teeter-totter

志野の映画やTVや本や旅行や美味しいモノに関する与太話。
日常つぶやきはtwitterです。ブックマークから。

映画「ハチミツとクローバー」

2006-08-29 23:17:04 | 映画
2006年7月22日公開
ジャンル:青春
製作年:2006年
製作国:日本
配給:アスミック・エース エンタテインメント
監督:高田雅博
音楽:菅野ようこ
出演:櫻井翔/蒼井優/伊勢谷友介/加瀬亮/関めぐみ
堺雅人/西田尚美


「草原をつくるには
クローバーと蜜蜂がいる
クローバーが一つ 蜜蜂が一匹
そして夢もいる———
もし蜜蜂がいないなら
夢だけでもいい」
           (エミリー・ディキンソン)


登場人物全員が片思いという美大生5人の揺れる青春を描いた羽海野チカの大ヒット原作コミックを映画化。


映画冒頭で引用された上記の詩は、実はタイトルの由来でもなんでもない。
でも、夢とクローバーと蜜蜂でつくられる夢のような草原は、この原作の世界観とも重なって、なんだか儚くて切ない、期限の設けられた青春という時間そのもののよう。
原作よりも、「美大生である彼ら」に重点が置かれていて、狭い世界の話になってしまっているのが惜しいけれど、映画ならではの色彩の美しさ、音楽との調和、躍動感溢れる芸術への衝動、などが生き生きと描かれている。
ただ、映画という枠に入れるためにたくさんの設定を削ぎ落としているにも関わらず、5人それぞれの恋模様を描いて、散漫な印象。でもこれは削れないしなあ・・・。
桜井翔の竹本くんは、原作者がそっくりと評するのが頷けるほど、ピュアで優しいキャラクターになっている。自分探しの旅は随分端折ってあるけれど、中村獅堂とのシーンはとても良い。獅堂演じる修復士は、言葉は多くないけれど修復士としての誇りや修復するものへの愛情を感じる。そこに竹本くんと通じるものがあるんだなーと感じられ、帰途の再会とアルバイトに行く過程が自然に繋がっていた。やっぱりハチクロの主役は竹本くんだなあと映画を見ても実感。
蒼井優のはぐちゃんが愛らしくて、「ありがと」なんてあんな風に言われたら誰でも恋に落ちそう!着ている洋服もどれもこれも可愛いし、なにより絵を描いているはぐちゃんが生き生きしていて、本当にはぐちゃんがそこに居るようだった。(蒼井優ってなんでこんなに可愛いんでしょうね!)
エキセントリックな森田は原作とは違う雰囲気でしたが、東京芸大院卒のこちらも天才肌アーティスト・伊勢谷友介が自然体で演じているし(脚本呼んで「これオレだ」と思ったらしい・・・そう言う意味で近いキャラではあったのだろうか・・・まさに伊勢谷友介な森田でした)、この映画は、キャスティングに関してはこれ以上ないぐらい見事。
関めぐみ演じる山田さんのスタイルの良さにはうっとりしたし、堺雅人の花本先生が出番は少ないのに良い雰囲気で、出来れば田辺誠一演じる故・原田との過去シーンが見たかった!・・・といえば贅沢?
菅野ようこの英語詩の曲が洋楽を思わせて映画の雰囲気と非常に合っていて良かった。彼女の曲の振り幅ってホント広くてすごい。
全体的なまとまりにはやや欠けるものの、美大生たちの青春、は余すところなく見せて貰ったと思います。そして竹本くんとはぐちゃんのラストの告白シーンは、はぐちゃんの笑顔がストップモーションになるところが良い。此処にすべてが集約している感じ。
原作ではそれぞれが社会や将来、自分の過去と向き合ってもっと複雑になるけれど、この映画に関しては、「大人になる寸前の恋心」みたいなところに主眼を置いているのが、初初しくて、逆に「イマドキ中学生でもしないような」「可愛らしい恋」の映画に仕上がっていて、良い大人でも恥ずかしながら青春スーツを着て海に向かって叫びたくなりました。
原作では一枚の写真にも残らなかった彼らの友情と愛情と甘酸っぱい時代が、映画の端々で山田さんのカメラに収められていくのが嬉しいような気分になりました。
そして最後にはぐちゃんが描いた海(たぶん!?)の絵。あれがこの作品の中の大切な時間をすべて閉じこめたかのような素晴らしい絵でした。
夏に見て良かった青春映画。


