祝勝会☆

まだかまだかと待って、ようやく記者会見＆祝勝会です。
もう１２時近かったのでは。
このあとは「寝たい」という下柳をよそに、一昨年の2.5倍の５千本のビールが用意された祝勝会のビール掛けは、今年も凄かった！
サンテレビの中継を見てたけど、もうテレビカメラがビールが掛かって曇って、もうなんだかよくわからない中、とにかく「サイコー！」とビールをダバダバぶっかけてました・・・。いやあ、楽しそう。
今年の祝勝会用Ｔシャツはシルバーのトラ（？）で格好いいねえ。一昨年は買わなかったけど、チラリと購買欲が・・・あぶないあぶない。
夜中中関西は教育テレビを除いたら殆どどこも延々と優勝特番です。選手達もたっぷりビールで酔っぱらっても、まだまだ眠れませんよ。各局に引っ張りだこで、インタビューが待ってます。下柳を早く寝かしてあげたい（笑）。

楽しい夜が更けていきます・・・・
明日の神宮どうなるやら（笑）

まあ、ここで英気を養って、是非とも日本シリーズをも制覇して下さい。

あー、楽しかった！！！！

阪神リーグ優勝 キタ━━━━(≧∀≦)ノ━━━━ !!!!!

とうとうやりました、二年ぶりのリーグ優勝☆
岡田阪神二年目の快挙です！！しかも甲子園、宿敵ジャイアンツの目前！！
今年は何と言っても中継ぎのＪＦＫ（ウィリアムズ、藤川、久保田）の活躍と、打点王今岡・金本、肋骨を痛めながら盗塁しまくった赤星たちの活躍があってこそ！
岡田の采配がここまで巧いとは正直吃驚です（笑）。
星野阪神とはまたちがった魅力のすてきな試合運び。そして死のロードを11年振り勝ち越し！どこをとってもこのリーグ優勝へ結びつく大きな流れが出来たいたという感じです。

実は本当に今日の試合は学校を休んででも見たかったくらい・・・（涙）。
休み時間の度に携帯で試合経過をチェックしてました。
授業が終わった頃にはもう優勝は決定していました・・・父からの
「阪神優勝や！」メールが・・・。しく。
リアルタイムで見たかったよう。
大阪駅はまだ甲子園で興奮しているであろう阪神ファンが帰る時間には早かったので、騒ぎになるまえに早々に帰路へ。警官がいっぱい出てたなあ。でもどうしても号外が欲しくて、京橋駅で途中下車。丁度刷り上がったばかりのホカホカ号外は読売新聞のでした（複雑・・・）。やけくそのようにトラとＶマークが踊る号外に、ちょと同情を禁じ得ませんでしたが・・・今年の巨人酷かったものなあ。やはりもうちょっと強くないと阪神の宿敵としては・・・。
号外を持って電車に意気揚々と乗り込んだら、隣のおっちゃん達に「お、阪神優勝決めたんか？」と聞かれ、思わず交流。
試合経過を携帯でチェックする。最近試合経過を字で見るだけでも結構試合の流れが解るようになってきた気がするよ・・・。どうやら良い感じにつなぐ野球だったみたいです。下柳がばっちり抑えてくれたようですが、その後のＪＦＫ（今日はＦＪＫ）のＦＪ共見事にピシャリと抑えたようで。
家に帰り着いてからテレビにかぶりつき。どこも既に優勝特番になっていて、今季を振り返ったりしている。私が知りたいのは今日の試合経過だ！結局携帯の試合経過とダイジェスト映像を元に想像を巡らすことに（涙）。「きょうもあぶなげな投球の」久保田のお陰で矢野・高橋由・二岡に打たれてしまって完封はなりませんでしたが、まあ一点で良しとしよう（エラそう）。
とにもかくにも、見事な試合だったようです。
本当におめでとう！
岡田の亡父の誕生日だという今夜、甲子園の宙に５度舞った岡田も嬉しいことでしょう。岡田のお母さん涙ぐんでたし。一昨年は星野のお母様が亡くなられたのを隠してたんだよなあ・・・。
次は「一昨年の忘れ物」を取りに行かねばなりません！
目指せ今年こそ「日本一」！！
85年をもう一度！


