルキアデスの死体と彼の親友ピートと射殺した犯人である国境警備隊員のマイクの奇妙な旅。ピートはエストラーダと約束した。「もし自分が死んだら、故郷ヒメネスに埋めてほしい」その言葉を忠実に守ろうとするピートは、事件をうやむやにしようとする国境警備隊と警察に憤り、犯人マイクを拉致し、メルキアデスを故郷に帰す旅に無理矢理同道させる。奇妙な旅は、ピートとマイクに変化をもたらしていく。その旅の果てにあるのは・・・・。



日本のCMでは牛丼を食べている宇宙人だったりするトミー・リー・ジョーンズの長編映画としては初の監督作。2005年カンヌ国際映画祭最優秀男優賞、最優秀脚本賞を受賞。監督としての手腕も名人級のようです。
前述の「ブロークバック・マウンテン」と同じ南部のカウボーイが出てきますが、その背景の自然は対称的に埃っぽい荒野と何もない国境(ボーダー)。ボーダーなんて、一体ダレが決めたのだろう?メルキアデスを故郷に帰したいピートにとっては、ただ川を渡るだけの行為が、不法入国という犯罪になったりする。人間の定めた馬鹿馬鹿しい法律でがんじがらめにされる窮屈さを、ポルノ雑誌を読みながら警備する怠慢なマークややる気のない警察連中が表しているように思います。それでも、その国境を越えて、日々誰かが夢を見てアメリカにやってくる。いつか幸せになることを。
ラストは衝撃の展開で、脚本賞を取ったのも納得。ピートの厚い友情と、メルキアデス語ったささやかで美しい嘘が、ヒメネスという廃墟の村に到着した時、ホンモノになったのだと思います。誰かのために、という当たり前のような行為を貫いたピートと、悪態を吐きながらも、そんなピートの奇天烈な程の友情の証明の仕方に、だんだんと人間らしい感情を持っていくマークとの奇妙な関係を、メルキアデスのユーモラスな死体が象徴しているようです。
人は誰でも一人で生きていかなければならない訳ですが(旅の途中で出会った老人然り)、何か寄る辺--例えばピートの信念だったり、メルキアデスの夢であったり--を持って生きていければそんなに不幸ではないのかもしれません。
最後に一人去っていくピートにマイクが「一人で大丈夫か!?」と声を掛ける。それがこの旅のもたらした得難い収穫だっということでしょうか。
それにしても。現代のテキサスでもまだこんな生活してるんですか・・・?と驚愕を覚えました・・・。

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映画「ブロークバック・マウンテン」

2006-04-26 22:45:41 | 映画
2006/03/04公開
ジャンル:ヒューマン
製作年:2005年
製作国:アメリカ
配給:ワイズポリシー
監督:アン・リー
出演:ヒース・レジャー
ジェイク・ギレンホール
ミシェル・ウィリアムズ
アン・ハサウェイ

2005年アカデミー賞監督・脚色・オリジナル音楽賞受賞
ゴールデングローブ賞作品・監督・脚本・オリジナル主題歌賞受賞
ヴェネツィア国際映画祭金獅子賞受賞 他

He was a friend of mine.
彼は俺の親友だった。


1963年、ワイオミング州ブロークバック・マウンテン。羊の放牧管理の仕事で出会った青年達イニスとジャックは羊を追ってキャンプをしながら一夏を二人だけで過ごす。美しく雄大なブロークバック・マウンテンの自然の中で、二人の絆は深まり、やがて身体の関係を持つようになる。しかし男同士の関係が許される社会ではなかった。一夏だけの事と別れた二人はそれぞれ女性と結婚し子供をもうけ、それぞれの人生を歩むのだったが、自分の心をいつまでも偽ることはできなかった。再会してからは年に数回だけの逢瀬を重ねる二人だったが・・・。