上記の詩の原詩↓

"To make a prairie it takes a clover and one bee"

To make a prairie it takes a clover and one bee,
One clover, and a bee,
And revery.
The revery alone will do,
If bees are few.

            by Emily Dickinson




※そしてこんなとこに書くのもなんですが、アニメ「ハチミツとクローバーⅡ」の竹本くん役・神谷浩史さんが事故で入院中とのこと、最終回は代役になってしまうそうですが、早い回復をお祈りしています・・・。

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BS映画「トラ・トラ・トラ!」(1970)

2006-08-25 17:39:11 | 映画
原題:Tora!Tora!Tora!
製作年:1970年
製作国:アメリカ
配給:20世紀フォックス配給
監督:リチャード・フライシャー
舛田利雄
深作欣次
原作:ゴードン・W・プランゲ
ラディスラス・ファラーゴ
音楽:ジェリー・ゴールドスミス
出演:マーティン・バルサム/山村聡
ジョゼフ・コットン/三橋達也
E・G・マーシャル/田村高廣
ジェームズ・ホイットモア/東野英治郎
島田正吾/千田是也/宇佐美淳也
キース・アンデス/エドワード・アンドリュース
内田朝雄/ジョージ・マクレディ
エドモン・ライアン/十朱久雄/安部徹/マコ
ジェイソン・ロバーズ

アカデミー特殊視覚効果賞受賞

イーストウッドの硫黄島戦映画を見る前にハリウッドによる太平洋戦争映画を予習。
あまりにも有名なのに、実は全部を真面目に見るのは初めての「トラ・トラ・トラ!」。
日本軍による真珠湾攻撃の全容を描いた戦争スペクタクル映画だが、とても公平な目線で作られている。近年製作された「パール・ハーバー」(2001)がなぜあんな時代考証もめちゃくちゃな単なる娯楽作品になっているのが不思議なほど、それより30年前に製作されたこの作品は時代考証その他なにもかも大変優れている。
模型を使っての真珠湾空襲や飛行機同士の空中戦の様子は迫力満点。2時間半という長時間を感じさせない、日米開戦という後戻りできない悲劇へ突き進んでいく様子が息詰まる展開で繰り広げられている。
駐米大使、日本海軍の戦争を止められなかった無念も感じられる、日本人を非常に人間らしく描いている戦争映画。
こういうのを見ると、アメリカって間口の広い国だなあと思ってしまう。
そんなアメリカで居て欲しいものです。
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さよなら、プルート

2006-08-25 12:16:14 | 雑記
太陽系の惑星と言えば9つ、だった常識が覆されることになりました。
太陽系9つ目のの惑星・冥王星が惑星という枠から外されてしまうことになりました。惑星と呼ぶには小さいんだって。
学生なら誰でもが覚えたはずの太陽系惑星の覚え方「水金地火木土天海冥」が変わる事になったわけです。「水金地火木土天海」・・・なんか尻切れ・・・。
増えるよりは減る方が良いけど。
でもさみしいなあ。プルートがなくなるのかあ。と思った瞬間「セーラームーン」のセーラープルートはどうなるんだとか思った私(^-^;
英語では
My very educated mother just served us nine pizzas.
(私の知的な母は私たちに9枚のピザをくれた)
と覚えるらしいのですが、ママン、ピザがなくなっちゃう!どうすんだ(笑)