■９月２９日（木）　阪神５ー１巨人（甲子園球場）■

試合経過

〔巨人〕 内海（負）－マレン－酒井
〔阪神〕 下柳（勝）－藤川－ウィリアムス－久保田


＊一回裏＊
0OUT 　　【赤星】 遊失 Ｔ0-0Ｇ
0OUT 2塁 【鳥谷】 遊ゴロ Ｔ0-0Ｇ
1OUT 2塁 【シーツ】 空三振 Ｔ0-0Ｇ
2OUT 2塁 【金本】 右ゴ安　Ｔ1-0Ｇ
2OUT 1塁 【今岡】 右飛　Ｔ1-0Ｇ

＊二回裏＊
0OUT　　　　【スペンサー】 左直２　Ｔ1-0Ｇ
0OUT 2塁　　【矢野】 中直安　Ｔ1-0Ｇ
0OUT 1・3塁 【関本】 左ゴ安　Ｔ2-0Ｇ
0OUT 1・2塁 【下柳】 投犠打 Ｔ2-0Ｇ
1OUT 2・3塁 【赤星】 二ゴロ　Ｔ3-0Ｇ
2OUT 3塁 【鳥谷】 投ゴロ Ｔ3-0Ｇ

＊七回裏＊
0OUT 　　　 【赤星】 三飛 Ｔ3-0Ｇ
1OUT 　　　 【鳥谷】 二ゴ安 Ｔ3-0Ｇ
1OUT 1塁 【シーツ】 左飛　Ｔ3-0Ｇ
2OUT 1塁 【金本】 中直安 Ｔ3-0Ｇ
2OUT 1・3塁 【今岡】 四球 Ｔ3-0Ｇ
2OUT 満塁 【桧山】 右直安　Ｔ4-0Ｇ
2OUT 満塁 【矢野】 左ゴ安 Ｔ5-0Ｇ
2OUT 満塁 【藤本】 投ゴロ　T5-0Ｇ

学校休みたい…

阪神の試合が見られないよ！胴上げ見たい！
なんで今日学校があるんですか！！（←いつもあるっちゅーねん）
休みたいよう…

地元既に優勝ムード漂う

岡田監督の実家がある我が町の商店街は今日の試合の前からすでに「岡田監督おめでとう　祝阪神タイガース　優勝万歳」の横断幕が。
２０年前の記憶は薄いけど、すっごく盛り上がってましたよ。買って貰ったトラッキーのぬいぐるみ、まだあるんじゃないかなあ。
二年前は星野阪神だったからそうでもなかったけど、今年は結構気合い入ってる様子・・・。とかいいつつ、上を見上げてあるかないもので、今日の夕刊に記事が載っていて初めて気づいたんだけどね（笑）たまには上を向いてあるきましょう♪
寂れつつある商店街を元気づけるためにも、いっちょセールでもやって盛り上がって下さいまし☆

Ｍ１

・・・もう、解禁だよね！？
阪神タイガース、セ・リーグ優勝までマジック１です☆☆☆
あっとっひっとつ！！！
藤川が今季78試合目の登板で、稲尾のシーズン最多登板のプロ野球記録（1961年西鉄）に並びましたよ！おめでとー！
いよいよ明日、甲子園で胴上げを見せてもらえるのを楽しみにしてますよ～♪
村上ファンドなんかカンケーない！
日本一目指して頑張れ！！

秋仕様に

梅雨時からずっとカエルがゲコゲコしてたので、秋仕様に変えてみました。

映画「ルパン」Arsene Lupin 2

クラリスの胸に輝くこれがカルティエのジュエリー

映画「ルパン」Arsene Lupin

原作：モーリス・ルブラン
監督：ジャン＝ポール・サロメ
音楽：デビー・ワイズマン
出演：ロマン・デュリス
　　　クリスティン・スコット・トーマス
　　　パスカル・グレゴリー
　　　エヴァ・グリーン