言葉少なに愛を確かめ合う二人のすべてを物語るのは、雄大に広がるブロークバック・マウンテンの深い緑。
各賞総嘗めのこの映画は、この自然なくしては成立しないだろう。封建的な南部の男社会の中で、いつの間にか互いを愛するようになった男たち。イニスは町を出たこともなく、女と結婚し、子供を育てることが当たり前だと思っている。ジャックはロデオという破天荒な競技にのめり込み定職にもつかない流れ者のような生活を送る。性質もなにもかも違う二人がの愛が20年もの長い間紡がれ、どんな結末を迎えるのか。
もっと自由に生きられたら幸せになれたのかもしれない二人だけれど、その壁を破るにはイニスは堅物すぎたということでしょうか。もしジャックが話した「二人で牧場をしよう」という夢のような提案に乗っていたら・・・。ジャックがそっとしまい込んでいたあの夏の思い出、ブロークバック・マウンテンで二人が着ていたシャツを見つけた時、イニスはジャックの深い深い愛が解ったんだと思います。真剣なようで軽くも見えたジャックの愛を、イニスが真に理解出来たのはジャックを喪ってからだったのではないかと。イニスは自分ばかりがこの関係の為に不幸になったと思いこんでいたから。愛することと、解り合うことは違うのですよね。最後に湖の畔で「別れられたらいいのに・・・俺を助けてくれ」と泣き崩れたイニスでしたが、ジャックがどんな時にもイニスの都合を優先してくれたこと、どんなに遠くても必ず彼がテキサスから来てくれていたこと、彼にけして何かを無理強いしたりはしなかったことを後で思い返すでしょう。ジャックのせいで不幸だと思っていたイニスでしたが、実際に二人の関係をこんな風にしてしまったのは、保守的で一歩も踏み出せなかった自分自身だったのだと。それが彼を一人で死なせることになってしまったと気づくでしょう。
イニスが娘に言う「19歳か・・・なんでも自由に出来るときだな」という科白が、かつて自由に出来たはずの時にそうしなかった自分への科白のような気がしました。一人トレーラー・ハウスに住むようになってから、イニスがジャックのシャツとブロークバック・マウンテンの絵はがきに誓った言葉「永遠に一緒にいよう」は、そうできなかった自分が、これからを正直に、ジャックのために生きると決めた、初めての素直な、そして最後の愛の告白だったのではないかと思います。
アン・リー監督がこれはゲイの映画ではなく、愛の映画だ、と何度も言っていますが、愛のカタチに男女はないよね、と思う映画ではあります。でもしっかりゲイの映画だとは思いますが!真に愛する人がいても、女性と関係するのはオーケーなんですか?・・・などというツッコミはしちゃいけないんですよね。
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映画興行成績 (4月18日付)

2006-04-18 15:11:51 | 映画
予想通り1位はコナンでした。
しかも今までで最高の入りらしいよ。
(ま、あんだけ宣伝してたから言わずもがなだけど)
↓以下gooよりランキング&講評

4/18付映画ランキング(goo映画)

1 名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)
2 映画クレヨンしんちゃん 伝説をよぶ 踊れ!アミーゴ!
3 ナルニア国物語/第1章:ライオンと魔女
4 連理の枝
5 プロデューサーズ

