teeter-totter

志野の映画やTVや本や旅行や美味しいモノに関する与太話。
日常つぶやきはtwitterです。ブックマークから。

トリノ・閉幕

2006-02-27 12:52:10 | スポーツ
ついにトリノの聖火が消されました。熱闘17日間、選手のみなさん関係者のみなさんご苦労様でした!!!!!
日本は金メダル1個、入賞21個。メダルメダルと騒いでばかりで入賞者の数を言えよ~と思っていたら、ようやく最終日に出ました。
頑張りましたよね!?
閉会式の様子も、戦い終わって日が暮れて・・・みんな穏やかな顔で笑い合っていましたね。
次は4年後カナダ・バンクーバー。どんな大会になるのか4年の間にいったいどんな選手達が出てくるのか、また楽しみに待ちたいと思います☆
楽しませてくれてどうもありがとう~!
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トリノ・アルペンスキー男子回転

2006-02-26 12:28:55 | スポーツ
0秒03差で惜しくも4位になった皆川賢太郎の大健闘に拍手!
恐らくフィギュアが終わった時点でオリンピックが終わったと思う日本人が多いであろう中で、頑張ってくれました~!
一回目3位につけた時点でもしや!と思っていたのですが、東京日帰り旅行の疲れで睡魔に負けてしまいました・・・2回目の滑りを見たか  っ  た・・・。
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色打掛が素敵でした☆東京日帰り旅行

2006-02-25 23:20:33 | 国内旅行
十年来のお付き合いの中国人の友人の結婚式とあっては行かないわけには行きません!新婦以外誰も知らないのでドキドキでしたがみんな親切にしてくれた(感涙)
真っ白なウェディングドレスの人前婚の後、披露宴はなんと鮮やかな赤色の色打掛でのお色直しです。美人さんなのでお姫様のようでしたわ~(うっとり)。日本人よりも似合ってましたね。あんな色打掛着てみたいなあ・・・。
「結婚を したい時には 相手なし」てな一句をひねり出してしまうような私には夢の夢ですがね(笑)。
日・中(北京語・上海語)・英チャンポンの賑やかなお式でした。
東京滞在約7時間半のトンボ帰りでくたびれましたが、行った甲斐のある素敵な結婚式でした☆
写真は色打掛の模様。
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絶景かな☆東京日帰り旅行

2006-02-25 23:13:33 | 国内旅行
前日23時上がりで翌5時起床という強行スケジュールで東京の友人の結婚式に行って来ました。
天気予報ではくずれる予想だったのですが、朝から上天気。
途上の新幹線から見る富士山も久しぶりにその雄大な姿を見せてくれました。
昨年は確か曇りで見えなかったのよね。
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お仕事終了

2006-02-24 23:59:01 | 雑記
今日でお仕事が終了しました。
塾の先生でした。
大学受験生ばっかり受け持っていたので生徒以上に緊張だったこの受験シーズン、ほぼ第一志望に入れることが出来生徒も先生も満足の結果に終わることができホッとしています。合格した生徒がお礼に来てくれただけでも嬉しかった。国公立2次の結果はまだだけど、最後の生徒も受かるといいな。
最終授業で中学生から「先生に」ってお手紙を貰って中身を読んで感動で泣きそうになりましたよ・・・先生って良い職業だ。これが学校の先生とかで、本業だったらずっと続けても良いぐらい楽しい職業なんですが、いかんせん副業なのに生徒主体で進めないといけないので、自分の本分がおろそかになりまくり・・・。
この素敵な思い出を胸に、自分の本分を頑張るよ!!
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トリノ・フィギュアスケート女子シングル フリー