フランスの気障な怪盗紳士、アルセーヌ・ルパンが誕生して今年で100年。
制作費35億円、登場する数々の宝石はカルティエ全面協力という豪華絢爛なベル・エポック絵巻。
19世紀末から20世紀初頭のベル・エポックといえば、貴族文化の円熟と自動車・飛行機・映画と言った近代機器が登場する華やかな時代でもあり、かたや貧富の圧倒的な差の中で食べる物にも事欠く貧民たちが地をはいずるように生きていた時代でもあり。その光と影を織りなす時代の狭間を優雅に駆け抜ける怪盗紳士、アルセーヌ・ルパンは、人を殺さず、女子供には優しく、金持ちから盗み貧しい人々に施す義賊。その天才的な盗みと変装術は、彼を追いかけるパリ警察の敏腕警部たちをもうならせるほど。
子供の頃にルパンの冒険に胸を高鳴らせた子供も多かった、そんな世界的ベストセラーを本家フランスがついに映画化。
監督のジャン＝ポール・サロメはソフィー・マルソー主演「ルーヴルの怪人」で美しいルーヴル美術館を余すところなく表現。キャストは若きルパンに「猫が行方不明」のロマン・デュリス、美しく残酷な女伯爵に「ゴスフォード・パーク」「イングリッシュ・ペイシェント」のクリスティン・スコット・トーマス、ルパンに執着を見せる謎の男に「スズメバチ」「ジャンヌ・ダルク」「王妃マルゴ」のパスカル・グレゴリー、そしてルパンの美しく気高い従姉妹クラリスには「キングダム・オブ・ヘヴン」で注目されるエヴァ・グリーン。
19世紀～20世紀の英仏を愛する私としては時代背景と映像が気になるところ。カルティエ提供のジュエリー達は、アーカイブ・ジュエリー15点とゴージャスな「王妃の首飾り」。これはアーカイブのデザインと実際の王妃の首飾りから着想し復元されたもの。宝石の煌めく輝きから始まるOPからうっとりさせられます。月の石レベルの宝石好きとしては（よーするに見るだけ）、パーティーの場面の美しく着飾る女性達のドレスに釘付けです。そういえば、クリムトの絵画の女性も首にどっさりと重そうな首飾りをしていましたね・・・。首が凝りそうではありますが、見ている分には至福。ジョゼフィーヌ＝カリオストロ伯爵夫人の官能的なナイトドレスも必見です。ううん、やっぱり好きだなあこの時代。イギリス社交界とはまた違った官能と退廃の世界です。一世紀前のパリを知りたい方は是非この映像で。グラン・カフェもカルティエも当時の姿が再現されています。ポン・ヌフだって作りかけです（笑）。
「マイノリティ・リポート」を参考にしたと豪語するサロメ監督のこの「ルパン」は、原作とはかなり違う部分も多々あれど、ひとつの新しいヒーロー像としてのルパンを作りあげているようです。「ルーヴルの怪人」でのＢ級っぷりがある意味遺憾なく発揮されているのが楽しい。惜しむらく原作の中で有名なエピソードをたくさん入れようと詰め込み過ぎ感は否めず・・・。
今作は、若気の至り的に女に翻弄され、出し抜かれるちょっとまだまだ青いルパンが主役の「ルパン・ビギンズ」らしいので、シリーズ化予定ということでしょうか。伯爵夫人がルパンの息子を盗んで育てちゃってますから、ルパンvs伯爵夫人＆息子という構図で次回予定？？でも仏語圏はともかく、興行的にはキビシイでしょうねえ・・・日本でも拡大ロードショーと言いながらテアトルなどミニ・シアターだけだもん・・・。これを機にルパン人気が少しでもUPすればいいのにと思ってはいるものの、一作目にこそスマートで格好いいこれぞ怪盗紳士！みたいなルパンを見せて欲しかった気も・・・。実はおフランス俳優のハンサム概念がちと私とは違うのは前々から解っていたものの、今回のルパンでも思い知らされ・・・。実はパスカル・グレゴリーがこの中では一番好みだったりして。
とにかく大阪初日9/23の翌日整理番号４番をゲットしてはりきって見に行った甲斐は・・・宝石とドレスに関してはあったと思います。