10作目にしてシリーズ最高の出足となった『名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌〈レクイエム〉』(東宝)が、新登場1位。土日2日間の成績は、動員451,063人、興行収入533,567,075円で、これまでのシリーズ最高『ベイカー街の亡霊』(2002年公開、興収33.8億円)を超え、興収35億円確実の大ヒットスタート。客層は、男女比33:67。年齢別では、13~15歳が22.7%、16~19歳が21.1%、20代が19.0%、6~12歳が15.3%、30代が13.6%と、幅広く支持されている。「映画館でシリーズ全部見た」41.7%、また「4本以上見た」32.2%と熱狂的なコナンファンが詰め掛けた一方で、「今回が初めて」10.7%と、ファン層の裾野を拡大しているので、GW興行への期待も高まる。2位は、シリーズ第14弾『クレヨンしんちゃん 伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!』(東宝)。土日2日間の成績は、動員288,960人、興収331,436,450円で、昨年公開『ブリブリ3分ポッキリ大進撃』(興収13億円)との興収比較149.7%の大ヒットスタート。4位、チェ・ジウ主演最新作『連理の枝』(東芝)。二本の樹の枝が絡み合い、まるで一本の樹となる様な、強く結ばれた永遠の愛の物語。“涙の女王”と呼ばれるチェ・ジウは、意外にも映画ではコミカルの役どころが多く、本作が初の悲恋ラブストーリー。7位、『ナニー・マクフィーの魔法のステッキ』(UIP)。ママのいない7人の子供たちの楽しみはナニー(乳母)へのいたずら。2度のアカデミー賞に輝くエマ・トンプソン主演、『ブリジット・ジョーンズの日記』『ラブ・アクチュアリー』をヒットさせたワーキング・タイトルが手がける初のファンタジー映画。
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映画「ゲド戦記」予告

2006-04-15 23:59:09 | 映画
やっと今日初めて見られました。
やっぱりアニメを見ないとアニメの予告は見られないのねー。
ちょっと岡田准一王子に釘付けでした。いや声でなくビジュアルが(笑)。
先日のNHK「プロフェッショナル」鈴木PDの番組みたとこだったので、労作コピーがさらに威力を持って入ってきましたわ。
たのしみだー。
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映画「名探偵コナン 探偵たちの鎮魂歌(レクイエム)」

2006-04-15 23:22:37 | 映画
ジャンル:アニメ
製作年:2006年
配給:東宝
監督:山本泰一郎
声の出演:高山みなみ
山崎和佳奈
神谷明
大沢在昌

謎の男からの依頼でミラクルランドにやって来た小五郎とコナン、蘭と少年探偵団。しかし蘭と少年探偵団を人質にとられ、ある事件の謎を解くことを強いられる。タイムリミットは12時間。蘭達の腕に点けられたIDが爆発するのを止められるか!?同様に和葉を人質に取られた服部平次や、この事件に関係しているらしいキッドを追う白馬探と合流し、刻一刻と迫る時間と闘いながら、コナンは謎を解くことができるのか・・・。


コナン10周年記念作品。スペシャルサポーターは上戸彩など、宣伝も力入ってます。本屋でもラリーやってるし、大阪でスタンプラリーやってるし。10周年記念限定グッズ多数。ミニプログラムセットに心惹かれましたが、が、我慢・・・。


オールキャストということで予告からときめきまくり。その上サンデーにも白馬が登場し、いやおうなく今年も盛り上がりまくりのGW映画です☆
気合い入れすぎ、本日初日2回目に見に行きました。しかしすごい人混み。初回の観客が階段にまで列を作ってグッズを買ってました。ちっさい子から大人まで、ホント客層広いなあ~。



↓とりあえず見終わった直後の感想いろいろ。
※ネタばれもいいとこなので、ご注意。












*おいしいトコはすべてキッドが持って行きましたね!!派手なシーンはキッドだから、コナンと平次が後追いのようだったわ。最後の場面、ジェットコースターからIDを拾って遠くで爆発させたのは、やっぱり園子のIDを拝借して混乱させたお詫びかなー。
*キッド、あんたはイギリスの白馬をわざわざ引っぱり出すなんて~。(同じ立場、という探偵に化ける必要があり、かつ、共に行動できるとなると高校生探偵しかいないけど!一瞬白馬の「大切な人」がダレかと考えちゃったじゃないか!)
*初めに白馬を疑ったのは犯罪研究会の部室で会員からうさんくさい嘘で情報を引き出す場面でした。白馬はこんな事はしない!と思った。
*そして決定打はもちろん、橋から落ちたコナンを救うなんて芸当は白馬にはできません。
*平次は映画でも白馬に突っかかってました。でもキッド、白馬の情報網さえもアナタの手の内なのなの(笑)?
*キッド、アナタ格好良すぎ。ガスマスクでマシンガン乱射なんかステキすぎます。
*馬車道を走り回るのはやはり御手洗ですか?
*哀ちゃんの演技がv「ずっとそばにいてね」なんてさ!照れてるとこがかわいー。哀ちゃんも大事なモノがたくさん増えて良かったねえ~。
*府警本部、大滝さんにカマをかけ平蔵と一緒に問いつめる遠山刑事部長が好き!
*何故犯人がコナンが工藤新一だと知っていたのか、のオチがアレだったのは正直ビミョウな設定でしたが(笑)。事故でどこまでやられたか、だよねー。
*警察官:大沢在昌はびっくりした!こうなりゃ鮫島出してくださいね!
*今回は平次とコナンのバディ・ムービーらしいよ!(3人で動いていたのに、除白馬らしい/笑)おんぶがカワイ~☆ホント良い相棒だよねー。
*B'zはやっぱりイイ!!