(↓asahi.comより)
チェコのプラハで総会を開いている国際天文学連合(IAU)は24日午後(日本時間同日夜)、惑星の新しい定義について採決し、太陽系の惑星を「水金地火木土天海」の8個として冥王星を惑星から外す案を賛成多数で可決した。
総会に提示された四つの決議案の採決の結果、冥王星は、惑星とは別に新しく設けられた「矮(わい)惑星」というジャンルに入ることになった。
太陽系の惑星の定義は「太陽の周りを回り、十分重いため球状で、軌道近くに他の天体(衛星を除く)がない天体」とされた。
 矮惑星は「太陽の周りを回り、十分重いため球状だが、軌道近くに他の天体が残っている、衛星でない天体」と定義され、近くに同程度の小天体が多数見つかっている冥王星は、その代表と位置づけられた。
 矮惑星には冥王星のほか、米観測グループが昨夏「第10惑星」と発表した「2003UB313」、火星と木星の間にある小惑星で最大の「セレス(ケレス)」などが含まれる。
 当初案では、惑星を「自己の重力で球形を保ち、恒星の周りを回る恒星でも衛星でもない天体」などと定義し、専門家の間で「本当に惑星といえるのか」と議論のあった冥王星だけでなく、冥王星の衛星とされていたカロン、第10惑星、セレスも含めて12個に増やすとした。しかし、反対意見が続出、修正案がつくられていた。

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映画「スーパーマン・リターンズ」

2006-08-22 23:45:02 | 映画
2006年8月19日公開
ジャンル:アクション
製作年:2006年
製作国:アメリカ
配給:ワーナー・ブラザース映画
監督・製作:ブライアン・シンガー
脚本:マイケル・ドアティー/ダン・ハリス
出演:ブランドン・ラウス/ケイト・ボスワース
ケビン・スペイシー/ジェイムズ・マーズデ

Welcome back Superman!!!!!!!

「クリストファー・リーブ夫妻に捧げる」新たなスーパーマンが帰ってきました!

「ビヨンドtheシー」カップルがスーパーヒーローの宿敵レックス・ルーサーとスーパーヒーローの永遠の恋人ロイス・レインとなって登場!・・・え?そこがポイントじゃないって?・・・でもすごく気になったんで(笑)。
リターンズなんで、子供にはやっぱり「スーパーマン」1作目から見て欲しいですが。先日の第1作TV放映はかぶり付きで見てました。
私の映画人生、スーパーマンから始まったと言っても過言ではないので。(人生一番最初に映画館で見た映画。字幕も読めなくて寝てたらしいけど。家の誰も幼児が字幕を読めないことに気づかないってどうよ!)
とにかくマーサじゃないけどまさに「Welcome back!!!」という嬉しさ。
たとえタイプライターがなくなってハイテク満載になってもデイリー・プラネット社は永遠です。考えたらPCも携帯もない時代だったんだもんね・・・タイプライターに無線に電話ボックスですよ。何処でクラークは着替えるんかなーと思ったら走りながらだったり、エレベーターの中でした。今や電話ボックス探すのも大変だもんな。
永遠のヒロイン、ロイス・レインが子持ちのキャリア・ウーマンになってるあたりが現実的・・・。子供がどんな風に大きくなるのか気になるところですが、やっぱりクラークの活躍もっと見たいしなー。
色んな意味で現代的になっていたリターンズですが、考えてみたら、メガネのヘタレ男子、クラーク・ケントって今旬なのでは(笑)?それとも元祖なのか。ロイス・レインはやっぱり未だに煙草を吸いつつも屋上で、キャリア仕様スーツでなくふんわりスカートな辺りなど時代って変わるなあと思いました。きっと産休・育休・フレックスタイムも充実してるんでしょう(笑)。正義とアメリカの象徴だったスーパーマンも、アメリカという言葉を口にしなくなったりと、いろんなことが様変わりしたこの二十年です。
それでも空を飛んだり、飛行機を止めたり、超人的な力を見せる我らがヒーロー・スーパーマンは永遠不滅です!
嬉しかったのは、ジョー=エルがそのままマーロン・ブランドの映像だったこと!
ブライアン・シンガー監督のオリジナルへの愛がいっぱい詰まった作品でした。彼には「ユージョアル・サスペクツ」という大好きな傑作があるのですが、また違ったシンガー作品に出逢えた嬉しさもありますね。
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映画「ゲド戦記」