真夜中の銭湯

昨日はお友達のたじちゃん・くもちゃんが遊びにきて宴会。
以前友人がくれた純米酒「天穏（てんおん）」（美味しかったこれが）がうちにあったので、近所のお総菜屋さんで買ってきたおかずでお家飲み。そこにたじちゃんが持ってきてくれた白ワインと酒屋で買い足した金柑酒と。家で飲むとペースゆっくり飲めて良いですねえ。そしてぐだぐだヲタ話。そういえば昨日は「電車男」の最終回だったわ・・・。
くもちゃんの買ってきてくれた堂島ロール（嬉☆）が久々に美味しくてvvv
いい加減に酔いも回って来たところで夜中の２時に近所の銭湯へ。
（注：飲酒をして入浴するのは止めましょうね☆）
夜中の銭湯って人も少なくて薄暗くて楽しいねえ。ラドン温泉って何？怪獣！？というわけのわからない温泉ですが、お風呂が数種類あって入浴料360円。普通の浴槽のお湯がやけに熱く（長風呂避けか？？）、電気湯にビリビリ怖くなりましたが（本当に痺れる！）、塩湯がぬるめでゆっくりつかれました。脱衣所のテレビでは「水戸黄門外伝・かげろう忍法帖」をやってて気になりました・・・。銭湯行ったの何年ぶりかなあ・・・面白体験だったわあ・・・。
そして帰って寝入るまで延々おお振り萌え話楽しかったよ、くもちゃん・・・☆
翌日すっぴんでお好み焼きもなんのその！久々全開で遊んだ～って感じの一日でした。
次回は是非「焼鳥→世界の大温泉ス○ワールド」コースで！！（オヤジ丸出し）
はああ、遊び疲れた・・・。

郵便不祥事

なんというか・・・運の悪いという話。

今日郵便局員がやって来まして、なんと私の出した郵便物が相手方に届いてなかったという謝罪でした。
先日某大阪の郵便局員が金券など目当てに郵便物を多数隠匿していたと言う事件が発覚し逮捕されたのは知っていましたが、まさかその中に自分の郵便物があるなんて夢にも思わなかったよ・・・。
２月に出した英国帰国報告・・・７ヶ月経って届いてなかったと判明しても今更送れないって（怒）！
持ってきたのはお詫びのプリントと再投函用の切手とボールペンと私の届けてもらえなかった郵便物。
公社化でこんだけいい加減なら、民営化したらどうなるんだ？？それとも国営でもなんでも体質は変わらんのか？
民営化自体には反対じゃないけど、本当に徹底的に効率と信頼性のアップを図ってからにしてもらいたいです。

しかし、本当に私って運が悪い。
どうせ当たるなら宝くじとかさあ・・・・・・。

翻案「チャーリーとチョコレート工場」

ふと、友人のブログに
＞世の中には如何にチョコレートを好きな人間が多いのかと思いました。
＞「与作とあんこ工場」とかじゃこうはいかんよ。
と書いたところ、友人から素晴らしいネタを提供してもらい笑いこけました。
そこで続きを考えることになり。
なんだか結構壮大な民話風に仕立ててしまいましたよ・・・。
日本昔話、というより、柳田国男民話風（笑）？？？
映画を見た人に読んでもらいだいなあ～(^_^)わはは。

「与作とあんこ工場」

はじまりはじまり～☆




※映画ネタバレしまくりなので、未見の人は読まないでね！！！








*************



「与作とあんこ工場」



　時は明治。文明開化の風が吹き、侍も商人も農民も同じ身分になった頃。東北の寒村には、文明の波はまだ遠かった。


　与作は村で一番貧しい農家の息子。藁葺きの屋根が半分落ちたようなみすぼらしい家で、家族みな肩を寄せ合って貧しくても仲良く暮らしていた。特にこの数年は酷い飢饉が続き、近隣の村でもたくさんの餓死者が出ていた。与作達も、明日は我が身という辛さだった。