などなど。まだまだいろいろあるんですが。
でもオールキャストでお祭気分で☆ということで事件そのものはどうなのかなーと思っていたけど、謎解きは結構面白かったので(事件そのものの動機は弱い気もするけど)詰め込んでも相変わらずクオリティは高いなーと思いました。いつもお約束な映画での蘭&新一のラヴなシーンがなかったのは残念だけど、これはまあしょうがないかな。今回は女の子&子供達は本当に何も知らされずにコナン達が走り回る、というある意味今までなかった展開だものね。今までは蘭達も一緒に事件に巻き込まれ、大変な思いをする中で友情だったりラヴだったりが入るのだけど。今回はいつもにまして爆発物を身につけている(こう書くとスゴイなあ)というまさに絶体絶命の状態であるにも拘わらず、まったく彼女らは何も知らないという。それがまた緊迫感を生んでいるワケなので、その分あちこちを走り回るコナン達や、近くに居ながら何もできない警察達の焦りが際だつのですよね。「愛するものをうしなう気持ちが分かるかい?工藤くん」という科白、いつも事件と背中合わせのコナンや平次や警察やコナン世界の住人は、嫌と言うほどわかってると思いますヨ・・・。爆発直前の阿笠博士や刑事達の行動にはちょとじーんときちゃいました。
ホント10年ってあっという間だったけど(スタッフの皆様、お疲れさま&ありがとうございます!)、これからもますます面白い作品を作って欲しいです☆

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映画「ナルニア国物語 第1章 ライオンと魔女」

2006-04-12 23:02:13 | 映画
2006/03/04公開
ジャンル : ファンタジー
製作年 : 2005年
製作国 : アメリカ
配給 : ブエナ ビスタ インターナショナル(ジャパン)
監督 : アンドリュー・アダムソン
出演 : ウィリアム・モーズリー
アナ・ポップルウェル
ティルダ・スウィントン
ジム・ブロードベンド
声の出演 : リーアム・ニーソン
ルパート・エヴェレット


第二次世界大戦下のイギリス。田舎の屋敷に疎開したベンジー家の4人兄妹。長兄のピーター、長女スーザン、次男のエドマンド、末っ子のルーシー。大きくて古い屋敷は、退屈した彼らの絶好の遊び場となった。かくれんぼを始めた4人の内、ルーシーが隠れた部屋には、立派な衣装ダンスがあった。その中に隠れようとしたルーシーが扉を開けると、そこは一面に雪が降り積もる森だった。それが彼らとナルニア国との最初の出会いだったのだ・・・・。