2006-08-22 23:06:08 | 映画
2006年7月29日公開
ジャンル:アニメ
製作年:2006年
製作国:日本
配給:東宝
原作:アーシュラ・K.ル=グウィン
監督:宮崎吾朗
音楽:寺嶋民哉
声の出演:岡田准一/菅原文太
手嶌葵/田中裕子/香川照之

この夏のアニメ話題作と言えば「ゲド戦記」「ブレイブ・ストーリー」「時をかける少女」。軍配は「時かけ」に上がったようです(どの批評も絶賛!見たいけど、大阪ではすでに一日二回上映になっているの~/涙)。
しかし何より話題が先行したのは、宮崎駿の長男・五朗氏の監督デビュー作ということで、話題を呼んだ世界三大ファンタジーで映画化されていなかった最後の一つであるル=グウィン原作の「ゲド戦記」。
宮崎駿監督が映画化を夢見ていた作品ということで、なんで息子が!?との思いがあり話題ばかりが先行するのも心配でした。だから珍しく前売券まで買ってたのに今頃まで見に行く勇気がなかった。
で、ようやく見に行けたワケですが。
思っていたよりも良くできていました!映画単体としては長い作品をまとめた説明不足はあるけれど、これが五朗さんの監督デビュー作なら、今後がすごく楽しみじゃない?と。
映画はゲド戦記の第3作目をクローズアップしてあって父王を殺してしまいそんな自分の影に怯えるエンラッドの王子・アレンの成長物語となっているので、肝心の大賢人ゲド(ハイタカ)の活躍は「原作を読め!」と言わんばかりに小出しです。セリフの端々とかにチラッと。しかしこの小出しにされるのが却って良かったというか。菅原文太のハイタカが渋くて素敵で、初め岡田アレンを目当てに行ったはずなのに、結局ずっとハイタカに惚れ惚れしてました。だから過去が小出しにされると、いったいこの人はどんな人生を生きて来たんだろうと気になって気になって。大賢人なのに農作業とか手伝っちゃったり、うなされるアレンを心配したり、何気ない仕草になんだこの格好いいおっさんは!!といちいち思わされてました(笑)。魔法を使って大活躍、なんて全然しないのもまた、自分で自分に立ち向かうしかないアレンのため、とも取れるような包容力ある態度。めちゃめちゃイイ男なんですけど!しかもテナーとの関係も気になる・・・アチュアンの墓所での過去とか。テナーとハイタカの微妙な関係がはっきり言ってアレンとテルーより気になりましたよ。クモに「大賢人が女の元に通うとは」とか言われるのがまた(笑)。この二人の元々の話も知りたい。
アレンは殴られるは繋がれるは悪夢にうなされるは、ヒロイン要素満載(笑)。でも彼の心の弱さはすごく共感してしまった。「死ぬなら生きている意味があるのか」って、誰でも通る道ですよねー。私は未だにそこら辺でうろうろしてるけど。
「生きること」の本当の意味が解らなくなった現代への問いとしては、すごくストレートで真正面からの問いかけだなあと思います。テルーやハイタカのセリフをよく噛み締めたい。
光であったアレンの心が影となり、ただ身体を追うしかなくなったとテルーに告白するシーンはすごく好きです。「父さん・・・」と言いながら剣を撫でるアレンが、お父さんのこと好きだったんだなーと。
テルーの唄のくだりで全部唄い切るのは冗長だったと思うけど、全体の演出は初初しく悪くはなかったと思います。
出来る事なら、ハイタカの話を是非このキャストで描いて欲しいくらいなのですが・・・。まずは原作を手にとってみたいと思います。そのうち。五朗監督が言いたかったのは、「原作すごく良いの!だから映画見たら読んで!」ってことじゃないかと(笑)。
挿入歌が谷山浩子で主題歌が新居昭乃ときたら、良いに決まってますね!「ゲド戦記歌集」欲しい~。「テルーの唄」ばかり話題になってますが「時の歌」もすごく良いですよね。そして作曲の寺嶋民哉さん大好き!「半落ち」の作曲って言ったらわかるでしょうか。私の中では「イグアナの娘」(1996年テレビ朝日)なんですけどね。
そんなわけで、ゲドにしてやられちゃった私の「ゲド戦記」観賞でした。
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試写会「グエムル 漢江の怪物」