2006-02-24 15:27:23 | スポーツ
荒川静香が見事金メダルを獲得しました!
コーエン、スルツカヤを押さえての文句のつけようのない優勝です!
日本人初、アジア人初のフィギュア金メダルです。そして日本にトリノ最初のメダルをそれも金をもたらしてくれました。
トゥーランドットのドラマチックな曲に乗せた滑らかでスピーディでそして美しい演技。イナバウアーから3連続ジャンプへと続く最後の盛り上がりはもう客席を釘付けにしました。トリノ女子フィギュア初のスタンディング・オベーションというのも頷ける程魅了されました。このオリンピックに体調演技すべてのピークを持ってくるというのは普通出来ることではありませんよね~。笑顔と自信とゆとりに満ちた演技でした。
コーエンとスルツカヤがSPであれほど完璧な演技をしたというのに、やはりフリーでは緊張感、フリー4分間という長時間の演技に要する体力など、SPとは比べものにならない重圧があるでしょう。コーエンはソルトレイクのメダルなしから今度こそと、スルツカヤも唯一獲得していないオリンピック金メダル、そしてロシア勢フィギュア全種目制覇というプレッシャー、一流の選手をして平常心で臨むことの出来ない大舞台ということです。荒川が「ちらっとメダルのことは考えたが欲をかくとだめだから無欲で滑った」というこの点が、勝敗を分けたのかなと思います。おめでとうございます荒川選手!
コーエンは完璧だったSPの後の公式練習を休んだと言うことでもしかしてケガをしているかもしれないということでしたが、初めのジャンプふたつを失敗してもその後立て直す精神力に、本当に強くなったなあと思います。悲願のオリンピックメダルは銀でしたが、まだまだ頑張ってその美しいスケートを見せてもらいたいです。そしてスルツカヤは昨季から絶好調だったにもかかわらず、このオリンピックではいつもほどの好調さが感じられなかったとのこと、やはりプレッシャーのせいなのかとは思いますが、ずっと難病と闘いながらの競技生活、しかしそれを観客に感じさせない美しい演技にこの数年ずっと楽しませてもらいました。今後はどうするのかと気になりますが、そのスケートをもっと観たいとファンはみんな思っていますので、どうかこれからも頑張って下さい!
村主もほぼノーミスの美しい演技でした。ジャンプの難度が他の選手より低かったというのが点差になってしまったとは思いますが、観客を楽しませるという村主の想いが伝わるような丁寧なスケーティングでした。フリーに関してはスルツカヤより良かったと思うのですが、やはりSPの点差とフリーのプログラム・コンポーネンツが思ったより伸びなかったのが4位という結果になってしまったのでしょうか、惜しかったですが、素晴らしいスケートをありがとう村主選手!
安藤は8位という位置だったので、思い切りよく4回転に挑めた感じですね。失敗してもやる!という前向きな姿勢は良かったです。是非この大舞台の経験をいかして新しいシーズンに向けて頑張っていって欲しいと思います。
なんにせよ、どの選手も病気やケガ、環境や精神的な重圧など、さまざまな逆境の中4年に一度のオリンピックに向けて頑張っていました。みんなにメダルをあげたいくらいだと思います。


フィギュアスケート女子シングル自由□結果□
1 荒川 静香 日本 SP66.02(3) 自由125.32(1) 計191.34
2 Sasha Cohen アメリカ 66.73(1) 116.63(2) 183.36
3 Irina Slutskaya ロシア 66.70(2) 114.74(3) 181.44
4 村主 章枝 日本 61.75(4) 113.48(4) 175.23
5 Joannie Rochette カナダ 55.85(9) 111.42(5) 167.27
6 Kimmie Meissner アメリカ 59.40(5) 106.31(6) 165.71
7 Emily Hughes アメリカ 57.08(7) 103.79(7) 160.87
8 Sarah Meier スイス 55.57(10) 100.56(8) 156.13
9 Carolina Kostner イタリア 53.77(11) 99.73(9) 153.50
10 Elene Gedevanishvili グルジア 57.90(6) 93.56(13) 151.46
11 Liu Yan 中国 49.84(15) 95.46(11) 145.30
12 Mira Leung カナダ 50.61(14) 94.55(12) 145.16
13 Susanna Poykio フィンランド 53.74(12) 89.48(15) 143.22
14 Elena Sokolova ロシア 46.69(18) 95.66(10) 142.35
15 安藤 美姫 日本 56.00(8) 84.20(16) 140.20
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トリノ・フィギュアスケート女子シングルSP

2006-02-22 22:19:05 | スポーツ
美しい舞いの競演です!
スルツカヤがSPから首位になるかと思いましたが、トリを飾ったコーエンの息を呑むような華やかで情熱的で完璧なスケーティングを観たら、スルツカヤの観客を魅了する演技でも2位になったのは納得。荒川や村主もですが、まさにショーとしての完成度を競い合う試合でした。もうこれは誰がメダルになってもその演技に納得するしかないという感じになりそうなフリー。
荒川は幻想即興曲に合わせた大胆で勢いのある美しい滑りでした。確実に点を取れるレベルの構成で今まで回転不足と判定されがちだったジャンプもしっかり点を取れるように持ってきています。そして村主はテーマの「情熱」を見事に表現仕切っていました。コーエンのロシア・ジプシー民謡「黒い瞳」に合わせた情熱はオープンで迫力のあるものでしたが、村主のはまさに「秘めた情熱」という心の底に秘めたものを感じさせるスケーティングでした。滑走順が村主→コーエンだったのは幸運だったと思います。素晴らしいけれども、コーエンが先にもし滑っていたらどうしても地味に評価されてしまったと思いますから。でも村主の後半のメリハリの効いた滑りも素晴らしかったです!
ミキティも初めにミスをしてしまい8位と出遅れましたが、却ってプレッシャーなくフリーの4回転に挑めるのではないかと。
楽しみです!