指輪物語と並ぶ、ファンタジーの原点とも言うべき物語の映画化。
実は指輪もそうですが、まったく幼少時に手に取らなかった私です。ミステリーばかり読んでいたので・・・。
それを後悔しました。
子供の頃に読んでいたなら!
扉の向こうに広がる不思議な世界。夢のような生き物たち。突然現れた自分が
もし「勇者」だったら?
愛情、絆、裏切り・・・さまざまな苦難を乗り越えて、子供達が精神的に成長していきます。
この物語を読んでいる子供達も、一緒にドキドキしたり、ハラハラしたりしながら、物語の海を冒険して、成長していくに違いありません。
大人の今見ると、「起承転結がしっかりしてて、子供が成長に必要ないろいろな感情を疑似体験出来る素晴らしい作品だな」と分析的に見てしまうのです・・・ちょっぴり残念。
私も扉の向こうに子供の気持ちで行ってみたかったなあ。
実は吹き替えで見てしまったので、(ファイヤーウォールと連続観賞だったので時間の都合上仕方なく・・・)リーアム=ニーソンのアスランは聞けませんでした。津嘉山正種さんのアスランも渋くて格好良かったですが。子役はルーシーが芸達者で素晴らしかった。

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映画「ファイヤーウォール」

2006-04-12 23:01:54 | 映画
2006/04/01公開
ジャンル : アクション
製作年 : 2005年
製作国 : アメリカ
配給 : ワーナー・ブラザース映画
監督 : リチャード・ロンクレイン
出演 : ハリソン・フォード
ポール・ベタニー
バージニア・マドセン
メアリー・リン・ライスカブ
ロバート・パトリック
ロバート・フォースター
アラン・アーキン

シアトルの銀行で働くジャックは、コンピューター・セキュリティの専門家。ITを利用して銀行の資産を奪おうとする強盗達に家族を人質にとられ、ジャックが構築した盗難防止システムへ侵入しコンピューター上の金額を操作するように要求する。ジャックはシステムへの侵入方法を探しながら、家族を助ける方法もなんとか考えようとするが・・・・。


物理的な銀行強盗ではなく、コンピューター上の数字を書き換えるというような、粉飾決算に使われたりもするITマジックを利用した銀行強盗という現代的モチーフの犯罪映画を老身ハリソンくんが体当たり熱演。まだまだアクション物もいける、かな?
強盗グループはそれぞれITに強かったりと知能犯。そのリーダー、ビルにはポール・ベタニー。冷徹な犯人を演じています。クールな瞳がカッコイイ。
家に設置された立派なセキュリティシステムが逆手に取られ身動きがとれなくなる、というのはブルース・ウィリスの「ホステージ」を彷彿とさせますね。各部屋に監視カメラまである。何処にいても犯人達の監視からは逃れることが出来ないのです。
というハイテクを駆使したスリリングなサスペンスですが、犯人グループの人物像がどうもしっかりしていなくて、イケメン集団なのに結局いろいろ詰めが甘くてやられました、というような展開になっているのがなんとも・・・。最後はローテクにツルハシで殺されるし。肉弾戦には向いてなかったんだね・・・。人質ものって最近機器も高度化しているし、難しいのでしょうか。昔の方がもっと面白かったように思います。最近のは、人質が居るから身動きできないんだ!というのを敢えて強調しまくっているようで、無理矢理な展開が多いように・・・。そして犯人が死んで人質が助かって、ハッピーエンドな作品が多いんだけど、はっきりゆってこのテの話は事件後の方が大変だと思うのですよ。会社のシステムは改竄してるわ、脅されてとはいえ、解雇したり、ひどいことしたり・・・前科何犯には相当するわね。そういうのはどうなるのか、とかも知りたいとこですよ(笑)。
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映画のおまけ☆

2006-03-19 23:09:18 | 映画
映画「ONE PIECE カラクリ城のメカ巨兵」を見に行ったらこんなものをもらってしまった・・・。小学生限定とかじゃないのか??
ストレス発散に殴っても殴っても起きあがってくる起きあがり小法師。どっかの前原代表のは起きあがらなかったそうですが。
暫く遊んでみるか。
二年ぶりのワンピの感想はまた。
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映画「ウォーク・ザ・ライン 君に続く道」