　与作の村には旧盛岡藩の作ったりっぱなあんこ工場があった。日本一だという「卯太郎餡」という名前のたまらなく美味しいあんこを作って儲けている工場だった。雲をつくような高い煙突からは、どんなに小豆が不作の年でも、甘いあんこのにおいが漂ってくる不思議な工場だった。誰が働いているのかも、外からは一切わからない、その不思議な工場が与作は大好きだった。あんこなど到底口に入る生活ではなかったが、その工場の煙を吸うだけで、不思議にお腹がいっぱいになるのだった。


　工場の煙で飢えを凌いでいた与作は、ある日あんこ工場の垣根が僅かに壊れて入れることに気がついた。そこに村名主の息子達がやって来て、悪戯に入ろうとするのを止められず、一緒に中に入ってしまう。


　あんこ工場は、与作の想像を超える不思議な場所だった。工場の中は外の雪景色が信じられないような鮮やかな光景が広がっていた。至る所に生えている枝ぶりの大きな木には餅がこぼれ落ちんばかりになっている。工場の真ん中を流れる小川は小豆色。滝からは葛きりが雨のように流れ落ちている。ふかふかの麩の山裾には小さな沼があり、ボコッボコッと湧きあがっているのはなんとぜんざい。寒くなると山には真っ白な道明寺粉が降ってくる。川向こうには寒天の森。高級天草が所狭しと育っている。与作にとってはまるで桃源郷のような場所だった。


　その中で、与作はついに工場の働き手を発見する。餅をついたり、挽くだけで甘い和三盆が出てくる不思議な石臼をゴリゴリと回しているのは、愛嬌溢れる妖怪達。まるで百鬼夜行のように色々な姿形をした妖怪達が、陽気に和菓子を作っていた。工場の奥にはたくさんの部屋があり、小豆とぎとウサギが協力しておはぎを作ったりしている。


　不思議な不思議な空間を歩いて行くうち、名主の息子たち悪戯者たちは妖怪に引き込まれるように姿を消してしまう。最後に残った与作は、ついに工場の奥の奥、大きなお屋敷のその奥にある座敷に辿りついたのだった。


　だだっ広い座敷にたった一人座っていたのは、工場主の歌島卯太郎だった。へんてこな格好をした彼は、たった一人もう十年もここにいるのだった。


　卯太郎の父は盛岡藩の剣術指南役で、その道で知らぬ者のない剣客だった。父は卯太郎に剣術道場を継がせるべく、厳しく育てていたが、卯太郎は剣術よりも和菓子が好きという変わり者だった。大喧嘩をして家を飛び出した卯太郎は和菓子屋で修行に励み、ついに盛岡藩の援助を得てこの大きなあんこ工場を建てたのだった。


　その頃、時代が大きく変わり、たくさんの争いの果てに幕府は倒れ、新しく成った明治政府は藩を廃し、四民平等をうたい侍は刀を捨てさせられた。卯太郎は父が指南役を解かれ、職を失い、弟子の居なくなった道場を守ってひっそりと暮らしていると風の噂に聞いた。しかしとても会いには行けなかった。父が自分の為を思い厳しくしたことを、今頃になって理解したのだった。自分は親不孝者で、酷い息子だった。


　卯太郎は十年も一人で過ごし、淋しくなっていた。だからあんこ工場の後継者を捜して、わざと垣根を壊したのだった。たった一人屋敷の奥に辿り着いた与作に工場を譲ろうとしたが、与作は家族を残しては行けないと断った。与作のまっすぐな心と家族を思う気持ちに打たれ、卯太郎は父に会う決心をしたのだった。


　年老いた父は卯太郎の工場の事が書かれた瓦版を大事にしまって息子の帰りを待っていた。ようやく涙ながらに父と和解した卯太郎は、それから工場を開放し、村の飢饉には工場のあんこを提供するようになった。工場の妖怪たちも村人と交流するようになり、村を妖怪が歩き回るという不思議な光景がなんでもない日常になっていった。