2006-08-21 23:24:47 | 映画
ジャンル:パニック
製作年:2006年
製作国:韓国
配給:角川ヘラルド映画
監督:ポン・ジュノ
出演:ソン・ガンホ/パク・ヘイル
ペ・ドゥナ/ピョン・ヒボン

カンヌ映画祭で話題を呼び、’韓国のスピルバーグ’と称されたポン・ジュノ監督(「殺人の追憶」)の特撮怪獣映画。

ソウル市内を流れる巨大な河川・漢江に突如現れた正体不明の怪物が、長閑な河岸を阿鼻叫喚の地獄に変えてしまう。河岸で売店を営むヒポン一家も、頼りない長男カンドゥの一人娘ヒョンソを怪物に奪われてしまう。
病院に隔離された彼らの元に、死んだと思ったヒョンソから「助けて」という一本の電話が入り、彼らは立ち上がる・・・。


久々に当たった試写会。
韓国の特撮映画って?と言う興味もあり、カンヌで話題になったときから楽しみにしていたこの作品。
最近の日本の特撮より大人が楽しめる作品でした!
怪物以外がとてもリアリティを持って描き込まれているので、パニック映画として楽しむのが最適かと。
そして何と言ってもグエムル(韓国語で’怪物’)のディティールが
気色悪!キモ!
とホントに気持ち悪いデザインで、「LOTR」「ハリポタ」のVFXスタッフが入っているだけあってさすがのナマナマしさ。隣の中年のおばちゃんがグエムル出現の度に「いやあ~!」「気持ち悪い~!」と旦那にしがみついていました・・・。
舌とかリアルに質感あって、あれで舐められたら寒気しそう。
そんな画面の緊迫感は、日本の特撮映画の枠なんか全然超えてハリウッド映画でしたね。日本の特撮はやっぱりどうしても子供向き、特撮好き向きを意識してるから、どうもその枠を破れない感じなんだよなー。「平成ガメラ」シリーズでさえもね。惜しい。もっとホラー色を意識するくらいでいいかも。
監督は「ゴジラ」シリーズを見ていつか特撮を撮りたいと考えていて、「エイリアン」を目指したそうです。まさに両者のパニック&ホラー要素を併せ持った作品となっています。
そして、なんといっても娘(孫であり、姪であり)を助けに共に戦う「家族」という単位にはアジア共通の意識を感じますね。母親とか父親とかだけじゃないの。お祖父ちゃんも叔父さんも叔母さんも(二人とも若いのだが)一緒に戦う、血縁の絆をびしびし感じます。
結末は試写会観賞なので明かしませんが、誰かを守ろうとする気持ちは受け継がれて行くんだという、哀しいけど素敵な最後だと思います。
韓国の特撮映画、面白いです!



※9/8追記
米軍基地から不法に大量のホルマリンが漢江に投棄された事件は実際にあったらしいですね。ホントに社会派な映画だなあと改めて思いました。
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第88回全国高校野球選手権大会 その3 決勝再試合

2006-08-21 23:01:45 | スポーツ
早実の’ハンカチ王子’斎藤佑樹くんにめろめろな決勝戦・再試合でした。
だってそれまで早実は敵だったから投手チェックしてなかったんだも~ん。
あんなに小顔・色白・切れ長な瞳の可愛い子だとは・・・それで69回登板、948球投げきったんですもんねえ(顔は関係ないって?でもあの体格であれだけ投げるのはすごいよ!)。
早実・斎藤VS駒苫・田中の息詰まる投手戦、そして延長の末再試合。
そして意外にも4-1という早実リードで迎えた9回、駒苫・中沢君の執念の2ランホームランにも感動しました。ホントに実力では互角、そして勝利への執念でも互角のチームだったと思います。
そして迎えた最終打者がエース対決、バッターボックスに田中を迎えたという奇跡のような打席。最後三振に討ち取られた田中くんのやりきったというように空を仰いだ清々しさが忘れられません。
そしてずっとクールに投げ続けた斎藤君が最後に見せた涙。
もう何もかも感動!
この夏は本当に素晴らしい試合ばかりでした。
選手のみんな、お疲れさま!
ありがとう!
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第88回全国高校野球選手権大会 その2