2006-03-15 23:55:33 | 映画
ジャンル:伝記
製作年:2005年
製作国:アメリカ
配給:20世紀フォックス映画
監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ホアキン・フェニックス
リーズ・ウィザースプーン
ジェニファー・グッドウィン
ロバート・パトリック


常に黒い衣装を身にまとい“Man in Black”と呼ばれたミュージシャン、ジョニー・キャッシュの生涯を映画化。
最愛の兄を事故で亡くした少年がいつも聴いていたのはラジオから流れるジューン・カーターの歌声。そんなジョニーがミュージシャンの道を歩み出し、ジューン・カーターと共演する。離婚、麻薬、逮捕と波乱の人生を送るジョニーを、惹かれ合いながらも仲間として支え続け立ち直らせたジューン・カーターとの十数年の日々。
50、60年代のカントリー、ロカビリー、ロックそして伝説のスターたちエルヴィス・プレスリー、ジェリー・リー・ルイスも登場する音楽ファンには嬉しい作品。
1968年にフォルサム刑務所の囚人たちの前で演奏し録音された『Johnny Cash At Folsom Prison 』のシーンは良かった。刑務所を思い出される歌を歌わないでくれという刑務官に「忘れることがあるのか?」と言うのが良い。刑務所に入ったことがなくても、人生の辛さを知っているジョニーの台詞に囚人達の気持ちが重なります。
ホアキン・フェニックスとリーズ・ウィザースプーンの歌声がこんなに素晴らしいとは知りませんでした。ウィザースプーンなんてあんなに迫力有る歌声だとは思わなかったわ。アカデミー賞主演女優賞も頷けます。ホアキンはヴィレッジ以来だったのですが、良い男になりましたね。お兄ちゃんの死を乗り越えて素晴らしい役者になりました。
伝説の歌手の生涯を映画化と言えば、「ビヨンド the シー ~夢見るように歌えば~」(2004英独)のケビン・スペイシー演じるボビー・ダーリンも思い出します。ロックが好きならジョニー、ジャズならボビーって所でしょうか。私はジャズが好きなので、音楽的にはこちらが好みではあるのですが、ジョニーの「I WALK THE LINE」は素晴らしい曲だと思います。
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イーストウッド監督の映画に主演、渡辺謙

2006-03-08 23:38:29 | 映画
クリント・イーストウッド監督が第2次大戦時の硫黄島の戦いを日米双方の視点からみた映画を2本製作する。米国視点の作品「父親たちの星条旗」は昨年10月に撮影が終了。今秋公開予定。
13日からロスで撮影が始まる日本視点の作品「硫黄島からの手紙」に主演するのは渡辺謙。全編日本語、キャストも日本人の異色ハリウッド映画となる。他に共演は二宮和也、伊原剛志、加瀬亮、中村獅童ら。12月公開予定。
渡辺謙が演じるのは硫黄島守備隊の最高司令官・栗林忠道中将。

ハリウッド映画が描く日米の戦い、というと不安が付き物ですが、イーストウッドだったら真面目な作品にしてくれると信じています。
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映画「ダイヤモンド・イン・パラダイス」

2006-03-08 22:21:52 | 映画
ジャンル:アクション
製作年:2004年
製作国:アメリカ
配給:ギャガ・コミュニケーションズ
監督:ブレット・ラトナー
出演:ピアース・ブロスナン
サルマ・ハエック
ウディ・ハレルソン
ドン・チードル
ナオミ・ハリス

「レッド・ドラゴン」のレット・ラトナー監督とピアース・ブロスナンがタッグを組んだエンターテインメント・アクション・ムービー。

ナポレオン・ダイヤモンドを盗んだ大泥棒のマックスと恋人のローラはカリブの楽園・バハマで優雅な引退生活を送っていた。そこにマックスを長年追いかけるスタン捜査官が残り一つのナポレオン・ダイヤモンドの展示会がバハマに停泊する豪華客船の中で行われるとの情報を持ってやってくる。引退生活に満足感を得られないマックスは、ダイアモンドを盗み出すことにするが・・・。