　与作は家族と共にあんこ工場の屋敷に移り住み、卯太郎と父たちと、仲良く、飢えることのない、豊かな生活をずっと送ったと言う。



　東北のどこかにあるという、不思議な村の言い伝えである・・・・・・。




　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　終わり☆


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結構勢い一時間くらい真面目に書いてましたヨ・・・・それってどうよ？？？？

中秋の名月

月月に月見る月は多けれど 月見る月はこの月の月（詠み人知らず）

本日は中秋の名月。古来から薄に月見団子・里芋・枝豆・栗、そしてお酒を供えました。中国ではとてもメジャーな習慣で月餅をお供えします。韓国ではチュソク（秋夕）と言って松餅というお菓子を作ります。

今日は昼間も暑いくらいに晴れ渡って、満月日和☆
というわけで、さっそく月見団子を買ってきました。
これで薄の穂でも有れば良い風情なのですが、残念。
代わりに銀杏と紅葉の葉をディスプレイしてみました（笑）

映画「チャーリーとチョコレート工場」

監督：ティム・バートン
出演：ジョニー・デップ
　　　フレディ・ハイモア
　　　ヘレナ・ボナム＝カーター
　　　ノア・テイラー
　　　クリストファー・リー
　　　ディープ・ロイ


ティム・バートン＆ジョニー・デップの豪華コンビが描く、夢いっぱいのファンタジー。
児童文学の名作の映画化でバートンがメガホンととる、と聞けば期待も高まるというもの。デップの白塗り＆おかっぱの奇天烈な格好を見ただけで、わくわくしてきます。
貧乏で特別な才能もないチャーリー・バケットの町には、世界で一番大きなチョコレート工場がありますが、誰も入った事がなく、従業員の姿を見たこともない、不思議な不思議な工場でした。ある日世界中で５人の子供たちだけに、夢の工場見学ツアーが出来る黄金のチケットが贈られます。その中でもたった一人、驚くような賞が貰えるというのです。一年に一度、誕生日にしかチョコを貰えなかったチャーリーは幸運にも(というか、拾ったお金で、というところを単なる幸運と片づけていいのやら)チケットを手に入れることに。チョコレートが大好きなチャーリーはかつてそこが普通の工場であった頃に従業員として働いたことのあるお祖父ちゃんと一緒に工場見学に向かいます。出てきたのは奇天烈な格好の社長ウィリー・ウォンカ。そして工場の中はチョコレートの滝や小川が流れる夢のような世界でした・・・・。
さすがおとぎ話を描かせたら右に出るものはいないバートン監督。チョコレート好きがまさに夢に描くような子供心溢れる映像は、見る者をチャーリーと同じようにドキドキさせてくれます。この工場には一体どんな不思議が詰まっているのかな・・・？と。誰も見たことのなかったチョコレート工場の従業員はウンパ・ルンパという小さい人達。みんなが同じ顔をして一生懸命働いている。歌とダンスが好きで、久しぶりのお客様に大張り切りで奇妙な歌とダンスを披露するのも楽しい。チョコレートの製造過程もマニュファクチュアなどなんのその。滝の水圧でチョコレートをかき混ぜふんわりさせ、リスがナッツを剥いてしまいます。工場には秘密の部屋がたくさんあって、そのどれもが奇想天外なウォンカ社長の発想を現実にするもの。エレベーターだって縦横無尽に飛んでしまいます（本当にタテにもヨコにもナナメにも飛んじゃう！！）。
チョコレートの小川なんて、聞いただけでも甘いモノ好きがうっとりしちゃいそう。テレビ画面に手を入れるとCMのチョコレートが手に取れたり（つまり空間移動出来ちゃう！）、ナッツの殻を一生懸命剥いているのはなんとリス！！ナッツの良し悪しまで音で聞き分けてしまう利口者たちです。
ドキドキわくわくしながら見てしまいますが、工場の外に出ようともしない孤独なウォンカ社長の抱える過去や、他の子供達へのブラック・ユーモア溢れる教訓などなど、楽しみながらいつのまにかいろいろ考えさせられてしまところが心憎い。特別な子供でもないチャーリーは、どうしてチョコレートの甘い罠に陥らずに優勝出来るのか、彼が一番大事にしていたのは、なんだったのか。ウォンカ社長の孤独は子供時代の思い出が原因だったのですが、チャーリーに励まされ、克服していきます。それは・・・家族への愛。家族からの愛。一番大切なのは、チョコレートではなく、家族なのです。チャーリーには貧乏でも愛すべき家族がいます。優しい両親とおじいちゃんおばあちゃん達。貧乏だって、愛のある所には幸運がやってくるのです。そんな心温まるストーリーが、ストンと心に入ってくるのだから、凄いです。世間の垢にまみれて汚れてしまった大人がこんな素直な物語を納得してしまうバートンの魔法。うーん、相変わらず巧いですねえ。
デップとフレディ・ハイモアは「ネバーランド」から二度目の共演。チャーリーの素直な瞳がウォンカ社長の淋しい心に響いたのでしょうね。デップの子供は、撮影現場に来て「パパ、変」と言ったそうですが（そりゃ・・・）、そんなまさに奇想天外な俳優デップの次作「パイレーツ・オブ・ザ・カリビアン２」はまたまた楽しみな作品です。鍛冶屋と姫は出てくるのでしょうね・・・？
ノア・テイラー見ると、「アドルフの画集」の貧乏画家アドルフ・ヒトラーのイメージが浮かんでしまうのですが、やっぱり貧乏なんだな・・・。
デイビッド・ケリーを始めとする、チャーリーの祖父母達が本当に良い味を出していて、バケット家の頓狂で愛くるしい貧乏生活が画面から滲み出ています。ドアも家も斜めの家に住んでいても、当たり前に思わされるのがバートン・ワールド。
ある意味映画で一番登場シーンの多かったのはウンパ・ルンパのディープ・ロイ。どんだけモーション・キャプチャーで踊り狂ったのでしょうか・・・。
私的にはリスのクルミ割りがラブリーでした。うちの子はクルミを割れなかったアホで可愛い子でした・・・うる。
さて、お次はストップ・モーション・アニメ「ティム・バートンのコープス・ブライド」が１０月にお目見え。声優陣は「チャーリートチョコレート工場」から。こちらも楽しみです。