2006-08-17 23:50:49 | スポーツ
今年の試合ってなんでこんなに心臓に悪いんでしょうか。
9回最終打者が打席に立っていてさえもどちらが勝つかわからん試合がいったい何試合あったでしょうか・・・。そしてまだわからない準々決勝。今年は何処が優勝するか想像もつきませんよ。

準々決勝今日の試合は
駒大苫小牧(北海道)5―4東洋大姫路(兵庫)
智弁和歌山(和歌山)13-12帝京(東東京)

6回裏までまさか東洋大姫路がこんなことになるとは思わなかった・・・。飛石くんの投球悪くなかったけど、安打が常にサード方向で抜けていくのは守備に問題があったとしか・・・。いやみんな頑張ってたんだろうけど。疲れてたんだろうね。
そして智弁-帝京戦。8-4だった9回1死から8点だぜ・・・まさか。ついに「私が見てる試合は負ける」レッテルを貼られてしまい(二試合連続かと思った・・・)見るのを止めました。裏で智弁があんなに頑張ってくれるとは・・・!ありがとう~!
頭痛でしんどいのにこんなに心臓に悪い試合はますます身体に悪いよ・・・。


応援していた清峰は、2回戦、佐々木優介くんが福井商に9回猛攻4点返し(本塁打!)一点差とするも及ばず。
八重山商工は3回戦、強豪・智弁和歌山に大奮闘し3点取りましたが8-3で敗退。
大阪桐蔭と早稲田実業にこれほどの点差が生まれるとは思わなかった2回戦、早稲田実(西東京) 11 - 2 大阪桐蔭(大阪)。桐蔭の夏がこんなに早く終わるなんて・・・!今年の早実の強さ、どうなってんの?やっぱり王監督に優勝をあげたいのかなあ。
そして関西ダースに驚異の粘り逆転勝ちをした文星芸大付も、2回戦、今治西に12-3で敗退。頑張ったね。

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ついに病院行き・・・

2006-08-17 18:52:29 | 雑記
ああ、また頭痛悪化で病院行きに(涙)。
昨日の朝、ついに起き上がれなくなりました。
バファリン何度飲んでも効かないし。頭痛くて下げられないし。
なんでこうなるかな・・・。
というわけで、今朝から病院へ。体調不良の方が早起きってどうよ。
今回は脳腫瘍だったら困るから~とCT撮影。
数年前はクモ膜下を疑われたよな・・・。
運良く、異常は発見されず。
脳神経外科の副部長のお見立てだから、心配していた(?)若年性アルツハイマーの疑いもないのだろう、たぶん。
(さすがに脳が縮んでたら気づいてくれるだろう←希望的観測)
なんにせよ、よかったよかった。
しかし原因のない緊張性頭痛(筋収縮性頭痛)って対処法がないよ。
肩凝りから来るのはわかるけど、その肩凝りの解消法が未だに分かりません・・・。
しかも数年に一回激痛ってのは(泣)。

でもってホントに最近は初診料バカ高いから、危うく診察代も足りないところでやばかったです。そしてお薬代がなくて、泣く泣くお家に帰りました(死)。
恥ずかし・・・・!
だって初診で9千円近くとられた!
でも、家の近所で処方してもらった薬3種は650円でした。
・・・小銭で払えたやん・・・。
くそう。要らぬ恥を・・・。

午前は病院でつぶれ、午後からはカイロプラクティックで肩をほぐしてもらいました。やっぱりおんなじようにCTでは異常ないのに鎮痛剤も効かないくらい頭痛ひどい人とか来るらしい。筋肉をやわらかくすると薬も効くそうだ。
効くことを祈る・・・!