渋い男の色気たっぷりの大泥棒とナイスバディをたっぷり見せつける美女、美しい海岸線を持つ南国の楽園に停泊するのは世界最大の豪華客船・・・と、ゴージャスな設定それだけでもワクワクしますが、その期待を裏切らず映像はたっぷり絢爛豪華な世界を味わわせてくれます。数年前のカリブ海クルーズを思い出すなあ。あれほど楽しい旅行はなかったですよ・・・。映画に出てくる豪華客船の前年に就航した船だったのですが、巨大ダイヤの展示会があっての何ら不思議はない船だと思いますよ(笑)。
007は卒業なさったブロスナンですが、やっぱり格好いい。女性の視線を離しません。
平和な生活に物足りない思いを抱くマックスに敏感に気づく恋人ローラは「フリーダ」のサルマ・ハエック。平和で幸せな生活を求めるローラはマックスと結婚したいのに、なかなかプロポーズしてくれないのに不安を感じています。そんな彼女の必殺技はその素晴らしい身体。なにかというと身体で言うことをきかそうとしているところが可愛らしいというか(笑)。サルマ・ハエックはホントに露出しまくり!ですが、健康的美女だなあと思います。
そしてそんな二人の生活をかき乱しにやってくるちょっと間抜けなFBI捜査官のスタンとマックスの奇妙な友情も映画の見所。こういう追いつ追われつの二人が友情を育むのはツボですねー♪二人で同じベッドに入っていてスタンの上司に「君らの関係は聞かないが・・・」とか言われてるし。
そんな展開ですが、ちゃんといろいろ謎がちりばめられていて、最後にはしっかりどんでん返しもあります。ダイヤを盗むシーンなど、いろんな泥棒映画のパロディも入っていて、泥棒映画ファンには楽しくてたまりません☆
楽しく、面白く、スリルもある娯楽作品です。
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映画「PROMISE」

2006-03-08 22:10:35 | 映画
ジャンル:アクション
製作年:2005年
製作国:中国
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督:チェン・カイコー
出演:真田広之
セシリア・チャン
チャン・ドンゴン
ニコラス・ツェー
リィウ・イェ


運命を司る美しき神“満神”と出逢ったのがすべてのはじまり。
寵愛を得るが真実の愛は手に入らない、と言われた少女・傾城
天から与えられた俊足を持つ奴隷・昆崙
その昆崙を従える伝説の華甲冑を身につけた大将軍・光明、彼は「何かに心動いた時涙を流し、心が動いたとき命を落とす」と“満神”から告げられる・・・・。

そんなPROMISE(運命)に翻弄される3人を描いたチェン・カイコーの超大作。映像の美しさはもちろん、中・日・韓というアジアの力の結実を見せつけられます。すばらしいスタッフ達がアジアにはいるのだと実感。真田広之の中国語は現地の人でも中国人の発音だと思うとか。
歴史ロマンというよりはファンタジーとして見ると、それぞれの運命に翻弄される彼らのキャラクターがわかりやすいかもしれません。3人以外にも、反逆の公爵・無歓、黒衣を纏う異民族の生き残り・鬼狼。彼らもまた抗いがたい運命に翻弄されます。個々のキャラクターがしっかりしているので誰もの結末に涙してしまいます。特にクライマックスの鬼狼、無歓、昆崙、光明、傾城の選択がそれぞれの結末を迎えるのですが、光明の最期の言葉は偽りから始まった愛が真実の愛に変わった瞬間であり、彼は傾城に心から幸せになって欲しいと真実そう思ったのでしょう。また昆崙の行動は「自らの愛」ではなく「傾城の幸せ」を希んだということなのだと思います。
結局すべての始まりは、’飢えて彷徨っていた傾城と“満神”が出逢う’という運命(PROMISE)だったということなのでしょう。
ファンタジックすぎるという人もいるかもしれないけど、お伽話的に見る方が素敵な話だと思うなあ。
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