フィギュアスケート女子SP□結果□
1位 サーシャ・コーエン アメリカ 66.73
2位 イリーナ・スルツカヤ ロシア 66.70
3位 荒川静香 日本 66.02
4位 村主章枝 日本 61.75
5位 キミー・マイズナー アメリカ 59.40
6位 エレーネ・ゲデワニシビリ グルジア 57.90
7位 エミリー・ヒューズ アメリカ 57.08
8位 安藤美姫 日本 56.00
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2005年版日本インターネット映画大賞結果発表(正式版)

2006-02-22 22:03:07 | 映画
2005年版日本インターネット映画大賞

正式版が発表になりましたのでお知らせ。忙しくしていて発表に気づくのが遅くて今頃ですが。
ミリオンダラー・ベイビーを観ていないのですが、これだけの得票を考えると観なかったのは惜しかったなと思います。でもイーストウッドの映画っていつもタイミング悪くて見逃している気がする・・・。
チャリチョコとオペラ座とネバーランドが入ったのが私的に満足です。そして主演男優賞がデップ☆
いろいろ映画賞の発表がある時期ですが、どうなるか楽しみです♪
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トリノ・スピードスケート男子1500

2006-02-22 12:34:44 | スポーツ
モーレツな最後の追い上げがスピードスケート史上初の金メダルをイタリアにもたらしました。5000の銅メダルでスピードスケート初のメダルをイタリアにもたらしたファブリスが、その勢いを保ったまま、現世界記録保持者で5000金メダルのヘドリック、前世界記録保持者で1000金メダルのデイビスをも上回り見事優勝。最後のカーブまではデイビスが優勝かと思われた素晴らしい滑りだったのです。つまり最後のストレートでのファブリスの滑りが如何に見事なものだったかと言うことで。地元イタリアの意地を見せましたねー。1500という距離の最後にぐんぐんスピードを上げていったファブリスは観ていてもホント驚異的なスケーティングでした。おめでとうイタリア!!

スピードスケート男子1500□結果□
1位 エンリコ・ファブリス イタリア 1:45.97
2位 シャニー・デイビス アメリカ 1:46.13
3位 チャド・ヘドリック アメリカ 1:46.22
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トリノ・フィギュアスケート男子シングル フリー

2006-02-21 22:34:52 | スポーツ
男子フリーは結局夜中の中継の録画を観るのに3日も費やしてしまいました。即感想あげたかったのに(涙)。
プルシェンコの優勝はもう初めから用意されていたような趣でしたね。バトルがSP6位から見事銅メダル獲得へ。ジャンプをフリーでは最初の転倒を除いては確実に決めました。反対にウィアーがSPでは美しく完璧に滑っていたのにフリーでは後半力つきたのが残念でした。ライザチェクもSP10位から頑張りました。高橋はSPで最初、フリーで最終滑走というくじ運の悪さがやはり緊張をもたらしたのか、フリーでは硬い動きのせいで精彩を欠いてしまったのが残念です。最後まで頑張って滑り切ったのですけどね。
ベルギーのバンデルペレンとベラルーシのダビドフが同じ曲「パイレーツ・オブ・カリビアン」で滑ったのが目立ちました。海賊と剣劇というテーマは華やかでメリハリがあって楽しいですね。

というわけで、あとは女子シングルの結果次第ではなんとロシア勢がフィギュア全種目制覇かも!?という期待がかかります。なにより美しく素晴らしいスケートを見せてもらいたいのがただフィギュアファンの気持ち♪


フィギュアスケート男子シングル自由□結果□
1位 エフゲニー・プルシェンコ ロシア SP90.66(1) 自167.67(1) 計258.33
2位 ステファン・ランビール スイス 79.04(3) 152.17(4) 231.21
3位 ジェフリー・バトル カナダ 73.29(6) 154.30(2) 227.59
4位 エヴァン・ライザチェク アメリカ 67.55(10) 152.58(3) 220.13
5位 ジョニー・ウィアー アメリカ 80.00(2) 136.63(6) 216.63
6位 ブライアン・ジュベール フランス 77.77(4) 135.12(7) 212.89
7位 マシュー・サヴォイ アメリカ 69.15(8) 137.52(5) 206.67
8位 高橋大輔 日本 73.77(5) 131.12(9) 204.89
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トリノ・スピードスケート女子1000/S大回転男子/カーリング