私医療費に月いくら費やしてるんだか・・・。

というわけで、まだしばらく死人同然です。
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幽霊子育飴

2006-08-14 11:29:18 | 食べ物
六道参りのお土産に♪

みなとや幽霊子育飴本舗の「幽霊子育飴」
(六道珍皇寺門前)

を頂きました☆

亡くなった妻を墓に入れたところ、数日して赤ん坊の泣き声が土の下から聞こえ、掘り返すと妻が赤子を産み落としていたのです。それまでの数日、夜な夜な近所の飴屋に飴を買い求める女性がいました。妻の幽霊が子供のために飴を買っていたのです。墓が掘り返されて以来、その幽霊が出ることはありませんでした。赤ん坊は長じて仏門に入り、高僧になったそうです。

そんな言い伝えのある幽霊子育飴。麦芽糖から作る昔ながらの製法は懐かしい味。(いうなればカンロ飴/笑)

一度行きたい「六道の辻」の石碑が立つ珍皇寺。
本堂には閻魔像と小野篁像が並んでいます。篁が閻魔庁に通うために使用していた井戸もここにあるとか。さすが篁(笑)。

父親に「六道(ろくどう)ってなんや」とか聞かれてしまった・・・うちの家の誰も知らないって・・・まじ?なさけなや。
六道(りくどう)とは地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天上の世界を指します。仏教における一切の衆生が生まれ変わる世界。
うち、仏教徒なのに~。
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夏バテ

2006-08-13 10:21:56 | 雑記
8月に入ってから身体がだるくてどうも夏バテのよう。
昼間外出することが少ないので暑さへの耐性が今年は出来てないのかな。
しかしエアコンを入れると冷え性で寒くてしょうがなくなるし、切ると暑くて耐えらんないし。
体温調節が出来てないよ~(;´Д`)
肩凝りも悪化中。
しく・・・。
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ご冥福を・・・

2006-08-11 23:36:58 | TV
声優の鈴置洋孝さんが6日、肺がんで亡くなられたそうです。11日の朝日新聞朝刊で知りました。まだ56歳の若さだったのに残念です。
ガンダム(ブライト艦長)とか聖闘士星矢(ドラゴン紫龍)とか有名なキャラは実は知らないのですが、私の中ではどうしても日向小次郎(キャプテン翼)のイメージが大きいんだけど、なんといっても好きだった斎藤一(るろうに剣心)他、いつでもどこかで聞いている、そんな声でした。
なんか塩沢さんの時も相当ショックだったけど、今回も相当ショックです。
鈴置さん・・・さようなら・・・。たくさんの素敵なキャラクターをありがとうです!

鈴置洋孝プロデュース公式サイト
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第88回全国高校野球選手権大会

2006-08-10 12:24:03 | スポーツ
今夏は高校野球の記事を敢えて控えております(笑)。
大阪桐蔭も清峰も順調で嬉しい限り。
清峰はセンバツ決勝まで行ってのあの大差の敗戦が余程教訓になったのでしょう。相当打撃練習に力を入れて来てますね。守って勝つ+打撃が加わった夏は怖い者なしで楽しみです。
そしてまさかの大逆転負けを喫した関西(岡山)10-11文星芸大付(栃木)の試合は大興奮。悪夢再びでマウンドに崩れ落ちて涙するダースくんの落ち込みようが可哀相でしたが、この夏の甲子園、試合後半での逆転試合が多く、何が起こるかわからないところが、また面白い。千葉経大付(千葉) 9-6 八重山商工(沖縄) もまさかの延長10回での3点追加ですよ。石垣で八重山商工の校舎の前を通ったよしみ(?)で思わず応援!ちばりよー!
頑張れ青春小僧たち!!!
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NHKスペシャル「硫黄島玉砕戦」(8/7)

2006-08-08 12:37:22 | TV
「硫黄島 玉砕戦 ~生還者 61年目の証言~」
8月7日(月)午後10時~10時54分 総合テレビ
(再放送:8月25日(金)深夜〔時間未定〕)

日本にとって硫黄島の戦いといえば、本土爆撃を阻止する最後の砦として、栗林中将以下2万人の日本軍守備隊がこの島を死守するため戦い、殆どが戦死するという凄絶な戦闘が行われた場所として記憶にあります。