10/1公開映画「シン・シティ」

シン・シティ
監督ロバート・ロドリゲス。ゲスト監督（？）クエンティン・タランティーノ。
出演はブルース・ウィリス、ジェシカ・アルバ、ミッキー・ローク、ベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ハートネット、クライヴ・オーウェン、イライジャ・ウッド他主役級超豪華スター共演！！

STORY：憎しみと裏切りが支配する罪の街、シン・シティ。ある日3人の男たちは再び出会う。失ったはずの愛に。そして誓うのだった。この愛のために、女を闇の権力から守るために、自らの命を捧げると……。 （@niftyMovieより）

DVD「FINAL FANTASY Ⅶ ADVENT CHILDREN」

「ファイナル・ファンタジーⅦ　アドベント・チルドレン」
FFをやったこともない人間が、発売日にコレを観賞。
遊びに来た友人が購入していたので、見ることにしたのですが、TVのCMを見てゲームの新作だと疑っていなかった私は「え？DVD？ムービーなの!?」と吃驚。
CG映像は好きなので映像がめちゃめちゃ綺麗ですごーいと思って見ていたのですが、勿論話は殆ど分からず、友人に解説を入れてもらいながら。
さんざんの評判だった映画「FF」もわからないまま取り敢えず見に行ったヒトなので、あれよりは分かりやすく、明るい話だと思いました。（映画は救いがない・・・）いやいや、CG技術ってホント進歩してるんですねーと。
（ゲムでPHSだったのが携帯になっていると聞いて爆笑）
しかし暗くてうだうだぐるぐるしている主人公というのは日本の作品の典型だな。