2006-02-21 12:56:22 | スポーツ
結局毎晩遅くまで頑張っている私(笑)。

◆おとといのスピードスケート女子1000は、岡崎残念でしたねー。やはり500と1000って疲労度が全然違うんですね。後半強い選手が上位に並びましたね。優勝したオランダのティメルが速かった!そしてオランダのイメージカラーのオレンジが似合う可愛い選手でした。でも日本選手は15位吉井小百合、16位岡崎朋美、17位田畑真紀・外ノ池亜希と頑張りました。

スピードスケート女子1000
□結果□
1位 ティメル オランダ 1分16秒05
2位 クラッセン カナダ 1分16秒09
3位 フリージンガー ドイツ 1分16秒11

◆夕べの大回転はすごい上位の闘いでした。期待のボディ・ミラーが6位ですもの。どんどん順位が入れ替わって行くので、一体誰がメダルを勝ち取るのか!?という感じでした。24位の吉岡大輔も本人は頑張って滑れたようなのでお疲れさまと言ってあげたいです。

S大回転男子□結果□
1位 ライヒ オーストリア 2分35秒00
2位 シュナル フランス 2分35秒07
3位 マイヤー オーストリア 2分35秒16
4位 ブルケ カナダ 2分35秒92
5位 ニーベリ スウェーデン 2分36秒05
6位 スビンダル ノルウェー 2分36秒06
6位 ミラー 米国 2分36秒06

◆そして女子カーリング!強豪を破り続けあと一つ勝てば準決勝リーグ進出と言うところまで頑張りましたが、ついにスイスに負けてしまいました。準決勝リーグには進出出来ませんでしたが、ここまでよく頑張りましたよね。小野寺選手上手いなあと思いました。日本のカーリングがここまで闘えるとは思ってなかったので、次の五輪楽しみが増えましたね!
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英国パブから紫煙が消える!?

2006-02-19 13:29:58 | 雑記
2月14日英国下院にてパブ・レストラン・職場など屋内の公共の場を全面禁煙とする健康法改正法案を圧倒的多数で可決。施行は来夏。スコットランドは来月から、北アイルランドは来年4月から、ウェールズ議会も追随方針。(朝日新聞2/16より)

イタリアは確か一昨年から試験的に全面禁煙を導入してもう今は施行されているのかな?これは不確かですが。
いずれにせよ欧州の禁煙志向は徹底されてきていますね。日本はいったいいつまで喫煙者に優しい社会を続ける気なのか。
職場が禁煙でも喫煙所で給料をもらっている人や、建物内で吸えないからと歩き煙草が最近増えているように思います。中でも外でも吸うな!と非喫煙者は言いたい。煙草を一箱1000円案はすごくいいと思うのですよ。
早く日本でもこんな法律が出来ますように。
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トリノ・パシュート

2006-02-17 12:55:30 | スポーツ
女子パシュート3位決定戦破れてしまいましたね~、残念。女子4位、男子8位です。
今年からの新種目であるパシュートですが、初めなんじゃこりゃ?と思い見始めたら意外に見てしまいます(笑)。
3人の選手が並んで揃って滑るのですが、出来るだけ同じ姿勢、フォームをすることで空気抵抗を押さえてスピードがが増すというものです。半周ずれてスタートし、相手チームに追い抜かれたら負け。追い抜かれなければ3人目の選手がゴールしたタイムで競います。pursuitは追跡・追求という意味なので日本語の競技名が「追い抜き」というのに最初はなんでかなと思っていましたが追跡され追い抜かれたら負けるからなのねー。
でも3選手が並んで同じフォーム・歩幅で滑り、時折前後が入れ替わりひたすら滑る様子が結構見ていると面白い。入れ替わりもスピードを落とさずにしないといけないので難しいし、体格や歩幅の違いを揃えるのはかなり高度な技術を要すると思います。しかもやはりチームプレイということで、一人が遅れたり転倒したりというアクシデントで結果がまったく変わってくるので観客もハラハラしてしまいます。地味な競技っぽいけど面白いですよこれ。しかし氷や雪に閉ざされた国というのはいろいろなスポーツを考え出すもんだなあ。
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映画「オリバー・ツイスト」