C・イーストウッドがこの秋~冬に公開する硫黄島の戦いをテーマにした二本の映画を撮りました。一本目はアメリカ視点、二本目は日本視点という違う視点から見た一つの戦争。
硫黄島の戦いは、アメリカにとっても多大なる死傷者を出した記憶に残る戦いなのです。

米軍の記録や日本軍はわずか1000人しか生存者が居なかったという事実から、どれほどの悲惨な戦いだったのか微かに伺い知ることは出来ます。しかし、生存者はその殆どが戦争の記憶を語ろうとはしませんでした。しかし「わしらが何も語らなかったら、死んでいった者たちは何のために戦ったのかわからなくなる」と、戦後61年目にして、語り始めました。「年をとったせいか、最近の事は覚えていられないが、あの戦いは昨日の事のように思い出す」という辛く、苦しい、救いのない戦闘の様子をもう一度口にすることがどれ程大変かと思います。それでも、自分たちが生きている内に、死んでいった者たちのことを語らなければならない、という責任を感じていらっしゃるのがひしひしと伝わりました。

私の家の近所に、キスカ島の生き残りの方がいらっしゃいました。同じように、年をとって、語れるようになったのかと思います。父親にいくらか戦争の記憶を話して、昨年亡くなられました。

最近の若い人は、戦争をすっかり忘れたように振る舞っている人が多いですよね。体験していなくても、人を思いやる心があれば、同じように感じることは出来なくても、辛さ・苦しさなどを心の痛みとして受け取ることは出来ると思います。そんな共感する気持ちが持てない現代社会って、なんか哀しいなあと思います。
アメリカの14歳の少年が、原爆の短編映画を撮り、話題になっています。彼の撮影の動機は、「たとえ戦争のためでも、核兵器を使ってはいけない」というもの。日米関係なく、人が死ぬことがいけないということは、世界共通当たり前のことです。そう思えない人がたくさん居る現実を変えようと、行動することの大切さをこの少年から学びました。日本人からも、こんな素敵な子供がどんどん出てくれるようになれば良いと思います。


イーストウッドが監督するのだから、一応の信頼を持って映画を見ることは出来るかと思いますが、やはりハリウッド製作のアメリカ映画ということで、日本人は日本人側の真実を、きちんと知ってから映画を見ないといけないと思います。彼の作品が世界に、戦争の残酷さと空虚さを伝えてくれれば良いと思います。

一昨年、サイパン・テニアンの戦跡を巡りました。未だにアジアにはたくさんの戦争の遺物が、亡くなった無念の兵士たちの思いとともに眠っています。それに思いを致しながら、8月は過ごしたいですね。


「父親たちの星条旗」(2006年10月公開予定)
Flags of Our Fathers
監督: クリント・イーストウッド
キャスト: ライアン・フィリップ、ジェシー・ブラッドフォード、
アダム・ビーチ、ジェイミー・ベル、バリー・ペッパー

ストーリー: 第二次世界大戦末期、硫黄島で国旗を掲げた6人の兵士たち。クリント・イーストウッド監督作。製作にスティーブン・スピルバーグが名を連ねる。


「硫黄島からの手紙」(07年正月公開予定)
Letters from Iwo Jima
監督: クリント・イーストウッド
キャスト: 渡辺謙、二宮和也、伊原剛志、加瀬亮、中村獅童

『父親たちの星条旗』を、今度は日本側の視点から切り取った姉妹作。監督クリント・イーストウッド×製作スピルバーグ。
映画界最高の才能が、“太平洋戦争”を、2本の映画を通じて、武力のみならず文化の衝突として描き出す。戦争の無益にさに気づきつつも、愛する家族のために勇敢に戦い抜いた、栗林中将と日本軍兵士たちの感動大作。

(WB公式HPより)
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わくわく宝島2006 サンセット

2006-08-02 23:22:19 | 雑記
たいして宝島を見て回らなかったクセに疲れてカフェへ。
天保山来るとここに入ってしまう。
ちょうど観光クルーズの帆船が出たり入ったりしていて良い眺めでした。
夕日が沈むのを港から見られる大阪港って好きだなあ。
コメント (2)
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