2006-02-15 23:57:34 | 映画
ジャンル:ヒューマン
製作年:2005年
製作国:イギリス
配給:東芝エンタテインメント、東宝東和
原作:ディケンズ
監督:ロマン・ポランスキー
出演:バーニー・クラーク
サー・ベン・キングスレー
ハリー・イーデン
ジェイミー・フォアマン


19世紀の英国。救貧院生まれの孤児オリバー・ツイストは満足な食事も与えられない救貧院から葬儀屋に奉公に出されるが、そこでも不当な待遇を受けロンドンを目指して逃げ出す。スリの少年に拾われ彼らを養うフェイギンという男に食事と寝床を与えてもらう。少年達のスリの現場に連れて行かれたオリバーはスリの疑いをかけられて逮捕されるが、疑いは晴れる。法廷で倒れたオリバーを、ハンカチを盗まれた裕福な紳士ブラウンロー氏が自宅へ連れ帰り引き取ることにするのだが、フェイギンと悪党仲間のビルはそんなオリバーを無理矢理連れ帰ってしまう・・・。


天使のような孤独な少年オリバーが苦労の末に幸せを掴むという、英国文豪ディケンズの名作を、「戦場のピアニスト」のロマン・ポランスキー監督が映画化。19世紀の街を丸ごと再現してしまったその映像は細部まで緻密に表現されている。少年達が走り回る路地や活気溢れる市場、馬車が行き交う街路。スリの少年達が住まう古ぼけた部屋も生活している息づかいが聞こえてきそうな程。オリバーを引き取る紳士の家はヴィクトリア様式の洗練された建物で清潔なベッドと美しく飾り付けられた廊下の装飾が、オリバーの貧しい暮らしとのギャップを目の当たりにさせる。
わずか9歳の少年が味わう労苦は現代からは想像もできないが、当時の救貧院の暮らしなど英国の下層階級の貧困ぶりは有名な話。逃げ出したものの流されるように悪い少年達の仲間に加わることになるオリバーだが、その無垢な心は汚されること
はなく、最後にフェイギンを牢獄に見舞った彼が、辛い目に遭わされながらも救ってもらった恩を感謝し「一度で良いから神様に謝って」という。気の狂ったようなフェイギンに「どうか赦してやって」と涙を流すオリバーの優しい心は、どんな環境に居ても挫けない強く美しい魂というものがあるのだということを観客に訴えていると感じた。
原作を読んでいる大人が観るには素直すぎる作品ではあるが、ポランスキーの、子供に訴え掛けられる作品を作りたいという気持ちが伝わってくる上質の映画。
OP・EDの挿画から実写へと映る映像が美しい。
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映画「単騎、千里を走る。」

2006-02-15 23:38:22 | 映画
ジャンル:ヒューマン
製作年:2005年
製作国:中国
配給:東宝
監督:チャン・イーモウ
日本編監督:降旗康男
出演:高倉健
リー・ジャーミン
ジャン・ウェン
チュー・リン
ヤン・ジェンボー


昔仲違いしたままの民俗学者の息子が末期癌だと知り、息子のために中国奥地の仮面劇を撮りに行く事に決めた父親・高田。息子が何を考え、何をして来たのかを知りたいと思う高田は、投獄されている仮面劇の役者に「単騎、千里を走る」を演じてもらうために彼の息子をさらに奥地の村へと連れに行く。高田の愚直な気持ちに心打たれた人たちが彼の願いを叶えようと高田と共に奔走する。息子に会いたくて泣いた父親、父親を見たこともない小さな男の子と、そんな彼らと接することによって、高田は自分たち親子の関係を見つめ直すのだった。


チャン・イーモウによる高倉健のための映画。とまさに言いたくなるような作品でした。言葉少なで不器用な父親。中国奥地の村に実際に住んでいる住人たちによ
るドキュメンタリーのような素朴で味わいのあるやりとり・風景。チャン・イーモウが高倉健をどのように捉えているのかが深く伝わるしみじみと感動を味わえる作品になっています。古い家並み、二人が迷うやさしい眼差しに満ちあふれている。
奥地の住人さえも「高倉健」の顔も名も知っているそうです。中国で初めて上映されたという「君よ憤怒の河を渉れ」(1976)を是非見てみたいと思いました。
日本編の撮影は降旗監督。すんなりとイーモウ監督の映像と解け合っています。
佳作な小品といえるでしょう。
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